Archives for the Month of 8月, 2009

「フランス絵画の19世紀」展

今日まで表題の展覧会が地元の横浜美術館で開催されていました。退屈しそうだと思いつつ出かけてみたら、逆に新鮮な気分に浸れて良かったと思いました。アカデミズム。これはフランス印象派の少し前まで、サロン(フランスの展覧会場)で […]

選挙に行く…

自分は倉庫の整備・整理があり、家内は公会堂で胡弓の演奏があるため、衆議院および横浜市長選挙には朝一番で出かけました。私は20歳になってから、滞欧生活をしていた5年間を除いて、必ず選挙に行っています。普段から政局に関心があ […]

時間を惜しんで過ごす週末

待ち遠しかった週末も、実際は細々とした仕事をして忙殺されて過ぎていきます。時間が早く過ぎていくように感じるのは充実している証拠でしょうか。過ぎていく時間が惜しいと思いつつ、ウイークディーにはまた公務があるという意識があっ […]

待ち遠しい週末

現在の仕事のせいか週末が待ち遠しくてなりません。公務員初任の頃も同じ気分でした。仕事に慣れ、また仕事が面白くなってから週末を心待ちにすることはなくなりましたが、現在の気持ちは初任の頃に戻っています。明日は8月最後の週末で […]

ブログに纏わる雑感

ブログはホームページを開設してから、ほとんど日課として欠かさず書いています。過去の記録を読むと内容はまちまちで統一したものはありません。まず作品制作のあれこれについて。イメージの源泉を辿ってみたり、素材や技法のことや制作 […]

お礼状の郵送

個展に来ていただいた方々へお礼状を出すことにしました。芳名帳からピックアップして数十人の方々に郵送いたします。とくに今回のお礼状は自分から案内を送った方々に限らせていただいています。個展を開催する際に、案内状、図録、お礼 […]

縄文土器 民族の生命力

表題は岡本太郎著「日本の伝統」の中に収められている縄文土器を扱った章です。今夏新潟県の十日町市博物館に行き、国宝「火焔型土器」を見て、自分もかつて岡本太郎の文章に啓発されて、縄文土器の美しさに気づいたひとりとして、もう一 […]

「魔術的芸術」ふたたび見出された…

A・ブルトン「魔術的芸術」の最終章に辿り着きました。今夏ずっと本書を読んでいたわけではなく、いろいろ浮気もしましたが、これはなかなか手強い書物であったという印象は拭えません。最終章は「ふたたび見出された魔術 シュルレアリ […]

「アフリカの美」展にて

現在、MOA美術館で「アフリカの美〜ピカソ、モディリアーニたちを魅了した造形〜」という企画展が開かれていて、これは自分の興味関心のある分野なので、休日の高速道路の混雑にも関わらず、熱海まで出かけていって見てきました。かつ […]

「魔術的芸術」二つの大いなる…

A・ブルトン「魔術的芸術」もあと少しで終わりです。先日出かけた「ゴーギャン展」に纏わる章に差し掛かりました。「二つの大いなる綜合」という副題がついた章です。二つというのはギュスターヴ・モローとポール・ゴーガン(ゴーギャン […]

「パウル・クレー 東洋への夢」

表題の展覧会は、静岡県立美術館で開催されているもので、知人からチケットをいただいたので行ってきました。クレーはたびたびブログに書いている画家で、この巨匠に関する興味はずっと尽きません。自分は20代前半で初めてミュンヘンに […]

疲労感と充実感と…

この夏は例年の夏より疲れていると感じることがあります。職場にいる時の立場のせいか、たまに休みを取れば新潟県や群馬県や長野県を渡り歩いているせいか、倉庫を建設して作業場として整備を急いでいるせいか、原因はよくわかりません。 […]

軽量棚搬入で環境作り

亡父が残してくれた植木畑に倉庫を建てて、作業場の確保に全力を注いでいます。今日はスティール製1800×900×600の軽量棚が10台搬入されてきました。その組み立てに汗を流しましたが、今日だけでは終わるものではありません […]

「池田宗弘が見た善光寺街道」

表題の展覧会は、長野県東筑摩郡朝日村にある朝日美術館で開催されています。彫刻家池田宗弘は自分にとっては師匠で、彼から彫刻のノウハウを教わり、今もお付合いをしていただいている人です。毎年夏に東筑摩郡麻績村にある池田先生のア […]

「魔術的芸術」混沌への…

A・ブルトンの「魔術的芸術」を読み進み、ついに表現主義の時代に到達しました。昨年夏のブログに表現主義について多くの文章を掲載していることもあって、「魔術的芸術」における「混沌への誘い 表現主義から表意文字へ」の章は大変興 […]

体力消耗の一日

今日はレンタルトラックで、朝から夕方まで実家と新築した倉庫を何往復かしました。実家の車庫に置いてある「発掘〜円墳〜」「発掘〜地下遺構〜」「発掘〜遺構〜」の3作品を倉庫に移すためです。この3作品はいづれもテーブル彫刻で集合 […]

