Archives for the Month of 5月, 2009

5月の終わりに…

今日は雨が上がり、久しぶりに日が差しました。倉庫建設中の畑を見に行って、その足でボランティアで個展の搬出入等を手伝ってくれている美大生に会いに行きました。作業場ではよく一緒に作業をしていましたが、現在彼女は教育実習中です […]

個展が近づく足音

例年開催している東京銀座での個展が近づいてきました。今年も7月20日から企画展としてギャラリーせいほうの予定に入れていただいています。今年で銀座での個展も4回目。少し今までの陶彫とは違う発展した作品を出品いたします。また […]

職場のメンタルヘルス

今日は管理職研修があって、最近職場で増えている「うつ病」等による心の病の話が出ていました。確かにメンタルな部分で休職する人は自分の近くにもいました。自分も4月から新しい職場に人事異動があって、仕事尽くめの毎日です。「生真 […]

「オブジェ焼き」を読む

表題は八木一夫著「オブジェ焼き」(講談社)です。八木一夫は前衛陶芸家として知られ、用途を持たない陶による作品を作った草分け的な存在です。陶彫を表現方法に選んだ自分としては、八木一夫の「ザムザ氏の散歩」等の前衛陶芸は避けて […]

横浜中華街へ…

義母の三回忌が来月に迫り、食事会の予約に横浜中華街へ行ってきました。ウイークディだというのに結構人が多くて驚きました。横浜の観光スポットではありますが、まるで週末のような賑わいでした。行きつけの中華飯店に予約を入れて、家 […]

睡眠ばかりの代休

土曜日から二泊三日の出張があり、昨晩帰ってきて今日は代休です。出張でかなり疲労していたらしく、今日一日は眠気がとれず、ウトウトとした一日を過ごしました。創作活動をしようにもヤル気が起こりませんでした。眠っているような眠っ […]

縄文土器への思い

新潟県に行ったことで、もう一度縄文土器を見に新潟県に来てみたいと思っています。十日町に多くの出土品があると聞いています。縄文土器を芸術として位置づけたのは岡本太郎ですが、自分も縄文土器の魅力に取り付かれている一人です。粗 […]

火焔型土器のかけら

昨日から出張できている新潟県は縄文土器が多く出土するところです。宿泊している民宿でも玄関ロビーに出土した土器の陳列棚がありました。ご主人に話を聞くと昔畑を掘ったら出てきたと言うのです。棚の中に、大きな甕があり、どうやら埋 […]

南魚沼産コシヒカリ

横浜から数時間で新潟県南魚沼市の舞子高原にやってきました。南魚沼はやはり「コシヒカリ」が有名で、このコシヒカリが誕生するには様々な苦労があった話を宿舎のご主人から聞きました。ここの「コシヒカリ」は炊きたてはもちろん、ご飯 […]

明日は地方に出張

明日は地方に出張です。新潟県南魚沼市に出かけます。NHK大河ドラマの舞台になっているところなので、かなり盛り上がっているのではないかと思います。自分は「魚沼産コシヒカリ」に魅かれます。宿で出る食事のご飯はきっと美味しいの […]

イメージする力を保つ

創作活動から離れていると、イメージする力が衰えてきます。美術の制作であれ詩作であれ、それは同じです。イメージする力は漫然と生きていても、なかなか身につくものではなく、常に何事かをイメージしようと心がけていなければ出来ませ […]

「金属」という素材

私の学生時代、ちょうど彫刻を始めた頃は野外展が華やかで、都市計画と連動して街の中に彫刻が置かれ始めた時代でした。鏡面のように磨いたステンレススティールの構成的作品が街の風景を映し出して、現代の空気を人々に伝えていました。 […]

無限に繰り返す力

昨日、アーティスト草間弥生の作品に触れたブログを書いていて、草間弥生の持つ異様な世界は、水玉や網が繰り返される単純な作業によって生み出される世界なのだと改めて思いました。単純であるが故にどこまでも広がる世界。細胞のように […]

「無限の網」を読む

表題は草間弥生著「無限の網」(作品社)で、水玉や網が増幅していく大掛かりな造形作品をパワフルに作り出している女性アーティストの自伝です。草間弥生という作家は、ちょうど30年前の自分の学生時代に、南天子画廊から出版された「 […]

5月の空に…

五月晴れというコトバがありますが、今日は荒れ模様の一日でした。週末の日課として、亡父の残した畑に行って倉庫建設の様子を見ますが、雨風で周囲の木々が大きく揺れていました。我ながら美しいところだなと思っています。ここで作業が […]

RECORD4月・5月アップ

RECORDの4月分と5月分といっても昨年作ったものですが、ホームページにアップいたしました。昨年は1ヶ月毎に幾何形体を選んで、それをもとに作品化していました。当然構成的な作品ばかりです。4月は円形、5月は六角形をやって […]

