Archives for the Month of 1月, 2015

週末 1月最後の制作日

今日は朝から工房に籠もって制作三昧でした。「発掘~群塔~」の屏風にあたる全体構成をもう一度見直し、最終的にあとどのくらいの陶彫部品が必要かを割り出しました。結果あと14点は必要で、焦る気持ちを抑えつつ成形に励みました。「 […]

今年初の積雪です。

日本海側や東北各地からすれば驚くに値しないことですが、橫浜にしてみれば今年初の積雪です。私の家は小高い丘の上にあって、急な坂道を下らなければバス停留所に行き着けません。何年か前の通勤時にそこで滑って背中を強打しました。そ […]

大地を造形する「丘陵」

なだらかな丘が幾重にも重なる広大な風景。日本では潤んだ緑色の雑木による風景が一般的ですが、自分が滞欧中に旅した地中海沿岸は砂丘や土漠による乾燥地帯がありました。そこに点在する村落や遺跡の数々。自分の創作へ向かう原点がそこ […]

PCのネットが繋がらなかった日

先週、自宅にあるパソコンのモディムが何か変だと気づき、一時ネットが繋がらなくなりました。これは自分の手に負えないと思ってサポートセンターに連絡しました。簡単な対処で復旧しましたが、現在の自分の生活を振り返ると、パソコン抜 […]

木版画を懐かしむ

山梨県のワイン会社の新作ワインにつけるラベルを制作中です。何とか時間を捻出して木版画でやっています。切り出し刀でラインに沿って彫り込みを入れていくと、若い頃が思い出されます。当時の自分の頭には、K・コルヴィッツやR・キル […]

HPのRECORD4・5月分とLANDSCAPE1点アップ

私のホームページにRECORDの2012年4・5月分とLANDSCAPE1点をアップしました。この年のRECORDは漢字2文字を毎月のテーマにしていました。4月は「飛翔」、5月は「対話」でした。作品を見ると当時の気分を思 […]

週末 陶彫らしい作業 その2

昨日に続いて朝から工房で陶彫らしい作業に明け暮れました。今日の作業は乾燥した大きめの陶彫部品7点を仕上げ、化粧掛けを施す作業でした。これは創作的な行為とは言えず退屈な工程ですが、窯入れ前に必ず行うものです。陶彫は柔らかい […]

週末 陶彫らしい作業

今日は朝から工房に篭りました。まだまだ寒い日が続いています。ストーブに噛り付きながら作業を進めています。今日はいかにも陶彫らしい作業になりました。まず窯出しがありました。窯に入れてあるのは大きな陶彫部品が4点ですが、今週 […]

毎朝確認する窯の温度

今週は週2回の窯入れを行っています。日曜日の制作が終わった後の時間に窯入れをすると、水曜日に窯出しができます。引き続き水曜日の帰宅後の夜に窯入れをして、土曜日の制作前に窯出しをするという、制作サイクルならず焼成サイクルを […]

外国での気分を述懐する

昨日まで読んでいた「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」(武蔵野美術大学出版局)は、自分に創作の原点を思い起こさせるのに充分な説得力があって、書簡ひとつひとつのやりとりにリアルな重さを感じずにはいられませんで […]

「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」読後感

「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」(武蔵野美術大学出版局)を読み終えました。遅々として進まなかった書籍を、仕事の合間を縫って畳み込むように読んでしまいました。本書の最後に美術評論家酒井忠康氏による解題があ […]

竹橋の「高松次郎ミステリーズ」展

週末は制作工程に追われていて美術館に行けないことがあります。それでも見たい展覧会がある時は、金曜の夜間延長時間帯に行くようにしています。先週金曜日に勤務時間が終わった後で東京竹橋まで出かけ、国立近代美術館で開催中の「高松 […]

往復書簡の中のコトバ

「今日の世界各地の青年層の彫刻が、在来のモチーヴを拒否し、素材を鉄骨や屑物や、極めて広汎に自由に駆使する面白さもある点まで解る。翻って、裸婦や人物像が今迄通りに繰り返へされてゐては、鼻むけもならぬ気持も解る。中世を求め、 […]

週末 新作の陶彫制作開始

ここで言う新作は「発掘~群塔~」のことではありません。もうひとつの新作のことで、題名はまだ決めていません。実は土台は数年前に作っていました。砂マチエールを施した黒い直方体4体が土台になります。そこに陶彫部品を40個ほど組 […]

週末 「群塔」制作サイクル

昨年も「発掘~層塔~」を作り上げていく過程で、土練・タタラ・成形・彫り込み加飾・乾燥・仕上げ・化粧掛け・焼成のうち、放置しなければならない乾燥と焼成を除いて、それぞれの制作工程が効率よく回るための制作サイクルを考案しまし […]

