Archives for the Month of 6月, 2010

「彫刻と写真」より抜粋

「彫刻のマッスを光源を動かしてみるというような動的な角度は、近代彫刻の表現と鑑賞から切りはなすことができないし、古典彫刻の場合には再発見となる。こうした微妙な光と角度の発見は、実に写真によってこそ定着されるのだといっても […]

画室か猫部屋か…

先日、自宅にある小さなアトリエ(画室)を片付けて、「トラ吉」の住処としました。畑に捨てられていた猫は、今や専用の部屋のある優雅な猫に生まれ変わってしまいました。画室として使用していた部屋は水場も完備され、以前はそこで水彩 […]

ポモドーロの野外彫刻

アルナルド・ポモドーロはイタリア人彫刻家で、金属を使ったモニュメンタルな造形で知られています。箱根の彫刻の森美術館で、自分はポモドーロ作品と初めて対面し、金属と陶彫の違いこそあれ、自分の中に眠る造形への欲望が、ポモドーロ […]

「トラ吉」の引越し

亡父の植木畑に捨てられていた野良猫「トラ吉」は、いよいよ大きくなってリビングの棚に飛び乗り、私たちも見ていて危機感を感じるようになりました。収集している陶磁器や自作の陶彫を落としはしないかとヒヤヒヤしているのです。そこで […]

週末 梱包方法について

久しぶりに工房に行って、来月に迫った個展の搬入について考えました。「構築~瓦礫~」陶彫部品を、どんな梱包にするか、今まではダンボールにエアキャップを入れて梱包をしていましたが、ダンボールの耐久性を考えると木箱を作ってしま […]

管理職の歓送迎会

職場の歓送迎会と違い、横浜市のさまざまな部署で管理職に就いている人たちが集まって、横浜の中華街で歓送迎会を行いました。今日は管理職同士という気安さがあって、日頃の多忙さを憂い、お互い励まし合いながら、楽しいひと時を過ごす […]

非日常の空間に遊ぶ

「工場萌え」というキャッチフレーズに心が動いて、工場ばかりを撮影した写真集に興味を持ちました。写真集を購入するため書店に行ったら、結構種類があるのに驚いて目移りしてしまいました。結局購入は出来ず、ページを捲ってはあれこれ […]

同じタイトルを避けて…

2006年3月に始めたホームページのNOTE(ブログ)は、同年8月から毎日アップするようになりました。夜パソコンに向かってブログを書くのが日課になっています。一日のうち1回は創作に纏わることを考えたいと願って、拙い文章を […]

HPに個展の広報

ホームページに来月開催の個展のお知らせをアップしました。ギャラリーせいほうから案内状が届く方々や、自分が案内状を出す方々もいるのですが、このホームページをご覧になっている方々も多く、個展のインフォメーションを広く告知した […]

灯籠の造形を考える

亡父がまだ造園業を営んでいた頃、実家の庭には造園に使う石材や竹材、木材がゴロゴロしていました。その中にどこかで仕入れてきた石灯籠がありました。その石灯籠は、寺院にある手の込んだ灯籠と異なり、自然の岩に見立てた素朴な石の上 […]

週末 久しぶりの木彫

久しぶりに鑿を握りました。新作に使用する赤松の柱8本のうち7本まで荒彫りが終わっているので、今日は最後の1本を彫りました。鑿を研いで精神を安定させ、夢中で作業を行いました。週末だけの貴重な時間と認識しているせいか時間が経 […]

「マネとモダン・パリ」展

久しぶりに休みがとれた今日は、印刷が出来上がった個展の案内状と図録を届けに、ギャラリーせいほうに行ってきました。帰りがけに家内の胡弓の張替の依頼をするため、駒込にある邦楽器店に立ち寄り、さらに表題の展覧会を見てきました。 […]

モホリ・ナギ 構成主義

「瀧口修造全集Ⅵ」(みすず書房)に収められている「モホリ・ナギ」に関する評論を読んで、自分には構成主義の画家としか認識のなかったモホリ・ナギが、写真や実験映画を作って、その世界でも現代に繋がる重要な仕事をしていることを知 […]

書籍の魅力

一日の大半をパソコンに向かっている仕事のせいか情報機器への依存度は相当なものだろうと思っています。このブログもそうです。WEBギャラリーを持っていることも自分のPC依存を物語っていますが、実のところ自分はアナログな世界が […]

自分の中の音楽環境

過去のブログを読むと、音楽について書いている時期があります。自分の生育歴は音楽環境に乏しく、それでも両親は私と妹をピアノ教室に通わせていました。私は忽ち頓挫してしまい、それきり楽器演奏をやる機会を失いました。妹はピアノを […]

