Archives for the Month of 5月, 2020

週末 2020年図録用撮影日

毎年、この時期に個展の図録用に彫刻作品の写真撮影を行っています。数えればもう15回目になりますが、この日が新作のゴールになるため、私は朝から気持ちが休まることはありません。集合彫刻である私の作品は、今日漸く完成して初めて […]

週末 母の四十九日法要&撮影準備

母は4月7日に他界し、4月13日に葬儀を行いました。享年94歳。大正、昭和、平成、令和を生きた人でした。今日は我が家の菩提寺である浄性院で四十九日法要を行いました。葬儀の時よりやや多い人数で法要を行い、母の遺骨は墓石の下 […]

外出自粛の5月を振り返る

今日は5月の最終日ではありませんが、今月のことを振り返ってみたいと思います。5月末は週末で、明日の土曜日は母の四十九日法要があり、明後日は図録用の作品撮影日になっていて、そのことについてNOTE(ブログ)に書こうと思って […]

与えられた時間という考え方

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために緊急事態宣言が出され、横浜でも漸く解除に漕ぎつけたところです。職場も来週からほぼ通常通りになりますが、新たなクラスターが発生しないように万全な構えでいきたいと思っています。仕事が縮小 […]

新しい図録のレイアウト考案

私は個展の度に新しい図録を用意しています。図録は大きさも頁数も決めてあって、毎年内容だけを変えているのです。今年で15冊目になります。カメラマンによって撮影され、全頁カラー版にしているのは理由があります。私の彫刻は集合彫 […]

早朝制作について

勤務が終わってから帰路の途中や帰宅した後で工房に出かけて、夜の時間帯を陶彫制作に充てたことは今までに何回もありました。数年前には真冬に凍てついた工房に連日連夜通ったことも記憶しています。今週は新しい取り組みとして早朝の時 […]

新鮮さを呼び覚ます遊び心

昨晩、週末の制作疲れでぐったりしてテレビを見ていたら、ベテラン染色家の制作風景と作品が映し出されて、ハッと新鮮さを感じました。NHK日曜美術館で取上げられていたのは現在97歳の柚木沙弥郎氏。前に一度放映されていたものも含 […]

週末 木彫の完了&窯入れ

図録用の撮影日まであと1週間になりました。つまり来週の日曜日には作品は全て完成していなければならず、ずっとやってきた制作工程は5月31日をゴールにしているのです。そのために今日は何をやるべきか考えました。まず昨日から取り […]

週末 テーブルを支える柱を彫る

新作のテーブル彫刻「発掘~突景~」のテーブルを支える柱を彫る作業を今日行いました。柱は3本あり、三角形のテーブルを3点で支えることになります。柱はテーブルを突き刺して上部に伸びていくようにしました。新作の「発掘~突景~」 […]

2つの道筋について

今日のタイトルは私の二足の草鞋生活に関するものです。ひとつはウィークディの仕事についてのことです。新型コロナウイルス感染症予防のための緊急事態宣言が今も神奈川県に出されていますが、そろそろ宣言が解除されて、仕事が通常勤務 […]

小品を1点廃棄することに…

今年作っている陶彫の小品「陶紋」は5点ありましたが、窯出しをしたところ5点のうち1点に罅割れがあり、修整不可能と判断して廃棄することにしました。廃棄を決めた1点は、彫り込み加飾を一番細密にやっていたので残念に思いました。 […]

慣れてきた在宅勤務

神奈川県は緊急事態宣言が今月末まで延長される見込みです。私の職場はテレワークは出来ず、職場で扱っている個人情報も持ち出せず、在宅勤務でやれる仕事は限られています。職場には毎日数人の職員しか出勤しておらず、しかも人と人との […]

深夜に窯を見に行く

今朝と言っても午前1時過ぎですが、停電が発生しました。我が家は小高い丘の上にあって、対面にはたくさんの戸建て住宅が見渡せますが、そこは停電をしていないようで、ところどころに明かりが灯っていました。停電は広範囲なものではな […]

「聚景」印のデザイン

私の立体作品は、陶彫による部品を組み合わせて構成する集合彫刻で、ギャラリー等で展示する際に別々に箱詰めした陶彫部品を取り出して、番号を確かめながら組み合わせていきます。工房では全体像を考えながら部品を別々に作っているので […]

週末 陶彫制作の正念場

今日は朝から工房に篭りました。大作「発掘~聚景~」では屏風と床を繋ぐ陶彫部品が残り数点になり、それらの成形をやっていました。いずれも大きな陶彫部品ではありませんが、数多く作らねばならず、切迫した焦りを感じました。途中で混 […]

週末 自宅リフォーム完成&陶彫制作

今日の午前中に自宅リフォームを担当してくれた業者がやってきて、最終チェックを行なった後、リフォームが完全に終わったことを伝えてくれました。自宅は30年前、亡父が残してくれた植木畑に建てました。因みに農道を挟んだ別の植木畑 […]

