Archives for the Month of 9月, 2010

涼しさ増す9月の終わり

「猛暑続く9月の始まり」というタイトルで始まった9月ですが、「涼しさ増す9月の終わり」というタイトルで締めくくることができます。今月初めに懸念していた長く工房に留まれるかという問題は、気候があっという間に変わってあっさり […]

久しぶりに北斎漫画

久しぶりに北斎漫画全三巻(岩崎美術社)を見ています。たしか北斎漫画がまとまって発売された時に、どうしても欲しくなって購入した記憶があります。随分前のことで全三巻がダンボール製の箱に入っていました。箱は黄ばんでしまって、書 […]

北斎の表現に学ぶ

今月は葛飾北斎の怒涛図「男浪」「女浪」や富獄三十六景「神奈川沖浪裏」に見られる波頭の表現を、何とか自分のものにしようと模倣を続け、また模索を繰り返してRECORDにしてきました。襲いかかる波頭を、線による輪郭で巧みに描写 […]

疲労残る週初め

先週末の頑張りが影響して、やはり今日は微妙に疲れを感じます。職場での仕事は、週末の創作活動と比べると神経の使い方が違います。職場は職場で施設面や人事面で山積する仕事があって大変です。何十年も公務員と彫刻家の二束の草鞋を履 […]

週末 工房に9時間

作業がやりやすい気候になりました。夏の猛暑で遅れた工程を何とかしようと、今日は朝8時から夕方5時まで9時間の制作をしました。まず昨日作っておいたタタラを使って成形を3点。今日は肉体労働ではなく精神労働です。タタラの強度を […]

週末 タタラ&スイム

雨が上がると気持ちの良い青空になりました。工房のある畑の木々に陽が降り注ぎ、久しぶりに緑が美しいと感じました。先日まで新作の陶彫土台の成形が3点出来上がり、今日は新たな成形のための準備に入りました。また座布団くらいの大き […]

急に涼しくなって…

急に涼しくなって上着を着て出勤です。あの暑さはどこへいったのか、喉もと過ぎればの境地です。創作へ向かう意欲は高まっていますが、秋が深まればその気持ちは一層強くなります。気候によって人の感情が左右され、自分くらいの年齢なる […]

制作合間の墓参り

大雨の秋分の日です。朝7時に工房に行って、先日成形が終わった3点の陶彫作品に加飾を施しました。三角錐に穴を空ける作業ですが、創作に直結する工程なので緊張する反面、楽しい作業でもあります。昼ごろ制作を中断し、実家の母と墓参 […]

10‘個展評壇より

『木・陶による「構築」シリーズ。「陶」は錆びた鋳物か古代の土器の趣。「木」は漁具の銛のような形。双方組み合わせての「構築」オブジェ。今回は巨大なテーブル状に仕立てて、壮観。』(美じょん新報 9月20日付)この月の彫刻の個 […]

相原工房の1年間

そろそろ工房を使い始めて1年くらい経つかなぁと思って、ブログのアーカイブを開いたら、まさにその通りでした。「相原工房の出発」というタイトルで、先ず手始めに「構築~瓦礫~」の木彫荒彫りをやっていたことがわかりました。併せて […]

連休最後は成形3点

今日で三連休が終わります。朝から工房に籠もって制作をやっていました。タタラを立ち上げてドベで接合し、成形を始めました。陶土の乾燥具合を確かめながら作業しているので、まったなしの作業になり、3点の三角錐を基本とした成形を終 […]

タタラ・祭礼・土練り

タイトルだけ見ると何のことだかわかりません。今日は日記としてブログを書いています。朝早く工房に行って、昨日作っておいたタタラの乾燥具合を見てきました。土を柔らかい状態のままタタラにしたので、成形するのにはもう一日待った方 […]

三連休はタタラから

三連休はタタラから始めることにしました。いよいよ秋めいてきて、気温は高いものの湿度が少なく凌ぎやすい一日でした。工房では朝8時過ぎから午後4時過ぎまで、たっぷり制作ができました。これは久しぶりです。予め練っておいた陶土を […]

筋肉痛と睡魔

ここ数日のブログは彫刻の話題ばかりで、まさに秋の深まりが芸術への誘惑を高めているように思います。そろそろ気楽な話題にしなければ、自分自身を追い詰めてキツくなってしまいます。今宵ブログを書いていて、身体に感じるものがあると […]

20世紀の彫刻は…

「20世紀の彫刻はさまざまな局面と立場からはじめられていて、それはひとつの彫刻の理想というよりも、いわば『彫刻』という古典的な名をかりた、現代の『物体』の研究であり、空間の探究であり、複雑な次元の検証であるといってもいい […]