夢か現か夢遊の旅

夢か現かと思いながら目が覚めるときがあります。夢は明け方になって、一瞬の間に見るものかもしれません。夢は昔からあまり見る方ではありませんが、ふと夜明け前に目覚めて、二度寝をすると夢のような非日常のような世界が出現するので […]

工房というオアシス

昨日の夕方、久しぶりに工房に行きました。3週間ぶりでした。カーテンと窓を開けて、FMラジオをつけると、いつもの工房の雰囲気になりました。作業を始めると、忽ち心が落ち着いて、とてもいい気分になってきました。やはりここはいい […]

図録印刷完成の日

今年7月に開催する個展の図録が出来上がり、昨日手許に届きました。今回は「木・陶による構築シリーズ」と題した図録で、同じ形式で毎年作り続けて5冊目になります。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も5回目になります。慣れたと […]

週末出勤は早々に…

週末なのに出勤をしなければならず、昨日からの体調の悪さもあって、早々に退勤してきました。しっかり休もうと決めて2日目、少しずつ体調が戻ってきました。回復のバロメーターとしては創作への意欲が湧いたこと。うとうと寝ていると、 […]

病床に伏した一日

昨日のブログに、仕事からの帰途で疲労困憊したひとコマを書いています。案の定、今日は仕事を休むことになってしまいました。昨夜から下腹が痛み出して夜中眠れず、結局今朝は病院に行くことになりました。食あたりではなさそうで、果た […]

疲労困憊の帰り道

いつもより早く職場から帰ることになり、余裕が出来たので帰りがけに皮膚科の病院に立ち寄ったところ、今日は臨時休業。足に出来た腫れ物を気にしながら、駅からバスに乗りました。具合がヘンだなと感じたのはこの時で、頭がボーとしてい […]

相原工房の写真

7月にある個展の図録に、相原工房の内部写真を入れています。見開きで作品2点を配置したところを撮影しています。夕方の光が差し込む美しい写真に仕上がっています。工房は倉庫建築なので余分なものがなく、洒落た内装もありません。窯 […]

僅かな読書時間

通勤時間が短いのは負担が少なくて楽です。そういう意味でも今の職場にいられるのは有難いと感じます。この僅かな時間を使って車内で読む本も格別です。このところずっと「瀧口修造全集」(みすず書房)を鞄に入れていますが、通勤時間の […]

代休が取れない事情

2泊3日の県外研修が週末にかかっていても、週休日の代休が取れない管理職の仕事を思いながら、今日も出勤してきました。雑用に追われた一日でしたが、疲れた身体を騙しつつ仕事をしていました。休める時には休もうと決めていたのに、い […]

富士山を眺めながら…

今日は眼前に広がる雄大な富士山を眺めながら過ごしました。富士山は画家が好んで描くモチーフのひとつで、古今の画家が秀作をかなり残しています。若い頃の自分の鑑賞体験では、富士山といえば横山大観でした。非の打ちどころがない富士 […]

青木ヶ原樹海を歩く

富士山の麓に広がる青木ヶ原樹海。鳴沢村にある宿泊施設からインストラクターの誘導で樹海に入り、環境保全の研修を積みました。溶岩台地に広がるヒノキやモミ、ナラ等の木々の間を歩き回りました。鬱蒼とした緑に囲まれていると、美的な […]

県外宿泊研修へ…

昨年は新潟県の魚沼方面に出かけました。宿泊施設で出された美味しい米飯に舌鼓を打ち、またロビーに展示してあった縄文土器の数々に驚かされました。それが契機になって、昨年夏は縄文土器を見に新潟県や群馬県に行ったのでした。今年の […]

6月RECORDは「曲がる」

紆余曲折というコトバがあります。自分の人生は紆余曲折ばかりと思い込んでいましたが、人は皆大なり小なり紆余曲折の人生を歩んでいるものでしょう。壁に当たらない人生なんてあるものかと思ったりしています。今月のRECORDは「曲 […]

開港記念日によせて

横浜に生まれて横浜で育った自分は、小学校の頃より開港記念日が定着していて、式典ではどこでも市歌を歌うものだと思っていました。他県の友人に聞くと式典の度に市歌を歌うのは珍しいらしく、これは横浜の特色ある教育の一環だったのか […]

6月の制作計画

6月になりました。梅雨の時季を迎えますが、じめじめして湿気の多い毎日は好きになれません。でもこの季節が陶芸には最適で、土がゆっくり乾燥するので、ひび割れが少ないのです。今月は来年に向けて新作を進める予定です。今年7月にギ […]