「シャトーブリアンからの手紙」鑑賞

時々ミニシアターに出かけ、大手の映画館で上映される機会のない名作を味わっています。先月も橫浜で「悪童日記」を観ました。「シャトーブリアンからの手紙」は橫浜では終わっていた作品ですが、川崎の新百合ヶ丘にあるアルテリオ映像館 […]

「青と金色のハーモニー:ピーコック・ルーム」

画家ホイッスラーが建築家トーマス・ジェキルと協働制作した室内装飾「青と金色のハーモニー:ピーコック・ルーム」を一度見てみたいと思っています。現在、横浜美術館で開催中の「ホイッスラー展」には映像での紹介がありましたが、ジャ […]

橫浜の「ホイッスラー展」

先日、横浜美術館で開催されている「ホイッスラー展」を見てきました。ホイッスラーはてっきり英国生まれの画家と自分は思っていましたが、米国生まれだったことを知りました。ホイッスラーが生きた時代は、印象派以前のクールベ等が活躍 […]

遅々として進まぬ往復書簡読書

職場に持っていって休憩時間に読もうと決めた「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」(武蔵野美術大学出版局)ですが、読書は遅々として進みません。休憩時間が取れない日が多く、そうかといって読み出すと面白くなって仕事 […]

三連休最終日 制作&ミニシアター

今日で三連休が終わります。今日は成人の日で好天に恵まれた日になりました。朝から工房に篭って制作をしましたが、今日は成形や彫り込み加飾が終わって乾燥させている作品から数点を選んで、仕上げと化粧掛けを行いました。今日は今年に […]

三連休中日 制作&美術館散策

三連休の中日です。左肩が若干痛む中で、朝から工房に行って制作をしました。昨日タタラにしておいた陶土を成形し、紐作りで補強をしました。成形は3点終わりました。今日のところは彫り込み加飾は出来ず、この作業は持ち越しになりまし […]

三連休初日の制作

今日から三連休です。昨夜は家内の従兄弟で自作自演の歌を歌っている人がいて、橫浜関内のライヴハウスに出かけました。家内の従兄弟にはワイン会社の経営者やらシンガソングライター等がいて多彩を極めています。家内も胡弓演奏者として […]

芳醇なワインの視覚表現

家内の従兄弟が山梨県でワインの会社を経営しています。この春に「旭洋酒有限会社」製造による新しく販売されるワインがあります。先日山梨県まで出かけていって地下倉庫に眠るワインを見てきました。この壜に貼られるラベルを現在考案し […]

1月RECORDは「在」

昨日のNOTE(ブログ)に書いた「イメージのひとり歩き」で紹介した夢は、最近よく見る彫刻の夢です。この虚無な人体表現をRECORDでやってみようと思い立ち、元旦から取り組んでいます。モノのカタチがどこまで失われたらカタチ […]

イメージのひとり歩き

夢の中で思い描く立体作品があります。自分がもう一度彫刻を学ぶ学生に戻ったら、どんな作品を作っているのだろうと、イメージの中で遊ぶ自分がいるのです。夢で見る作品は鉄の廃材を寄せ集めた人体彫刻です。ジャコメッティのような細い […]

今年のRECORDを考える

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けて8年目に入りました。すっかりRECORDは習慣として定着していますが、日々作品を生み出す苦しさは年月を重ねても変わるものではありません。自分は生真面目な性格で、ある水準まで […]

2015年 初窯入れ

「発掘~群塔~」の窯入れを行いました。2015年の初窯入れになります。成形した陶彫に彫り込み加飾を終えて、乾燥すること1ヶ月余りが経った部品が、現在20数点あります。そのうち4点を選んで表面処理を施しました。表面処理とい […]

休庁期間の最終日

今日で休庁期間が終わります。休庁期間に入る前に立てた制作目標は達成できませんでしたが、午前9時から午後4時までを制作時間として、毎日精一杯やりました。「発掘~群塔~」の屏風部分7点のうち3点は、密度の濃い陶彫部品が接合さ […]

制作&従兄弟会

今日は家内の従兄弟が集まって正月を祝う会があるため、朝早くから工房に行って制作をしました。朝7時に工房を開けたときの気温は0度。冷たくなった陶土に触れると手が悴んで、ストーブで手を暖めながら作業を続けました。2時間程度の […]

新年早々 制作の再開

今日から制作を始めました。実は元旦の昨日も1時間程度の彫り込み加飾をやっていました。元旦の朝にまず工房に行って陶土に触れました。母のいる介護住宅を訪ねるよりも前に、工房に行って陶彫の進行具合を確かめたかったのです。今日は […]

2015年 新年の抱負

2015年になりました。初春のお慶びを申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年はどんな一年になるのでしょうか。毎年恒例になりましたが、2015年の出発にあたり、抱負を述べさせていただきます。HPのNOTE […]