Archives for the Month of 7月, 2009

7月末に考えたこと

今月の総括として個展の開催がありました。初めて木彫作品をギャラリーせいほうに持って行きました。4回目の個展でしたが、懐かしい方々に来ていただき、またご感想ご批評もいただきました。真摯に受け止めていきたいと思います。次に亡 […]

「魔術的芸術」古代諸文化の…

A・ブルトン著による「魔術的芸術」の中で、エジプト、メソポタミアを古代諸文化として取り上げています。思惟作用の目覚めとして、ナイルの谷から外に眼を向けなかったエジプト文明と、外の砂漠地帯に挑んでいったメソポタミアの部族を […]

「魔術的芸術」有史以前の…

A・ブルトン著による「魔術的芸術」は、通念としての美術史の新たな解釈として、今興味を持って読み込んでいるところです。本書は概論の後、時代別に論じられているものの有史以前の芸術のところでゴーガンやカンディンスキー等の近代の […]

同僚の夭逝を惜しむ

横浜市公務員として、同じ部署で共に助け合いながら働いていた同僚が先日他界し、今日通夜を迎えました。享年44歳。惜しまれる夭逝にたくさんの人が弔問に訪れました。彼の仕事は芯の通ったもので、また周囲にも気を使うことも多く、そ […]

「ルネ・ラリック展」

東京銀座での個展開催中に東京の美術館を巡りました。先週のことですが、国立新美術館で「ルネ・ラリック展」を見てきました。ちょうど「野村仁展」をやっていたので、現代美術家の個展の後にラリックを見ることになりました。「ルネ・ラ […]

倉庫に道具・用具運搬

建設の終わった倉庫をどう活用するのかを今日から考えます。まず、今まで実家や自宅にあった道具や用具の運搬を始めました。そこには昨晩、東京銀座から戻ってきた作品も置いてあります。細かなモノは自家用車で、大きなモノはトラックを […]

個展搬出の日を迎え…

始まれば、あっと言う間に終わってしまう印象でした。今日で個展が終了です。ギャラリーせいほうの開館時間に合わせて、大学生たちや職場の人たちが来てくれて朝から盛況でした。懐かしい人たちともお会いできました。こうした旧交を温め […]

倉庫の引渡し日

農業用倉庫として建設していた作業場が今日完成を迎えました。収納庫も兼ねているので、明日の個展搬出で現在展示中の作品が、この倉庫に戻ってきます。大雨の中、業者立会いの下で鍵や書類の引渡しを行いました。自分にとっては記念すべ […]

「野村仁 変化する相」展

自分の個展開催中に東京の美術館を巡る旅を続けています。今日は六本木にある国立新美術館に行ってきました。「野村仁 変化する相」を見てきました。巨大ダンボールが自然に任せて崩れ落ちていく様を撮影して脚光を浴びた現代美術家の大 […]

「魔術的芸術」序論

シュルレアリスムの思想家アンドレ・ブルトンの「魔術的芸術」は、当時限定出版された豪華本で、なかなか手に入りにくい書物だったようです。全訳されたものが2002年に日本で出版されたので購入しました。本書は、太古から現代まで定 […]

渋谷の「だまし絵」展

昨年もブログを読むと同じような行動をしていますが、東京銀座で個展をやっている期間を利用して、東京の美術館を見て周る計画を今年もやります。国公立美術館は通常月曜日が休館日ですが、昨日「海の日」で開館していたため、今日を代休 […]

オープニング・パーティ

今日から東京銀座ギャラリーせいほうでの個展が開催されます。初日はずっと画廊にいました。声楽家下野昇さん一家、版画家加藤正さん親子、後輩の長谷川聡さん夫妻、横浜市民ギャラリーの藤田恵さん親子をはじめ、最近知り合った臨床心理 […]

個展搬入がやってきました

毎年のことで慣れたとはいえ搬入は骨が折れます。朝は昨日まで個展をやっていたアメリカ人女流彫刻家の搬出があったため、自分は午後1時に作品をギャラリーせいほうに運びました。業者2名、手伝い2名、家内と私の6名で搬入と設置を行 […]

倉庫の立会い検査

農業用として建設している倉庫の立会い検査がありました。床はコンクリート打ちっぱなし、内装はすべて鉄骨や照明配線がむき出し、ただし陶芸窯を設置するところだけは別の配線になっています。ガレージもあります。空調設備がないので、 […]

連休前に思う今夏のあれこれ

明日から三連休。その後も職場は夏季休業を取る人が増えてきます。8月の盆の休暇を前に、ぼちぼち夏の計画を立てる職場の人が多く見られます。自分も管理職といえども夏季休業は取ろうと思います。今夏の予定は、まず目前に迫った東京銀 […]

