Archives for the Month of 11月, 2016

充実していた11月

11月の最終日になりました。今月を振り返ると、勤務を要しない日が10日間あり、創作活動に邁進していました。背の低いテーブル彫刻の天板の設置、テーブル上部に置く陶彫部品の仕上げと焼成、背の高いテーブル彫刻の天板の加工とテー […]

素の自分でいたい時…

社会人となって30年以上過ぎましたが、職場で私はすっかり仕事上の顔をして、立場でモノを申すことに時間を費やしています。仕事には熱心に取り組んできたと自負しているし、私のような者でも背中を追ってくる後輩がいます。ただ、私は […]

猫の仕草

今は空前の猫ブームです。それに倣ったわけではないのですが、我が家では数年前に捨てられていた子猫を拾い、トラ吉と名づけて育てています。普段の生活を観察していると、猫は一日のほとんどを寝て過ごしています。狩りに瞬発力を使うの […]

11月最後の週末に思うこと

11月の振り返りは最終日に行うつもりですが、週末としては今日が最後なので、制作状況を踏まえながら週末の成果を振り返ってみたいと思います。今月は週末8日間に文化の日、勤労感謝の日を加えて10日間の制作を行いました。内容とし […]

週末 制作サイクルの遂行

漸く週末がやってきました。週末は創作活動をやれるぞと思うと心が高まります。私は限られた時間の中で一生懸命制作に取り組むことに慣れていて、全ての時間が自由になったら、果たして創作活動が真っ当に出来るのかどうか疑問です。公務 […]

積雪の思い出が甦る

昨日は橫浜で雪が積もりました。11月に積雪があったのは54年ぶりだそうです。雪が降って気分が高揚したのは子どもの頃の話で、社会人になってからは交通の乱れや転倒もあるので、私はいい気分はしません。そこで思い出すのは数年前の […]

大作復元 「ロスト北斎」より

昨晩、何気なく見ていたTVで思わず見入ってしまった番組がありました。NHKの「ロスト北斎」という番組で、葛飾北斎の失われた大作を2年間にわたって復元したプロジェクトを追ったものでした。副題は「幻の巨大絵に挑む男たち」で、 […]

勤労感謝の日に創作に感謝する

今日は勤労感謝の日で勤務を要しない休業日です。勤労感謝の日は文字通り、労働を尊ぶ日ですが、その年の新穀を天地の神に供え,天皇みずからも食する儀式の旧新嘗祭に所以があるようです。今年の勤労感謝の日は、暦の関係で週の真ん中に […]

ダリの精神分析考察

現在読んでいる「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)の中で、ボッシュの次にダリが登場してきました。偶然にも東京で「ダリ展」を開催していて、今年の下半期はダリの世界に浸って終わりそうです。本書ではS […]

横須賀の「新宮晋 宇宙船」展

先日、横須賀美術館で開催中の「新宮晋 宇宙船」展を見てきました。彫刻家新宮晋氏は、風や水によって動く彫刻を作る作家として内外に知られています。とくに自然現象を扱うために作品は野外に設置される場合が多く、私も駅の広場や公園 […]

週末 陶彫による橋の造形

今日は昨日と打って変わって好天に恵まれ、気温も20度近くまで上昇しました。工房周辺の紅葉が青空に美しく映えていました。朝から大学院生と制作に没頭し、我を忘れる時間が到来しました。今日は大学院生だけでなく、職場の人が水彩画 […]

週末 制作&横須賀へ…

漸く週末がやってきました。冷たい雨が降る中、朝から工房に出かけ制作に没頭しました。このところ頻繁に来ている大学院生もいて、お互い作業に集中していました。今日の作業は午後3時までと決めていました。そのせいか周囲が見えなくな […]

「十大弟子立像」写実の面白さ

昨日に続いて、東京国立博物館平成館開催中の「禅ー心をかたちにー」展で、心に響いた作品について述べてみたいと思います。今回取り上げたのは、やや小さめの仏像が10体並んでいた「十大弟子立像」です。全体のプロポーションを漫画サ […]

「竹林猿猴図屏風」に心響く

現在、東京国立博物館平成館で開催中の「禅ー心をかたちにー」展で、心に響いた作品について述べてみたいと思います。私は展覧会ではタイトルや作者名をほとんど見ません。気になった作品を確認する時にだけ作者名を見ています。まず余計 […]

東京上野の「禅」展

禅という思想は、日本人より寧ろ外国人、とりわけ欧米人に人気が高く、東京国立博物館平成館で開催中の「禅ー心をかたちにー」展にも多くの外国人が訪れていました。本展ではずっしりと重い立派な図録を用意していて、展示の内容も充実し […]

