Archives for the Month of 5月, 2014

週末 5月の振り返り

今日で5月が終わります。思えば5月は図録の撮影がありました。例年より1週間延ばして、何とか撮影できる状態に作品をまとめ上げました。今回は時間との闘いでした。そうは言っても現在も塗料の修整をやっている最中なので、「発掘~層 […]

「鞄に入れた本の話」読後感

「鞄に入れた本の話」(酒井忠康著 みすず書房)を読み終えました。最近3冊(「言語都市ベルリン」「変身」「鞄に入れた本の話」)を持ち歩いていたので、やっと鞄が軽くなりました。本書は世田谷美術館館長であり美術評論家である著者 […]

14‘個展図録のレイアウト

懇意にしているカメラマンが自宅にやってきて、今年7月開催の個展で配布する図録の打ち合わせを持ちました。お互い昼間は仕事があるので、いつも打ち合わせ時間は夜になります。先日撮影した膨大な画像の中から写真を選ぶ作業は、自分に […]

鑑賞から批評へ

創作活動には思索とその具現化のための制作があります。思索は自分の脳裏に刻まれた知識や経験の中からイメージとして湧き上がるカタチに意義を与えるものです。イメージは訓練によって培われると自分は信じています。そうした一切のこと […]

「言語都市・ベルリン」読後感

「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田佳子共著 藤原書店)を読み終えました。「1861ー1945」という副題が示す通り、本書は19世紀から20世紀の第二次世界大戦が終わるまでのドイツの首都ベ […]

「変身」読後感

「変身」(カフカ著 高橋義孝訳 新潮社)を読み終えました。2泊3日の出張に携帯した文庫本ですが、往復新幹線の車中で読み終えることが出来ました。中学生の時に初めて手に取った文庫本でしたが、主人公が遭遇した不思議な状況に帰結 […]

奈良の「鎌倉の仏像」展

出張最終日となり、今日は奈良に行きました。久しぶりに訪れた奈良公園は相変わらず観光客が大勢いました。仕事の合間に戒壇院に行き、四天王像を見てきました。塑造された勇猛な姿に暫し時を忘れました。奈良国立博物館で「鎌倉の仏像」 […]

京都の「高橋秀」展

2泊3日の関西出張の2日目です。仕事の合間に平安神宮の近くにある京都市美術館で開催されている「高橋秀 気への形象」展を見てきました。高橋秀氏は早くから安井賞画家として出発し、長きに渡ってイタリアに在住していた画家で、私も […]

2泊3日の出張

4月から職場が変わり、年間予定では今日から2泊3日の出張があります。出張前にこのNOTE(ブログ)を書いています。行き先は関西で往復新幹線を使います。留まる都市は大阪、京都、奈良の予定です。京都で多少自由になる時間があり […]

カフカの「変身」再読

明日から関西に2泊3日の出張があって、新幹線やホテルで読書をするための文庫本を携帯しようと思っています。「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田佳子共著 藤原書店)や「鞄に入れた本の話」(酒井 […]

読書癖が始まった頃

自分は常に読みかけの書物を携帯しています。公務員になってから通勤の車中に読書時間が限られていますが、それでも永年勤続の間に読書を通じて、さまざまな世界に接することが出来ています。その契機となった時のことを今でも覚えていま […]

RECORDに「白虎」イメージ登場

先日まで東京国立博物館で開催していた「キトラ古墳壁画」展で、とくに注目した「白虎」の姿態が頭から離れられなくなっています。虎は大陸からの情報を基に、飛鳥時代の絵師が描いたものと思われます。この虎は想像上の動物の要素が強く […]

上野の「キトラ古墳壁画」展

東京上野の国立博物館で開催されていた「キトラ古墳壁画」展は昨日で終わってしまいましたが、滑り込みで見ることができました。見に行って良かったと思っています。自分が想像したより壁画が小さかったこと、精巧に描かれていたこと、意 […]

週末 制作&久しぶりの鑑賞

昨日から工房で「発掘~層塔~」のやり残した仕事に取り掛かっています。自家用車を車検に出していて、梱包用の材料を買いに行けないのが残念ですが、まだまだ隠れた部分で作り込みが必要なので、梱包を考えるのは来週末にしようと思いま […]

週末 やり残した仕事

工房には先日の図録撮影の残り香が漂っています。工房スタッフが床の掃除をしてくれたおかげで綺麗になっています。来年に向けて新しい制作に入りたいところですが、「発掘~層塔~」の鑑賞者に見えない部分の仕事が残っています。また梱 […]

