Archives for the Month of 4月, 2013

2013印のデザイン

先日、和紙に押印したものを作品に貼りつけてサインの代替としている旨をNOTE(ブログ)に書きました。今年夏に発表する「発掘~地殻~」と「発掘~連築~」の印のデザインをしました。以前NOTE(ブログ)に書いたことがあります […]

三連休 絵画的作業 そのⅢ

ゴールデンウィーク前半の三連休最終日です。朝6時から工房で三層目となるドリッピングの続きをやっていました。「発掘~地殻~」は畳6枚にそれぞれ木彫による半立体を接着し、油絵の具で支持体を作り、さらに絵の具を撒き散らすドリッ […]

三連休 絵画的作業 そのⅡ

ゴールデンウィーク前半の三連休中日です。朝から工房で昨日の続きをやっていました。屏風6点には既に一層目の絵の具が施され、今日はその上に二層目となるドリッピングを行いました。ドリッピングは絵の具を滴るのに任せ、または飛び散 […]

三連休 絵画的作業開始

新作「発掘~地殻~」は「発掘~鳥瞰~」「発掘~混在~」に続く三双屏風として展示する作品です。屏風の方法をとることで彫刻と言っておきながら、これは絵画かもしれないと思っています。作品は正面でしか観ることができず、裏には何も […]

NOTE(ブログ)2500通達成

2006年にホームページを立ち上げて、毎日NOTE(ブログ)を更新しています。昨晩「蛙のカタチ」をアップしたら、ちょうど2500通となりました。どのくらいの方々に読んでいただけているのか見当がつきませんが、RECORDと […]

蛙のカタチ

今月のRECORDのテーマが「跳」なので、気儘に思いついた動物や昆虫を描いてみようと考えました。そこで跳ねる定番として蛙を取り上げました。蛙は成長過程でオタマジャクシから足が生えて蛙に変わる不思議な生き物ですが、自分は農 […]

RECORD10‘10月分HPアップ

私には彫刻の他にRECORDと称する作品があります。RECORDはポストカード大の平面作品で、一日1点ずつ作ることを自分に課しています。作り始めて7年目になりますが、RECORDにゴールはありません。自分に支障がなければ […]

サイン代替の印について

新作の完成にはサインをして作品がオリジナルであることを証明します。版画ではエディション番号とサインでオリジナルであることを示しています。最近では空間を変容させるインスタレーションがあったり、市場に出せない状況の作品もあっ […]

引き籠りの創作世界

旅行はせず自宅の地下室に籠って創作活動を展開したジョセフ・コーネル。近隣を散策し、書籍を漁ってはあらゆるものを収集し、それによって空想の旅に出ることが、即ち創作行為に結びついていた孤独な造形作家に自分は共感を覚えます。自 […]

週末 塗装前準備

来週末は家内やスタッフに手伝ってもらいながら「発掘~地殻~」の土台塗装を行う予定です。そのため今日は油絵の具による塗装に備えて準備を行いました。午前中に6点屏風になるボックスの接着作業を終えました。接着部分をクランプで固 […]

週末 穴あけ・接着作業

これから油絵の具で塗装するまで創作的な仕事はありません。今日と明日の作業は展示をするためにやる作業で、面白味のあるものではありませんが、作品全体が具体的なカタチで出来上がっていくので、それなりに意欲をもって取り組める作業 […]

出会いと別れの夕べ

昨晩は区単位での管理職の集まりがあり、新たなメンバーを加えて歓迎会を行いました。私たちの職場は不祥事等の新聞報道に多大な影響を受ける職場ゆえに、管理職同士が相談し合える関係作りが必要なのです。お互いの気持ちを出しあうこと […]

芸術家である後ろめたさ

世界的に認められた芸術家は、作品によって生活経済が豊かになり、またアシスタントも雇えるのだろうと推察しています。彼らは若い頃苦境に立たされた時期があっても、やがてパトロンが現われ、美術館が作品を買い上げて、誰にも憚れず作 […]

「ダンス」の「跳」的イメージ

今月のRECORDのテーマを「跳」にしています。新年度が始まる4月に相応しいと思い、気分が昂揚する「跳」を選びました。「跳」的イメージはオリンピックの高跳びや動物の跳躍を思いつきましたが、古今東西の美術作品としてはマチス […]

朝夕の風景雑感

春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、目覚ましが鳴ってもなかなか起床できず、その分朝食は慌ただしい時間の中で済ませています。最近の調査で定時に朝食を取るかどうかで、生活習慣病に影響することが新聞に掲載されていました。自分は […]