東京上野の「平安の秘仏」展

私の仏像好きは今に始まったことではありませんが、最近でも大きな仏像企画展にはよく足を運んでいます。理由は博物館で見る仏像と、所蔵されている寺院で見る仏像とは違う印象を受けるためで、博物館の照明の下で鑑賞する仏像には、祈り […]

HPのGALLERYに「群塔」アップ

昨年制作した「発掘~群塔~」をホームページのGALLERYにアップしました。無数の塔が連なって点在しているイメージは、一昨年の「発掘~層塔~」を制作している頃からありました。塔の点在を屏風と床置きにしようと計画し、技巧的 […]

週末 小春日和の工房

日中は20度前後の気温となり、工房で制作するのには絶好の日でした。きっと道路は紅葉狩りで混雑していたのかもしれず、行楽地に出かけたい気分にもなりますが、こういう時こそ制作に明け暮れるのが自分にとって幸せと思っています。今 […]

週末 大型陶彫の成形

今日は好天に恵まれた爽やかな一日でした。工房がある植木畑周辺でも紅葉が始まり、木々の色合いが美しく感じられました。朝から大学院生が来ていて修了制作に励んでいました。私も彼女に背中を押されるように制作を頑張りました。先週か […]

東京恵比寿の「杉本博司 ロストヒューマン展」

東京恵比寿にある東京写真美術館がリニューアルオープンして、自分が注目する作家の個展が開催されているので行ってきました。美術作家杉本博司氏はカメラマンとしての表現活動が基盤にありますが、さらに思索的なスケールの大きい世界観 […]

11月RECORDは「ささえる」

今月のRECORDのテーマを「ささえる」に決めました。今年はひらがな4文字による年間テーマを設定して、日々RECORDを作っています。今年もあと2ヶ月になり、RECORDのひらがな4文字のテーマもあと2回分になりました。 […]

ボッシュの図像的解釈

現在読んでいる「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)に中世の画家ヒエロニムス・ボッシュの「快楽の園」の図像的解釈が掲載されていたので、まとめてみたいと思います。まず図像的解釈とは何か、本文を引用す […]

礼賛!彫刻は労働の蓄積

前からNOTE(ブログ)に何度となく書いていることですが、自分の彫刻は集合体で見せるため一気呵成に作ることが出来ず、陶彫部品をひたすら作ることに明け暮れています。先日見てきた「鈴木久雄 彫刻の速度」展(武蔵野美大美術館) […]

「鈴木久雄 彫刻の速度」展について

先日、武蔵野美術大学美術館で開催中の「鈴木久雄 彫刻の速度」展を見てきました。年譜によると現在70歳を迎える抽象彫刻家の、鉄や石を使った大作が並ぶ展覧会で、その構造体が周到に計算され、また室内空間に縦横に配置された作品群 […]

週末 成形&窯入れ開始

今日は終日工房に篭って制作に明け暮れました。昨日から背の高いテーブル彫刻を作っていて、いよいよテーブルの下に吊り下げる陶彫部品を作り始めました。ひとつのユニットがかなり大きくて、ひとつ作るだけで骨が折れました。久しぶりに […]

週末 制作&母校訪問

週末になり、朝から工房に篭って制作三昧でした。今月の目標に書いた通り、今日から背の高いテーブル彫刻の制作に取り組み始めました。まず2m50cmの柱の上に設置する厚板があります。厚板は正方形ですが、僅かばかり曲線にして有機 […]

ボッシュの時代の精神分析

現在読んでいる「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)に、早くも興味をそそられる箇所が登場してきました。ルネサンスは日本では文芸復興と訳されていますが、人間の個人的な価値が認められる動きがあったり、 […]

文化の日 創作の日

NOTE(ブログ)のアーカイブを見ると、11月3日の文化の日は創作活動に勤しんでいることが書かれてあって、文化の日に相応しいことをやっているなぁと思っています。今日も例外ではありません。日頃から創作活動をしているので、新 […]

16‘RECORD7月・8月・9月分アップ

私のホームページにRECORDの7月分から9月分までアップしました。先日カメラマンに撮影していただいた1年間分のRECORDのこれが最後の3ヶ月で、この後のRECORDはまた来年の撮影になります。今回アップした3ヶ月分は […]

秋の深まる11月に…

11月になりました。いよいよ秋から冬に向かう季節が到来し、私はスーツにネクタイを締めて出勤しています。先月は創作活動を頑張った感じがしていますが、今月は果たしてどうでしょうか。先月のモチベーションのまま今月も頑張りたいと […]