混沌の中にある正方形

今月のRECORDのテーマは「正方形」です。今年は繰り返しパターンを続けていますが、今月はちょっと裏切って、正方形を単体で、しかも画面中央に据えてやっています。絵の具を散らせたり、無作為に垂らしたりして混沌とした世界を作 […]

梅雨明けの空に…

今年は例年より早い梅雨明けになりました。横浜の空では、まさに夏の太陽が居座って、気温はかなり上昇しました。自分がいる仕事場には空調整備がありますが、部屋から一歩外に出ると、蒸し風呂のような暑さが建物全体に籠もっています。 […]

今夏は「A・ブルトン&瀧口修造」

毎年夏になると何か課題を決めて勉強することにしています。義務教育で頭にすり込まれた夏休みの自由課題が今も続いている感じです。今まで「ジャコメッティ」や「ヘンリー・ムア」といった学生時代から親しんでいた彫刻家を改めて勉強し […]

トロムソコラージュ

先日ブログに書店で手にとって捲った文章が忘れられなくなったと書きました。まさに谷川俊太郎著「トロムソコラージュ」がそれなのです。それは立ち読みから始まって、一旦書架に本を返した後、再び手に取り、結局購入となりました。表題 […]

「封印された星」を読んで…

表題は巖谷國士著による「封印された星」(平凡社)です。瀧口修造を中心に据えたエッセイで、瀧口修造と交流があった芸術家やその思想を受け継ぐ芸術家を論じたもので、自分の中では、ちょっと瀧口修造ブームがあって、この本を購入した […]

伊豆の雲見温泉へ

心配された天候でしたが、晴天に恵まれ、おまけに暑くなって、海に潜るのには絶好の一日になりました。職場の親睦旅行ではなく、近隣に住んでいるという繋がりで、大人11人が集団で遊びに行くというのは珍しいことかもしれません。車2 […]

シュノーケリング・ツアー

明日、近隣に住む人たちと伊豆にシュノーケリングに出かけます。1年1回は美術から離れて遊んできます。メンバーはスポーツクラブで知り合った同世代か、やや上の世代の人たちで、既に定年を迎え、仕事を退職して悠々自適な暮らしをして […]

RECORDの6・7月アップ

昨年作ったRECORDの6月分と7月分を、自分のホームページにアップしました。RECORDとは、一日1枚のペースで葉書大の平面作品を作っている総称を言います。もうかれこれ3年間やっています。もちろん現在も作っていて、終わ […]

懐かしい商店街で…

職場の出張で、古い町並みが残る横浜市西区に出かけました。藤棚商店街を歩いていると、幼い日が思い出されてきました。自分は横浜市保土ヶ谷区(現在は旭区)に生まれて、そのままそこで育ちましたが、母方の祖父母が住んでいた藤棚商店 […]

個展案内状の宛名

そろそろ個展の案内状の宛名印刷に取り掛からなければなりません。自宅のパソコンに入っている宛名は400名程度。自宅には500枚の案内状を置いてあるので、何とかなりそうだと思います。ギャラリーせいほうには先日1000枚届けて […]

RECORDのコトバ

自分のホームページでは作品のイメージ写真にコトバを加えています。これは自分にとっては至難の業で、コピーライターのように巧くはいきません。宣伝やアピールとは違うものになってしまっているからです。学生時代から詩が好きで、一度 […]

墓参りで思うこと

母から連絡があり、近隣にある菩提寺に亡父の墓参りに行きました。母の夢の中に父が出てきたと言うのです。週末の制作をやや中断して母と家内とで菩提寺に出かけました。菩提寺である浄性院の庭は手入れが行き届いていて、墓地周辺も清潔 […]

「ギャラリーせいほう」へ

個展を2週間後に控えて、今日は東京銀座のギャラリーせいほうへ行ってきました。図録500部と案内状1000部を届ける目的でした。横浜の自宅から東名、首都高に乗り、銀座まで1時間程度のドライブでした。ギャラリーでは、美術商の […]

詩的世界の散歩道

書店に入り、ふと捲ったページにあった一文が忘れなくなったり、画廊で、ふと目にした絵画の情景が記憶に焼きついてしまったりすることがあります。コトバは自分が忘却した記憶のどこかと触れ合って、説明のつかない懐かしさが頭を過り、 […]

会津さざえ堂

10数年も前に会津で見た不思議なお堂が忘れられずにいたところ、愛読書「奇想遺産」に会津さざえ堂のことが掲載されていて、あっこれだ、と思わず心で叫んでしまいました。「行き帰り別々の二重のらせんスロープを昇降しながら、西国三 […]

7月は夢が実る1ヶ月

7月になりました。昨夜は疲労でこのブログを書くのもシンドイ思いでしたが、今月から心機一転を図らねばなりません。20日から東京銀座での個展開催、27日には亡父の畑に倉庫が完成し、電動工具等様々な道具や素材を置くことになりま […]