読書癖で保つ外出自粛

職場勤務と自宅勤務を正副管理職で交互にやっている生活が続いています。先行きが見えない不安を抱える中で、こんな事態は社会人になって初めてのことですが、海外での留学を含め長い学生生活を送ってきた私は、暇人として生きた時間が多 […]

「第4章 東京時代」について

「レオニー・ギルモア」(エドワード・マークス著 羽田美也子 田村七重 中地幸訳 彩流社)の「第4章 東京時代」についてのまとめを行います。世界的彫刻家イサム・ノグチの母であるレオニー・ギルモアはどんな生涯を送ったのか、本 […]

日系彫刻家の出発点

現在、世界的な彫刻家であるイサム・ノグチに纏わる2冊の書籍を読んでいます。イサム・ノグチは氏名の由来通り日系アメリカ人です。特異な環境の中で誕生し、人種差別があった時代に育ち、やがてグローバルな世界にアーティストとしての […]

「第3章 ロサンジェルス時代」について

「レオニー・ギルモア」(エドワード・マークス著 羽田美也子 田村七重 中地幸訳 彩流社)の「第3章 ロサンジェルス時代」についてのまとめを行います。世界的彫刻家イサム・ノグチの母であるレオニー・ギルモアはどんな生涯を送っ […]

5月RECORDは「緑」

今年のRECORDのテーマを数ある色彩から一色選んで採用しています。5月は季節感のある「緑」にしました。相原工房から眺める木々の美しさにいつも心が安らぎ、陶彫制作の休憩には青葉若葉を楽しんでいます。これは亡父の残してくれ […]

週末 L字型陶彫部品の制作

今日は朝から工房に篭ってL字型陶彫部品の制作に励みました。L字型陶彫部品というのは、昨日から始めた屏風と床置きの陶彫を繋ぐ陶彫部品のことです。屏風は床から垂直に立ち上げているため床に接する陶彫部品は、屏風面(垂直)と床面 […]

週末 「聚景」屏風と床を繋ぐ陶彫制作開始

週末になりました。ゴールデンウィーク5日間でやり残した陶彫制作を今日から始めました。それは「発掘~聚景~」の屏風と床置きの陶彫を繋ぐ陶彫部品の制作で、まずは屏風から床へ接する第一の陶彫部品から始めることにしました。屏風に […]

「第2章 ニューヨークとニュージャージー時代」について

「レオニー・ギルモア」(エドワード・マークス著 羽田美也子 田村七重 中地幸訳 彩流社)の「第2章 ニューヨークとニュージャージー時代」についてのまとめを行います。世界的彫刻家イサム・ノグチの母であるレオニー・ギルモアは […]

「第1章 生い立ち」について

「レオニー・ギルモア」(エドワード・マークス著 羽田美也子 田村七重 中地幸訳 彩流社)の「第1章 生い立ち」についてのまとめを行います。世界的彫刻家イサム・ノグチの母であるレオニー・ギルモアはどんな生涯を送ったのか、本 […]

GW⑤ 連休の制作を振り返る

ゴールデンウィーク5日目になり、今日で連休が終わります。連休中は自宅と工房の行き来だけで、ほとんどどこにも出かけず、陶彫制作一辺倒でした。敢えて言えば仏壇を購入しに家内と仏具店に出かけたくらいです。仏壇は家内の実家にあっ […]

GW④ 「陶紋」の制作継続

ゴールデンウィークの4日目を迎えました。一昨日から小品「陶紋」の制作に入っていて、今日も制作を継続しました。新作の「陶紋」は5点作る予定です。そのためのタタラを準備していたので、今日は昨日に続いて4点の成形を行いました。 […]

GW③ 「陶紋」の新作に取り掛かる

陶彫による小品は、10数年前のギャラリーせいほうで開催した最初の個展から出品し続けています。まず最初は「球体都市」40数点を何年かに亘って展示しました。「球体都市」は既に売れた作品もあります。次に始めたのが「陶紋」で現在 […]

GW② 「突景」3点目の陶彫制作

テーブル彫刻「発掘~突景~」はテーブルの上に3点の陶彫部品を置く計画で、昨日から3点目の陶彫制作に入っています。3点目の陶彫部品は一番小さなサイズで、テーブルの真ん中に置く予定です。成形から彫り込み加飾までを7時間くらい […]

GW① 連休の制作目標

今日からゴールデンウィークとして5連休になります。この5日間の制作期間をどのように使うか、見通しをもって制作に励みたいと思います。まず、乾燥に時間が必要な陶彫制作を優先させることにします。現在取り組んでいる「発掘~突景~ […]

例年とは異なる5月です

新型コロナウイルス感染拡大が、日常生活に影響を及ぼす状況がこのところずっと続いています。5月になっても通常の生活に戻れる気がしません。そんな中ですが、今月の創作活動について考えてみたいと思います。創作活動は幸いにも職場で […]