Archives for posts tagged ‘書籍’

「木喰と東北・上越」について

「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)のⅡ「木喰と東北・上越」についてのまとめを行います。文章の冒頭に「木喰行道は、大正12年(1923)、柳宗悦によって文字通り『発掘』された。」とありました。円空と木喰、この2人の […]

「謎多い遊行僧円空にひかれて」について

「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)のⅡ「謎多い遊行僧円空にひかれて」についてのまとめを行います。著者の出身が岐阜で円空に縁のある土地だったために、著者は折に触れて円空の歩いた道のりを辿り、そこで出会った円空仏につ […]

「変容する神仏たち」について

昨年12月から「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)を読んでいます。本書のⅡ「変容する神仏たち」についてのまとめを行います。近世宗教美術の世界を網羅した文章の冒頭に、仏教の世俗化の経緯が書かれていました。僧の堕落の実 […]

非存在という考え方

あまり夢を見ない私が、ある晩に見た夢を覚えていて、夢の中では学生時代に遡って彫刻を学び始めた頃の私になっていました。人体塑造をやっていた私は、どこの部分の粘土を削り取ったらいいのか散々考えていました。もっと量感を減らして […]

「モダン・デザインと詩的想像力」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第3章の3「モダン・デザインと詩的想像力」についてのまとめを行います。前半ではラファエル前派とウイリアム・モリスの関係が述べられていて、後半になるとウイリアム […]

「映像に見るヒューマニズムの変貌」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第3章の2「映像に見るヒューマニズムの変貌」についてのまとめを行います。この章ではフォト・ジャーナリズムについての考察が述べられていて、報道写真が多くの人に与 […]

「ヴィクトリア朝の映像」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第3章の1「ヴィクトリア朝の映像」についてのまとめを行います。副題として「ポルノグラフィー&フォトグラフィー」とあって、近代になって性文化に関する媒体の時代変 […]

「延方相撲」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第2章の5「延方相撲」についてのまとめを行います。副題に「鎮魂儀礼の原型」とあるように相撲もまた祭祀に纏わる芸能の一つです。相撲はよくテレビ観戦をしているので […]

「火と水による演能」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第2章の4「火と水による演能」についてのまとめを行います。この章は「茶の湯」についての考察です。「茶の湯」について私は書籍による概略しか知りません。家内は裏千 […]

「芸術空間としての曲輪」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第2章の3「芸術空間としての曲輪」についてのまとめを行います。この章は能や歌舞伎の発生から、それら芸能が齎した意義までを述べていて、能や歌舞伎に対してあまり造 […]

師匠の絵による「人生の選択」

昨日、長野県の山里に住む師匠の池田宗弘先生から一冊の絵本が送られてきました。「人生の選択 デーケン少年のナチへの抵抗」というタイトルがつけられた絵本で、これは明らかに子供向けではなく、大人を対象とする絵本でした。ナチスド […]

「日本美術に流れるアニミズム」について

先日から「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)を読んでいます。本書の1「日本美術に流れるアニミズム」についてのまとめを行います。本章では、縄文時代の土器から江戸時代の絵師伊藤若冲と葛飾北斎に至るまでのアニミズムの際立 […]

「あそぶ神仏」を読み始める

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)を鞄に携帯して通勤途中に読んでいる最中ですが、私は昔から複数の書籍をあちらこちらと読み散らかしてしまう読書癖があります。興味の対象が目移りしてしまい、結果として […]

「三保の羽車」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第2章の2「三保の羽車」についてのまとめを行います。静岡県にある三保の松原を有する海岸線は昔からの景勝地で、2013年に富士山世界文化遺産に登録されています。 […]

「『花の時』を巡る」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第2章の1「『花の時』を巡る」についてのまとめを行います。第2章から舞台は日本に移ります。しかも古代から受け継がれる祭りをテーマにしています。副題には「熊野に […]

「円塔の見える風景」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第1章の5「円塔の見える風景」についてまとめを行います。第1章では著者がケルトについて旅する行程が続いていますが、ここへきて漸くアイルランドに残存する教会や円 […]

「地に伏す心のうた」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第1章の4「地に伏す心のうた」についてのまとめを行います。この章の舞台はロシアです。私はまだロシアに足を踏み入れたことがありません。もう40年も前にルーマニア […]

週末 12月になって…

今日から12月です。多忙な師走で公務員管理職としての仕事が慌しくなる上に、創作活動も最初の佳境を迎える1ヶ月になりそうです。新作は図録撮影が終わった6月から始めていますが、夏の休庁期間よりも今月にある休庁期間のほうが制作 […]

11月最後の週末

今日で11月が終わります。週末なので、いつもの通り朝から工房に籠って制作三昧でした。若いスタッフも工房に来ていました。私は若い人に背中を押されるように屏風に接合する陶彫部品の制作に拍車をかけていました。今日は11月の最終 […]

「心の旅人ケルト」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第1章の3「心の旅人ケルト」についてまとめを行います。冒頭にウィーンに関する文章があって、20代の頃に5年間をウィーンで過ごした自分には、思いがけない知識が飛 […]

「”黒い聖母”と巡礼」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第1章の2「”黒い聖母”と巡礼」についてのまとめを行います。私は20代の頃、ヨーロッパ滞在中に黒い顔をした聖母像を何度か見たことがあります。その頃はキリスト教 […]

「マン島のクロス」について

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)の第1章の1「マン島のクロス」についてのまとめを行います。職場の私の部屋に本書を暫く置いていたのですが、「モディリアーニ」を読み終えた後、鞄に携帯するようになり […]

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」読後感

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)を読み終えました。ボヘミアンとしての芸術家の代名詞ともなっているモディリアーニ。確かに物語として脚色するのに事欠かない […]

「モディリアーニ」第10章のまとめ

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)の第10章「モディリアーニ神話とその後」のまとめを行います。享年35歳で世を去った天才画家、妊娠中の妻も飛び降り自殺を […]

「モディリアーニ」第9章のまとめ

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)の第9章「戦後のパリ、最後の制作活動」のまとめを行います。夭折で逸話の多い画家モディリアーニは、いよいよ短い生涯の終盤 […]

「モディリアーニ」第8章のまとめ

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)の第8章「南フランスで迎えた終戦」のまとめを行います。本章ではモディリアーニの妻となるジャンヌ・エビュテルヌとの出会い […]

週末制作を全う出来なかった10月

今日で10月が終わります。月の最初のNOTE(ブログ)に書いた通り、今月は週末にいろいろな用事があり、なかなか制作時間が取れず、陶彫制作を全うすることができませんでした。今の職場の地域行事の参加や前職場の若手職員の結婚式 […]

「モディリアーニ」第7章のまとめ

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)の第7章「モディリアーニの成功を夢見る男」のまとめを行います。「ポーランドの詩人レオポルド・ズボロフスキーはこの展覧会 […]

「モディリアーニ」第6章のまとめ

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)の第6章「窮乏生活の中で」をまとめます。まず冒頭の文章を引用いたします。「モディリアーニがそれまでに会った女たちの中で […]

「呪術としてのデザイン」を読み始める

「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 彩流社)を読み始めました。本書は自宅の書棚に仕舞いこんでいたもので、未読の一冊です。これは職場の私の部屋に置いておいて、折に触れて読もうと思っています。前まで読んでいた […]

「見えないものを見る カンディンスキー論」読後感

「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)を漸く読み終えました。本書は職場の私の部屋に置いたまま、時には数か月も放ってありました。前の職場から現在の職場へ移動した書籍の一 […]