Archives for the Month of 7月, 2012

7月の終わりに…

今日で7月が終わります。今月は東京銀座での個展があったためか月日が経つのが早く感じました。個展は搬入時に1年間の創作活動の結果が出ると自分は認識しています。実際は5月の図録撮影時に作品は完成しているのですが、やはり発表す […]

村井正誠記念美術館

先日、東京等々力にある村井正誠記念美術館に行きました。往復葉書で申し込んだのは香川県高松にあるイサム・ノグチ庭園美術館と京都にある桂離宮と今回の美術館で3回目になります。因みに京都にある重森三玲庭園美術館は電話予約で済ん […]

週末 休憩時間の大切さ

今日も猛暑です。朝から工房内は大変な暑さで、それでも昨日の失敗を繰り返さないように慎重に陶彫成形を行いました。制作には神経を使うので、たちまち汗が噴き出てシャツがぐっしょり。凍結した水分を買ってきたので、それで冷たい水分 […]

週末 猛暑の工房

このところ連日猛暑が続いています。今日も朝から30度を上回り、空調のない工房は大変な暑さに見舞われました。じっとしていても汗が流れる蒸し風呂状態の工房で、座布団大のタタラを数枚作り、RECORDの彩色をしました。タタラは […]

夏季休暇 美術館巡り

5日間の夏季休暇のうち1日目の休暇を今日取りました。今日は朝から家内と3つの美術館に車で出かけました。まず、東京等々力にある村井正誠記念美術館。ここは往復葉書による事前申し込みが必要で、金曜と日曜しか開館していないという […]

RECORDに描く十二支

今年の年賀状は、以前のRECORDに描いた龍を使いました。RECORDはポストカード大なので、そのまま絵手紙にもなるのです。そこで、来年の干支である巳(つまり蛇)の絵を今年中に描こうと思っていました。そこで昨日までの5日 […]

西洋の没落 第二巻へ…

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第一巻を読み終えて、第二巻へ突入しています。第一巻ではギリシャ・ローマ文化のアポルロン的魂と西洋文化のファウスト的魂、それに東方のマギ的魂を加えた3本の柱を中 […]

「陶紋」を携えて叔父宅へ

今回の個展に出品した「陶紋」のひとつを叔父が購入してくれました。今日は自分の勤務終了後に「陶紋」を携えて叔父宅に行きました。叔父は声楽家です。叔父の家にはヨーロッパの品々が多く展示されています。1階にはプライベートのレッ […]

西洋の没落 「ファウスト的自然認識とアポルロン的自然認識と」

表題は「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)第一巻の最終章です。この章に副題はなく、これが第一巻全体のまとめになっています。ようやくここまで辿りつきました。表題にあるファウスト的~とアポルロン的~は […]

週末 脱力感を抱きつつ…

昨日で最終日を迎えた東京銀座での個展。今日は朝から脱力感がありました。身体が動かない中で朝から工房に出かけました。自分は今日は絶対に休まないと決めていました。今までの個展に囚われてはならないと思っているのです。今日は新作 […]

12‘個展の最終日&搬出

今年の個展が最終日を迎えました。職場のひとたちや上司夫妻にも来ていただきました。来客が途切れることなく続いたのが何よりも嬉しいと思いました。声楽家の叔父夫妻が「陶紋」を所望してくれて1点売れました。自分が仕事で来ることが […]

創作意欲を掻き立てるモノ

夏を迎えて夏季休暇を楽しみに毎日を過ごしています。5日間の夏季休暇を自分は連続して取ることはできませんが、どこかに出かけて気分転換をしたいと考えています。家内は温泉や食事に一般的と言っていい程度の拘りを持っていますが、自 […]

原宿の「FMダイニング カフェバー」

家内の従兄弟で音楽活動をやっている人がいます。彼が関わっているレストランバーが東京原宿にオープンしたので、今日はそのレセプションに行ってきました。家内は銀座のギャラリーせいほうに来客の接待に出かけ、私は職場から勤務時間終 […]

アポルロン的魂とファウスト的魂

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を読んでいると、ギリシャ・ローマ文化と西洋文化の相違があらゆる場面で比較されています。簡単に言えば見たままを静的に表し、本書の語彙を使えば彫塑的と言えるギリシャ […]

西洋の没落「魂の像と生命感情と」そのⅡ

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)第一巻が後半に差し掛かりました。今月いっぱいで第一巻が読み終えるかどうかですが、第二巻も間髪を入れずに読んでいこうと思います。さて、今回「そのⅡ」としたところは […]

