Archives for the Month of 5月, 2019

令和になった5月を振り返って

今月1日から令和元年がスタートしました。アメリカのトランプ大統領が令和初の国賓として天皇陛下を訪ねて来られました。私は新しい職場に徐々に慣れてきましたが、外会議が多くて落ち着かない日々を送っています。落ち着かなかったのは […]

「ヨーロッパの形」を読み始める

先日まで読んでいた「日本流」(松岡正剛著 筑摩書房)の後は、真逆に位置する西欧の文化史に触れたくなって、「ヨーロッパの形 螺旋の文化史」(篠田知和基著 八坂書房)を読み始めました。私は1980年から5年間ヨーロッパに住ん […]

「日本流」読後感

「日本流」(松岡正剛著 筑摩書房)を読み終えました。著者松岡正剛氏はネット上の「千夜千冊」で知りました。「千夜千冊」は、所謂書籍のナビゲーションのことで、これを眺めていると氏の幅広い教養だけでなく、内容を語る視点のユニー […]

「日本は歌う 間と型から流れてくる」について

「日本流」(松岡正剛著 筑摩書房)の第七章は「日本は歌う 間と型から流れてくる」について取り上げています。本書「日本流」はこれが最後の章になります。著者が最後に取り上げたのが「間」と「型」です。私たちは普段よく「間がぬけ […]

新作印のデザインと彫り

陶彫部品を組み合わせる集合彫刻には、私は新作ごとに新しい印を貼り付けています。これは多くの部品から成り立つ故の工夫ですが、陶彫部品ひとつひとつの隠れた場所に印を貼り、番号をつけておきます。その番号に従って順序良く組み立て […]

週末 図録撮影日前の週末

来週末の6月2日(日)が図録撮影日です。その日に工房スタッフを集めているので、何とか6月2日を新作完成のゴールにしたいところです。もちろん完成するはずと踏んでいますが、心配なことは焼成です。とくに追加して制作した2個の陶 […]

週末 昇降機調整&陶彫仕上げ

やっと週末になりました。今週は職場外での会議が多かった上に、昨日は野外の体育的イベントを開催し、夜はその成功を祝って打ち上げもやっていました。先週は体調が思わしくない状態でしたが、今週になって体調は回復しつつあり、それで […]

職場の体育的イベント実施日

私と同じ職種の人が、このNOTE(ブログ)をよく読んでくださっているので、職場の体育的イベントとは何のことか、分かっていただいているとは思いますが、情報の拡散を恐れて、私が退職するまでは種明かしはしないつもりでいます。4 […]

「日本と遊ぶ わざ・さび・あはせ」について

「日本流」(松岡正剛著 筑摩書房)の第六章は「日本と遊ぶ わざ・さび・あはせ」について取り上げています。冒頭に永井荷風の遊び癖が登場します。「荷風には、名状しがたい『遊び心』というものがあります。私はそこが好きです。一見 […]

工房ロフト拡張工事完成

今日は職場に出勤せず、私たちの職種の「全日本」と銘打った総会が東京の代々木であり、そちらに参加してきました。朝から東京に出勤することになって、通勤ラッシュを久しぶりに経験しました。それでも北海道から沖縄県までの管理職が一 […]

「日本に祭る おもかげの国・うつろいの国」について

「日本流」(松岡正剛著 筑摩書房)の第五章は「日本に祭る おもかげの国・うつろいの国」について取上げています。古田織部と山片蟠桃の生い立ちやその業績から始まる随想の中で、自分はとりわけ古田織部の縄文的変形と言うべきか、歪 […]

「日本へ移す 見立てとアナロジー」について

「日本流」(松岡正剛著 筑摩書房)の第四章は「日本へ移す 見立てとアナロジー」について述べられています。日本は「見立て」の文化と言われますが、そもそも「見立て」とは何でしょうか。著者がさまざまな例題を挙げて説明しています […]

週末 新作の陶彫全て出揃う

最近体調が優れない毎日が続いています。工房がロフト拡張工事によって、作業スペースが限られてしまっているのが、原因のひとつかもしれません。今日も鉄工業者は工房に姿を見せませんでした。鉄材や板材を切断する騒音の中で、創作活動 […]

週末 「発掘~双景~」大詰め

週末になり、朝から工房に篭りました。ロフト拡張工事が進み、天井に昇降機が取り付けられていました。昇降機は天井を移動できるようにレーンがありました。1階からロフトに荷物を上げ、さらにロフト内を移動して、荷物を降ろすようにな […]

若林奮「犬」による彫刻

平塚市美術館で開催中の「彫刻とデッサン展」に出品している彫刻家のうち、私の興味関心が高い2人目は若林奮先生です。この人も大学の教壇に立っていましたが、当時から若林先生の説明が難解すぎて、学生の私は到底近づくことが出来ない […]