代休 密度ある時間

今日は土曜出勤の代休日です。一日制作をしていたいところですが、午後に出張があって代休を丸一日取れません。管理職になってから休日出勤が当たり前になっているので、休みが取れないことは慣れてきましたが、図録撮影を控えたこの時期 […]

絵画的ニュアンスについて

自分の立体作品は木材を塗装したり、部分的に炭化させることがあります。陶彫は焼き締めるので塗装はしていませんが、陶土を混合し、多少のニュアンスが出ることを制作意図にしているので、木材で行っている素材変容と同じと言えます。木 […]

25年度 休日出勤の日

新年度になり職場では新しい職員体制で仕事が始まっています。1年間で何回か組織的な休日出勤日が予定されていて、今日がその第一日目でした。代休は15日(月)ですが、自分はその日に出張があって代休が取れません。「発掘~地殻~」 […]

RECORDとコトバ

RECORDは日々のイメージの記録として、一日1点制作を自分に課している小さな平面作品です。月ごとにテーマを決めて5日間でイメージが展開するパターンが現在定着しています。ホームページにアップする際に月ごとのコトバも添えて […]

J・コーネルに魅せられて…

小さな箱の中で独自の造形世界を作ったジョセフ・コーネル。アメリカ人のシュルレアリストとして認識していた自分はコーネルの伝記を読んでいて、コーネル自身がシュルレアリストとして自分を意識づけたことは一度もないことを知りました […]

脱力と覚醒

夜、帰宅すると身体全体がだるくて何もする気が起きない日があります。眠くて仕方がないのは三寒四温の季節のせいなのか定かではありませんが、家内も同じようにだるいと言っているので妙な病気ではなさそうです。夕食を済ませた後、自分 […]

展示をするための仕事

今年発表する「発掘~地殻~」は6点の屏風から成る半立体作品です。部品を組んだ陶彫集合体と集積材を使った木彫を合わせてひとつの表現にしています。屏風なので、陶彫部品はそれぞれボルトナットで垂直な厚板面に取り付け、木彫は接着 […]

4月RECORDは「跳」

4月に入って一日1点のRECORD制作が厳しいと感じています。公務員としての仕事、彫刻家としての制作が押せ押せで、夜は疲れてしまってRECORDの小さな白い画面を見るのが苦痛になっています。何も描かれていない画面はあらゆ […]

週末 木屑だらけの一日

今日は朝から工房で木を彫りました。「発掘~地殻~」の6点屏風の木彫荒彫りが全て終わり、そのうち仕上げ彫りは4点終了しています。来週末に木彫は完成予定です。そこから油絵の具による塗装に入ります。油絵の具を使う段階で、作品は […]

週末 新年度イベントの後で…

昨日、職場では新年度の大きなイベントがありました。職場では例年3月初め頃と4月5日に職場全体に関わるイベントがあり、全職員が協力して取り組むのです。そのせいか今日は少々疲れ気味でした。朝から工房で木彫の作業をやっていまし […]

「夢の家ⅩⅩⅩ」雑感

「夢の家ⅩⅩⅩ」は1972年に作られたルイーズ・ニーヴェルスンの彫刻です。先日行ったDIC川村記念美術館「BLACKS展」に展示されていて、とくに印象に残った作品です。箱を積み上げて、その中に様々なモノをアッサンブラージ […]

ルイーズ・ニーヴェルスンの黒い彫刻

先日出かけたDIC川村記念美術館「BLACKS展」に15点もの作品が展示してあったルイーズ・ニーヴェルスンは、自分がかなり前から注目している女流彫刻家です。自作と似ているとすれば、全体に黒い色彩を施して箱型に詰め込んだ半 […]

F・ベーコン「三つの人物像と肖像」

表題は画家フランシス・ベーコンによる大作絵画で、図録によると1975年に描かれています。先日、東京国立近代美術館で開催中の「フランシス・ベーコン展」に行き、とくに印象深かった作品です。ベーコン独特の歪められた人物像が複数 […]

「ジョセフ コーネル」を読み始める

20世紀アメリカが生んだ異色の造形作家ジョセフ・コーネル。20世紀のピカソを初めとする革新的な芸術家達の生涯を賭けた華々しい活躍に比べると、内向的で地味なコーネルは、自分にとって現代美術史に隠れた謎に満ちた存在でした。コ […]

4月 新年度開始の日

4月になりました。職場は新年度を迎えました。4月は出会いと別れの季節です。自分も今の職場に昨年4月に赴任してきました。月日が経つのは早いもので、あれからもう1年が過ぎたとは考えられません。2年目の職場ともなれば、すっかり […]