「石」という素材

オーストリアのウィーンで暮らし始めた頃、生活費を稼ぐため石彫のアルバイトをしていました。ハンス・ムーアという彫刻家がウィーン郊外に工房を持っていて、彼のデッサンをもとに鏨や電動カッターで石を切り出す仕事でした。ハンス・ム […]

「陶」という素材

「陶」は語りつくせないほど思い入れのある素材です。彫刻を学び始めた20代初めから興味関心がありました。塑造を石膏で型を取り、そこに新たな石膏を流し込み、型を割って石膏として作品を残す方法に、当時はずっと疑問を持っていまし […]

「木」という素材

祖父が宮大工、父が造園業という環境で育った自分の周囲には木材が豊富にありました。でも木の美しさに触れたのは自分の生育歴からではなく、滞欧中に訪れたルーマニアのマラムレシュ地方に点在する木の家々を見た時でした。柱の抽象的な […]

「砂」という素材

「砂」は小さな石が集った素材です。風や雨によって姿を変えていき、自然の齎す雄大な景観を作ることがあります。砂丘に現れる風紋に感動を覚えるのはきっと私だけではありません。「砂」はまた不毛なイメージと結びついたり、崩壊の美学 […]

不安定な日常の小さな安定

横浜市の公務員でありながら不安定な日常とはどういうことか?と叱られそうな書き出しですが、収入が安定しているとはいえ、心が満ち足りているとは限りません。もちろん経済的な安定は生活していく上で必要なことです。それでも自分のや […]

P・クレーの描写について

今朝NHK番組「日曜美術館」を見ていたら、ドイツ人画家P・クレーを取り上げていました。クレーは自分のブログにも度々登場していますが、しばらく記憶の隅にいたと思うと、また立ち現れてくる芸術家の一人です。自分が24歳の頃、初 […]

見せない彫刻

故若林奮先生の作品の中に、ほとんど土中に埋めてしまって僅かしか見えない彫刻があります。府中美術館の野外にある鉄の作品も上の部分しか見せていない彫刻です。それを見ると鑑賞者は唖然としますが、自分にはその考え方が多少理解でき […]

週末の楽しさ実感

連休の後にくる週末。例年なら彫刻制作に追われていますが、現在はあえて作業を休んでいるので、週末をどう過ごすかという思いで、楽しさ倍増です。雛型を作ってみようとか、イメージデッサンをしてみようとか、時間の許す限り様々な可能 […]

「夢の漂流物」で思い出すこと

表題は白倉敬彦著「夢の漂流物」(みすず書房)です。「私の70年代」と副題がついている通り、作者が交流した美術家や文学者を通して70年代を回顧し、その時代の側面を分析したエッセイです。自分は大学を出たのが79年で、ちょうど […]

連休の終わりに…

この連休は例年のように土を練ったり木を彫ったりする作業をしなかったせいか普段とは違う過ごし方をしました。まず、RECORDの集中制作、さらに次なる立体作品のイメージをまとめる時間が作れたことです。立体作品では3月まで制作 […]

5月のRECORD

一日1枚のノルマを自分に課して、葉書大の厚紙に平面作品を作っています。3年目に突入しましたが、まだ継続中です。「RECORD」というタイトルは記録と言う意味をこめて付けたものです。今月は鋭角な三角形のパターンをベースして […]

笠間の「伊藤公象展」

昨日出かけた茨城県笠間の陶炎祭。会場は芸術の森公園にあり、そこには県陶芸美術館や窯業試験所もあって、陶芸を中心とした美術工芸の文化が集まっています。県陶芸美術館で「伊藤公象展」が開催されていたので見てきました。この陶炎祭 […]

友人を訪ねて…益子・笠間

例年この時期に栃木県益子の陶器市と茨城県笠間の陶炎祭に出かけます。陶芸家として活動している友人たちが、今年はどんな作品を作っているのか見たいし、良ければ購入したいと思っているのです。まず、益子の「かまぐれの丘」で店を構え […]

倉庫と言えども地鎮祭

亡父が残してくれた畑に倉庫を建てる計画があって、今日は工事関係者が一堂に会して地鎮祭を行いました。神主は雇わず、現場監督がその役目を務めてくれました。縄を張った四方に塩、米、酒をまいて土地を清め、建設工事の安全を祈願いた […]

どんな5月になるのか…

新緑に溢れ花咲き誇る美しい季節です。自分のヴァイオリズムから言えば、夏に向うこの時期が一番創作に励める時で、例年ならまず取り留めのないイメージにしっかりしたカタチを与え、それを具現化するための制作工程を考えているところで […]