保田春彦「壁」による彫刻

平塚市美術館で開催中の「彫刻とデッサン展」に出品している彫刻家の中で、私が大学在学中から憧れていた作家が2人もいることが分かり、平塚まで車を飛ばして作品を見に行きました。一人は保田春彦先生で、当時は大学で教壇に立っていま […]

平塚の「彫刻とデッサン展」

先日、平塚市美術館で開催中の「彫刻とデッサン展」を見てきました。「空間に線を引く」と題され、著名な日本人彫刻家が集められた本展は、私にとって重要な展覧会であり、必ず見に行こうと決めていたのでした。まだ自分は彫刻を専門にし […]

荘司福「刻」について

92歳の長寿を全うした日本画家荘司福。その絵画世界の変遷を、今回の展覧会「荘司福・荘司喜和子展」(平塚市美術館)でじっくり見ることが出来ました。私は若い頃に描いた人物画や仏教に取材した絵画よりも、最晩年に描いた一連の風景 […]

平塚の「荘司福・荘司喜和子展」

先日、平塚市美術館で開催中の「荘司福・荘司喜和子展」に行ってきました。日本画家荘司福は92歳まで生き、日本画の世界では重鎮であったことを私も知っていました。晩年の風景画をどこかで見て、その端正で奥深い世界に感銘を受けたこ […]

週末 窯入れ準備&「曲景」テーブル塗装継続

いつもなら日曜日は元気回復して制作に突き進むのですが、今日は疲労が残っていました。水曜日、金曜日、土曜日と歓送迎会が続き、出来るなら今日一日休みたいと思っていました。来月早々にある図録撮影を考えると、今日の制作ノルマをや […]

週末 「陶紋」加飾&「曲景」テーブル塗装

大型連休が過ぎ、漸くまた週末がやってきました。朝早く工房に行くと、ロフトの拡張工事が進み、計画したところまで鉄骨の梁が設置してありました。工房の3分の2はロフトになる計画で、ロフトにも蛍光灯を設置して、倉庫部分も明るくす […]

5月RECORDは「叢雲の風景」

今月のRECORDのテーマを決めました。RECORDは一日1点ずつポストカード大の平面作品を作っていく総称で、文字通りのRECORD(記録)になっています。今年は「~の風景」というタイトルをつけていますが、今までのREC […]

佐倉の「ジョセフ・コーネル」展

大型連休を利用して千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館に「ジョセフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」展を見に行ってきました。DIC川村記念美術館にはアメリカの造形作家ジョセフ・コーネルの作品コレクションがあって常設 […]

映画「グリーンブック」雑感

昨日のNOTE(ブログ)に続き、今回も映画の話題です。大型連休中に観た映画で、常連の横浜のミニシアターにおいて連日チケットが完売していた映画がありました。私も最初に行った日は観られず、翌日に漸く観ることが出来た映画で、観 […]

映画「キングダム」雑感

大型連休を利用してエンターティメント系の映画館に出かけ、映画「キングダム」を観てきました。工房に来ていた美大生は「漫画を原作にした実写版映画は、結構コケることが多いんですよ。」と言っていましたが、「キングダム」はなかなか […]

連休⑩ 「陶紋」5点の制作開始

大型連休は今日が最終日です。10連休は新天皇の即位があって実現したもので、私は陶彫制作や美術や音楽鑑賞、さらに映画鑑賞に日々充実した休日を過ごすことが出来ました。工房のロフト拡張工事も始まりました。2人の鉄工業者が今日も […]

連休⑨ 工房ロフト拡張工事始まる

今日から工房のロフト拡張工事が始まりました。朝9時から鉄工業者が来て、ロフト部分の鉄骨の補強を行なっていました。まず現在の鉄骨に、さらに追加して新たな鉄骨を連結するための補強金具を据え付けていきました。業者が2人がかりで […]

連休⑧ 砂マチエール作業開始

大型連休も8日目になり、残すところ後3日になりました。今日は工房のロフト拡張工事が入るはずだったのですが、業者の都合で明日から工事が入ることになりました。連休が終わってウィークディの勤務が始まっても工事は続けるそうで、工 […]

連休⑦ 作品移動&映画鑑賞.その2

連休の7日目になります。今日は朝8時から工房に篭りました。明日からロフトの拡張工事が始まるため、工事現場の下にある陶彫部品を安全な場所に移動しなければならず、昨日の彫り込み加飾が残っているにも関わらず、まず作品の運搬から […]

連休⑥ 陶彫制作&映画鑑賞.その1

連休が後半に入り6日目になりました。まさに連休ど真ん中です。今日は昨日と同じく早朝7時に工房に出かけました。夕方は家内と映画に行く約束があったため、朝早くから陶彫制作を始めたのでした。昨日までテーブル彫刻「発掘~曲景~」 […]

連休⑤ 令和は音楽会でスタート

今日から令和元年がスタートしました。連休は5日目になります。今日は叔父による音楽会が開催される日で、その時間を空けるため、私は早朝7時に工房に出かけ、自宅を出る11時までの4時間、必死になって陶彫成形をやっていました。彫 […]