興味深いベルリン滞在記

森鴎外、寺田寅彦、山田耕筰、小山内薫、村山知義、千田是也、和辻哲郎、山口青邨の8人が書籍や展覧会、音楽会等を通して自分が名前を記憶しているベルリン留学に纏わる人々です。「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋 […]

イメージの醸成を待つ

先日、今年7月個展で発表する新作の撮影を終えたので、これから図録の編集に入ります。まだ「発掘~層塔~」のやり残した仕事もあるというのに早くも来年発表する作品のイメージが固まりつつあります。前にNOTE(ブログ)に書いた記 […]

風がさざめく風景

比較的小さな陶彫に「陶紋」と称する作品があります。毎年個展に出品していて、手ごろに購入していただける作品です。その「陶紋」は図録撮影の前になるといつもカメラマンに貸し出します。野外撮影していただくためで、自分の意向を充分 […]

「鞄に入れた本の話」

「鞄に入れた本の話」(酒井忠康著 みすず書房)を掻い摘んで読んでいます。現在、通勤の友として読んでいるのは「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田佳子共著 藤原書店)で、3分の1程度を読んだと […]

昨日の疲労が残って…

今日から1週間が始まります。今日は職場に自家用車で出かけました。勤務後、車検のためメーカーに車を預けに行ったため今日だけは車通勤にしたのでした。昨日の疲労が残って、今朝の起床が辛かったこともあり、車で通勤できてホッとしま […]

14‘図録の撮影日

ついに図録の撮影日がやってきました。工房スタッフ3人に家内と私を加え5人で朝9時から準備を始めました。「発掘~層塔~」を形作る厚板を野外工房に運び出し、陶彫部品の設置を始めたところで、カメラマンがシャッターを切り、図録の […]

週末 図録撮影に向けて

今日は早朝から工房に行き、「発掘~層塔~」の厚板塗装や印貼りをやっていました。窯出しもしました。いよいよ明日が図録撮影日です。工房スタッフ3人、家内に私、そこにカメラマン2人が来て、合計7人で撮影を行うことになっています […]

5月RECORD「戯れあう幻獣たち」

5月のRECORDのテーマを「戯れあう幻獣たち」としました。このところ箍が緩んでしまっているRECORDですが、再度気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。今月は自分が取り組みやすいテーマにしました。詩的や思想的イメ […]

夜間制作が儘ならない日

今日は窯入れをしているため、電力の関係で照明等が使えず、夜間に工房へは行けません。工房の電気の基本料金を家庭並みにしているため、こんな事態になっているのです。自分は陶芸家ではないため窯の使用が限られた時期に集中します。そ […]

ウィークデイ夜間制作

いよいよ迫ってきた図録の撮影日ですが、新作の完成が間に合うかどうかの瀬戸際です。もしものことを考えて、図録の頁の割り振りを決めています。カメラマンの都合もあるので、11日(日)で撮影が終わるように企画を立てています。ゴー […]

連休最終日 塗装継続

今日でゴールデンウィークが終わります。後輩の結婚式に招かれた日以外は、全て新作の作業に時間を費やしました。細かい作業は永久に終わらない印象をもちました。先日来「発掘~層塔~」の円錐状に組んだ厚板に塗装を施していて、陶彫部 […]

連休3日目 後輩の結婚式

今日は後輩にあたる人の結婚式に招かれました。私は新婦との関わりがあって式に参列しました。彼女は国語科の教員ですが、ずっと油絵を描いていて、なかなか優れた力量をもっています。画家を目指してもよいと思うくらいの具象絵画を描い […]

連休2日目 印貼りと塗装

朝8時から夜9時まで作業をしました。昨日から継続的に行っているのは創作的なものではなく、展示に必要な作業なので今日も右往左往して一日が終わってしまったように感じます。たとえば午前中は昨晩彫り上げた印を押すための和紙をカッ […]

連休初日 接合と印の作成

4連休が始まりました。工房には若いスタッフが加わりました。私の作品を手伝うのではなく学校の課題制作をするため工房にやってきたのです。場合によっては手伝ってくれることがあるので、若いスタッフに関してはこれで良しとしています […]

4連休前日に思うこと

ゴールデンウィーク4連休を前にして連休中の制作の目標を考えようと思います。「発掘~層塔~」は焼成を可能な限り続けます。窯入れしてしまうと翌日は電力の関係で照明等が使えません。そのため3日と4日は窯入れをしないで、陶彫部品 […]

現行と次作がスイッチする5月

創作活動には大変好ましい季節になりました。工房にストーブも扇風機も必要としない5月は、現行の制作と来年に向けた制作が入れ替わる快い季節です。図録の撮影をする今月11日が今年7月に個展に出品する作品の完成予定日です。今年は […]