陶のピラミッド

制作への思いが募っているところに、今日の涼しさ…。まさに制作しやすい環境になってきたようですが、この涼しさはずっと続くのでしょうか?猛暑に慣れてしまった身体には寒ささえ感じる涼しさです。いよいよ秋が到来した気になって、新 […]

陶による集合彫刻を考える

陶彫に関わって10数年が経ち、改めて現在やっている陶による集合彫刻を考えてみたいと思います。集合彫刻を始める動機は、もちろん集合彫刻が自分の感性に合っていたことが一番でしたが、集合彫刻にはさらに付随するものが多くあります […]

制作への思いが募り…

昨日の夕方、長野県から帰宅して工房に行きました。昼間、自分は不在でしたが、ボランティアが来ていて土作りをやっていました。そこで僅かばかりの時間を使って制作をすることにしました。夕方から夜にかけて工房内は過ごしやすくなりま […]

石臼で挽いた蕎麦

信州と言えば蕎麦です。自分は親譲りで蕎麦に目がありません。今日は長野県を後にするので、何としても蕎麦が食べたいと皆に所望しました。白い蕎麦の花が畑に咲いているのを見るにつけ、昼食は本格的な蕎麦と決めていました。昨夜旅館で […]

車山高原を歩く

自分や家内を含めて総勢11名で自然を満喫しに長野県に出かけました。向かったのは白樺湖。まず八子が峰を散策、湖畔で昼食をしたあと、車山の頂上まで行きました。自分は10数年前に何回か車山に行ったことがあります。懐かしくて当時 […]

自然を満喫するために…

明日から長野県に出かけます。長野県と言っても、たびたびブログに登場する麻績の師匠宅に行くわけではありません。美術館巡りでもありません。美術と離れて、ただただ自然を満喫してこようと思って出かけるのです。今回は一緒に行く仲間 […]

秋の虫が鳴く夜

あの猛暑が信じられないくらいの涼しさになりました。また週末は暑くなるそうですが、秋は確実にやってきているようです。周囲に緑が多い我が家は、夜ともなれば虫の合唱が始まります。このブログを書いている時も、外ではさまざまな虫が […]

どしゃぶり ひさしぶり

いつまで猛暑が続くのかと思っていたら、台風接近のニュースが流れて横浜でも大雨が降りました。まさに、どしゃぶりひさしぶりの語呂合わせとなりました。これで暑さは一段落なのでしょうか。我が家は自宅も工房も畑の中に建っていて、雨 […]

ロシア・アヴァンギャルド

自分の学生時代はロシアは旧ソビエト連邦で社会主義体制の閉塞感の強い国でした。ソ連を中心とする東欧諸国はどれも社会主義国家で、ハンガリーやルーマニア、チェコスロバキア、ユーゴスラビアに出かける際にビザを取得しなければなりま […]

「シャガール」展 夢と前衛

先日、東京上野にある東京芸大美術館で開催されている「シャガール」展を見てきました。副題に「ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~」とあるように、展示内容はシャガールの絵画だけでなく、同時代を生きたロシアの […]

週末 汗の滴る菊練り作業

週末は貴重な時間なので、とにかく工房に居て作業をしたいと思っています。今日も決して涼しくはなく、朝から太陽が照りつけていました。陶土に水を打って土錬機にかけ、さらに菊練りをしてビニールで密封する作業は、結構身体を酷使する […]

週末 土作りと美術館

工房に長く留まりたい週末ですが、8月からの猛暑はいっこうに衰えず、工房内は作業が出来る気温ではありません。それでも朝7時から2時間工房に居ました。硬くなった陶土に水を打って土錬機にかける機械的な作業をやっていました。9時 […]

9月RECORDは「逆巻く」

来る日も来る日も小さな平面作品を作り続けて4年目。RECORDはポストカード大の絵画で一日1点のペースで作り続けています。最近の洒落れた表現に絵手紙というものがあって入門書も販売されていますが、楽しみながらスケッチした絵 […]

家内が富山県八尾へ

家内は胡弓奏者です。幼い頃からバイオリンを習い、成人してから三味線を習い始めました。この2つの異文化楽器がテクニック上で融合し、胡弓に至ったのだと思います。家内の出身は私と同じ神奈川県ですが、毎年この時季に富山県八尾で行 […]

猛暑続く9月の始まり

9月になっても相変わらずの猛暑です。朝晩はいくらか空気に秋を感じますが、日中はまだまだ真夏の気温です。今月は涼しくなることを信じて、週末は長く工房に留まって制作に没頭したいと考えています。陶彫部品をどんどん作っていかなけ […]