12‘個展オープニング

今日から東京銀座のギャラリーせいほうで個展を開催いたします。今日はオープニングで、懐かしい人や職場の人、大学の先輩や後輩、友人や親戚まで来ていただきました。今回も感謝に堪えません。とりわけ師匠の池田宗弘先生が長野県麻績か […]

三連休 過去から未来へ

この三連休は充実しています。昨日は東京銀座のギャラリーせいほうでの個展に備えて作品を搬入しました。今日はギャラリーが休みで、明日がオープニングになります。作品は搬入・飾りつけが終わってしまうと万事休すで、気持ちの上では終 […]

12‘個展の搬入日

ついにこの日がやってきました。昨晩からどしゃ降りの雨が降り、時より雷も鳴っていましたが、朝になると青空が顔を出しました。運搬業者2名、アシスタント2名と自分の5人で、午前10時に工房にある作品の積み込みを終了、一路東京銀 […]

ゲーテ「ファウスト」について

ドイツの文豪であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテがその生涯を費やして書き上げた戯曲「ファウスト」。岩波文庫より出版もされているようですが、いまだに読んだことがありません。「ファウスト」に初めて接したのは、在欧中に […]

雛型制作に対する欲求

ウィークディは公務員、週末は彫刻家として余裕のない日々を過ごしている自分ですが、時間があれば工房内の室内環境を整えたり、倉庫の効率化を図ったりしたいと願っています。さらに願うことは雛型を多く作ってみたいのです。1年1回の […]

内容と技巧の関係

作品を鑑賞する上で、この作品はどんな主題や主張をもつのか、何を訴えたいのかをまず考えます。同時に技巧も視覚に飛び込んできます。作品の内容とそれを具現化する技巧とは切り離せない関係があります。まだ、自分が彫塑で習作をやって […]

西洋の没落「魂の像と生命感情と」そのⅠ

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の単元別のまとめをNOTE(ブログ)に書く機会が増えています。これは自分のメモとして書いている訳ですが、翻訳をそのまま引用しているので、NOTE(ブログ)を読ん […]

12‘今夏の読書について

学生時代から夏休みの課題の習慣が身についてしまっています。学校教育のなせる業で、読書が良いことか悪いことかと言えば、向上心を維持しているので、これは良いことと思っています。読書感想文なるものもこのNOTE(ブログ)を使っ […]

週末 早朝と夕方の制作

今日は休日出勤日で朝9時ころから午後3時くらいまで仕事がありました。そのため朝5時30分に工房に出かけ、昨日の続きを行いました。陶彫成形はひとつ作り始めたら一気に作らないと陶土が乾燥し過ぎる嫌いがあるのです。朝は2時間少 […]

週末 欲張る制作

やっと週末になり、制作三昧といきたいところですが、明日が休日出勤日のため今日のうちに大きな新作陶彫の彫り込み加飾と次の成形をやっておきたいと決めていました。やや焦り気味になって朝早くから工房に篭っていました。気持ちが充実 […]

夢に現れる壁のイメージ

最近見た夢の話です。どこか美術系大学の敷地の片隅のような場所に自分の作品が置いてありました。コンクリートの建物の庇の下にちょっとしたスペースがあって、そこにシートで覆われた巨大な直方体がありました。シートを取り除くと、壁 […]

西洋の没落「音楽と彫塑と」そのⅡ

表題の本書の持つ難解な論理に慣れてきたとは言え、いまだ理解に苦しむ箇所も多々あります。朝の通勤時は比較的頭に入り、夜の帰宅時はボンヤリと目で文面を追うだけになってしまいます。「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊 […]

日本画家の孤高のコトバ

現在「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)という人文・自然科学全般に亘る広義な洞察を下敷きにした「世界史」という哲学をとつおいつ読み砕いています。最近はずっとこんな論理に囲まれているので、単純で感覚 […]

「生物の進化 大図鑑」

自分の創作活動の際に参考資料としている書籍をNOTE(ブログ)で公開してしまうのには抵抗がありますが、創作イメージの源泉は必ずしもこの書籍だけではないし、模倣もあり得ないので、「生物の進化 大図鑑」(マイケル・J・ベント […]

7月RECORDは「束縛」

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作って「RECORD(記録)」と称しています。今年は漢字二文字のテーマを月ごとに掲げてやっています。今月は「束縛」。現代社会では束縛を受けることが多く、手枷足枷の中で生きている感覚は […]

週末 7月になって…

7月になりました。今日は朝から工房に行って大きな成形に取り掛かっていました。骨の折れる作業ですが、窯に入るギリギリのサイズを作るのはやりがいがあります。今月は16日(月)から21日(土)までギャラリーせいほうにて個展があ […]