「魔術的芸術」大いなるあやかし…

A・ブルトンの「魔術的芸術」を読んでいます。「大いなるあやかし」という章に差し掛かり、「眼の錯覚の不思議とその限界」と副題がついています。いわゆる「だまし絵」を含めた視覚を惑わす絵画世界の論証です。ウッチェロはシュルレア […]

「ゴーギャン展」を見る

東京国立近代美術館に出かけたのは久しぶりです。皇居の周りを走る人たちを横目で追いつつ夜美術館に入りました。金曜の夜は遅くまで開館しているので、きっと混雑は免れると思っていたのですが、まだたくさんの人がいて熱心に見ていまし […]

「魔術的芸術」伝説的メッセージ…

A・ブルトンの「魔術的芸術」を読み進んで、ついに近代の時代に入ってきました。「伝説的メッセージの継承」という章はルネサンスから始まりますが、ここでは有名なダ・ヴィンチではなく、コージモを取り上げています。「汚物にまみれた […]

「魔術的芸術」遠まわりの…

A・ブルトンの「魔術的芸術」を今夏じっくり読んでいます。表題の「遠まわりの魔術」というのは本書の中で中世の芸術活動を扱った章です。ビザンティンの宗教的厳格さからの解放によって、悪魔のテーマを画家たちが挙って取り上げる時代 […]

HPに2009個展がアップ

7月に開催した東京銀座のギャラリーせいほうでの個展の様子をホームページにアップしました。「発掘〜赤壁〜」と「構築〜起源〜」の彫刻2点を中心に、小品の「球体都市」数点を加えた構成になっていて、ギャラリー内の配置がよくわかる […]

奄美からサンシンが届いた日

昨年の3月26日から28日まで、家内の先祖の墓参りを兼ねて、奄美大島に行きました。嘉徳の青い海は今でも記憶に留まり、片時も忘れることがありません。その奄美で実はサンシン(三味線)を買っていました。本物のニシキヘビの皮を使 […]

工業用扇風機と収納箱

倉庫での作業に汗を流しています。窓を開けて網戸にしていると、微かに風が通りますが、じっと作業台に向っていると、Tシャツに汗が滲んで、そのうち腹も背中もびっしょりになります。額からも汗が流れ、作品の上に落ちることもあります […]

倉庫での環境作り

自宅の裏に植木畑があって、その一角に倉庫を建てました。先日は陶芸窯が入り、陶彫の作業が出来るようになったのですが、まだ環境に慣れず、制作がなかなか手につきません。あくまでも倉庫建築なので、空調設備はなく、風通しはいいもの […]

国宝 火焔型土器

一昨日と昨日は夏季休暇を取り、新潟県と群馬県に行ってきました。越後妻有アート・トリエンナーレと群馬の埴輪展を見るのが目的でしたが、新潟県が縄文土器を数多く出土している地域であること、とりわけ十日町市博物館にある火焔型土器 […]

「国宝武人ハニワ 群馬へ帰る!」

表題は群馬県立歴史博物館の開館30周年記念展として企画されたものです。知り合いの学芸員の杉山秀宏さんからご招待をいただき、さっそく訪れました。杉山さんの案内で、埴輪には地域性があることの説明を受けました。それは巧妙で高い […]

越後妻有アート・トリエンナーレ

3年に1回開催する展覧会をトリエンナーレと言います。横浜トリエンナーレは地元で有名です。新潟県の越後妻有アート・トリエンナーレは長く続いている企画展で、出品者も作品点数もかなりの多さを誇っています。田園や廃墟になった学校 […]

定期健康診断日

横浜市公務員として、勤め始めてからずっと1年1回の定期健康診断があります。若い頃はなんということもない健康診断でしたが、最近はメタボに悩み、血糖値もやや高めと診断を受けました。それからというもの、この健康診断が自己抑制に […]

記念すべき築窯の日

先月は自分にとって記念すべき倉庫建設がありました。今日はその倉庫に窯がやってきて設置をいたしました。窯は前開き、容量12kWの電気窯で、炉内は600×600×750(mm)です。ちょっと驚いたのが制御盤で、前に使っていた […]

RECORDは「縦縞」

一日1枚ずつ葉書大の平面作品を作っているRECORD。一昨年から始めているので1000点を超える量になっています。3年目の今年は毎月パターンを決めて、その中で展開できるようにしています。8月のパターンは「縦縞」にしました […]

夏真っ盛りの8月

横浜は梅雨明けしていますが、今年はまだ梅雨明けしない地域が多く、またゲリラ豪雨があって、不安定な天気が続いています。もう8月と思っているものの夏の気分はあまりしないので、せめてタイトルだけでも夏真っ盛りとつけて、夏気分を […]