Archives for the Month of 8月, 2011

夏気分を惜しみながら…

今日で8月が終わります。月が変わることに郷愁を感じるのは夏の特徴かもしれません。開放感あふれる夏だからこそ流行り歌にもなり、移ろう夏気分を惜しむ情景になるのだと感じます。今月の創作活動を省みると、とにかく暑い工房の中で滴 […]

夜の工房へ…

仕事から帰って夕食をすませてから今日は工房へ出かけました。懐中電灯で足元を照らしながら植木畑の中を歩きました。こういう習慣が身につけば平日も制作が可能です。夜は気温が下がって制作には好条件です。昼間の仕事で疲れているとき […]

オブジェの評論集を読み始める

「問いなき回答 オブジェと彫刻」(建畠哲著 五柳書院)を読み始めました。自宅の書棚に眠っていた書籍で、一度読んでいるかもしれないと思って読み始めましたが、どうやら購入したまま書棚に仕舞いこんでいたことがわかりました。目次 […]

週末 猛暑が戻った日

曇り空で気温が低かった昨日に比べると、今日は夏の暑さが戻った一日でした。しかも工房内は猛暑で、昨日に引き続き土練りをしていた自分は汗が滴りました。今日も若い子たちが来ていました。彼女たちも昨日に引き続き水彩画や油絵を描い […]

週末 時間刻みの多忙な日

昨年のNOTE(ブログ)のアーカイブを見ると、8月最後の週末は一日のうち6回も出入りがあって多忙を極めています。今日も同じで時間刻みの多忙な一日になりました。これは日記として記録に留めておこうと思います。今朝は工房で陶土 […]

「礒江毅 グスタボ イソエ」展

先日、東京練馬にある区美術館で表題の展覧会を見てきました。礒江毅は2007年に53歳で世を去った夭逝の画家です。礒江毅は1954年生まれ、私は1956年生まれですからほとんど同世代なので、自分としては人事ではなく心中は穏 […]

「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」展

先日、夏季休暇を頂いて表題の展覧会を埼玉県立近代美術館に見に行きました。大きなポスターが葉山の神奈川県立近代美術館にも貼ってありましたが、機会を逃したため埼玉県に出かけたのでした。現代アフリカ美術に疎い自分は、アナツイの […]

「新宿中村屋 相馬黒光」を読んで

表題の書籍を自分としては短時間で読むことができました。彫刻家荻原守衛との関わりでしか知らなかった相馬黒光でしたが、彼女の生涯や生きた時代のことを考えると、荻原守衛との関係はほんのひとコマに過ぎないと思えます。相馬(旧姓 […]

11‘個展のお礼状

今年の個展のお礼状の印刷をしました。もう個展から1ヶ月が過ぎています。懐かしい人が来てくれたことを嬉しく思います。今回はご無沙汰していた方々に会えて積もる話が出来ました。芸術家を目指す若い人たちが多く来てくれたのが今年の […]

HPリューアル打ち合わせ

図録からホームページに至るまで、ずっと作品や作品を取り巻く状況を撮影し続けているカメラマンやアートディレクターと今日打ち合わせを持ちました。ホームページのリニューアルは以前から話題にしていましたが、これから少しずつやって […]

週末 全体を見渡しながら…

今日も涼しい一日でした。工房には若い世代の子たちが3人来て、それぞれの課題をやっていました。自分は工房の床に新作のボックスを6箱並べて全体を見渡しながら成形と加飾をやりました。いつもこのくらいの気温の中で作業ができるとい […]

週末 涼しい工房にて

昨日の豪雨から気温が一気に下がり、今日は涼しい工房で制作に勤しみました。工房には美大生がデッサンをやりに来ていて、いつも若い世代の子たちが出入りしているのは有難い限りです。今日は新作の陶彫部品がある程度出来上がってきてい […]

相馬黒光と荻原守衛

フランスのシュルレアリスムから日本の近代美術の夜明けへ。現在読んでいるものがアンドレ・ブルトンから一転して、明治・大正を生きた女性の伝記に変わりました。「新宿中村屋 相馬黒光」(宇佐美承著 集英社)です。自分が塑造を学び […]

茨城県の親友宅へ

茨城県笠間近郊で陶芸をやっている佐藤健太・和美夫妻は、私たちと家族ぐるみで付き合っています。家内と和美さんが高校の同級生、おまけに自分は陶彫、佐藤夫妻は陶芸の道を歩き出していて、手法は違えども陶による表現を追求している仲 […]

夏季休暇 美術館巡り

今日と明日の2日間夏季休暇を取っています。先週の2日間の夏季休暇は菩提寺の墓参りと長野県麻績にいる彫刻家池田宗弘先生宅にお邪魔して2日間を過ごしました。今回の夏季休暇の予定では、今日は都心の美術館巡り、明日は茨城県にいる […]

連結陶彫の加飾

昨日に引き続いて夕方から工房に行って制作をしました。世の中が盆休みで職場に行ってもボンヤリとしていて仕事にならず、職場に出勤する人たちも少なくなっています。今日も早めに仕事を切り上げました。夕方工房に行ける幸せを噛み締め […]

連結陶彫の成形

カマボコ型陶彫を大きいものから徐々に小さくしていく連結陶彫を作っています。「発掘~赤壁~」等で試した集合彫刻で、列車のように連なって見えるのが特徴です。新作にもこの連結陶彫を入れる予定で、昨日から今日にかけて成形していま […]

週末 懐かしい来客

今日も暑い日が続いています。工房で相変わらず陶彫の制作をしています。今日は懐かしい来客がありました。相原工房がまだ建っていなかった頃、自分は借りた工房で制作をしていましたが、その時に通ってきていた美大生が今日現れました。 […]

週末 暑さに負けず…

工房は相変わらずの暑さで、朝から汗を流しながら制作です。今日はいつも来ている子たちではなく別の子が現れました。この子も自分と関わりのある子で美大油画科出身です。デジタル画像で自己表現をしている言わばウェブアーティストの一 […]

RECORD用厚紙の調達

盆休みが始まり、職場でも帰省する職員がいて閑散としてきました。この暑さでは仕事に身が入らず書類を眺めているだけで時間が過ぎていきます。仕事帰りに画材店に立ち寄り、RECORD用に使う厚紙を大量に購入しました。一日1点ずつ […]

信濃観月苑の「猫展」

昨日、長野県麻績の池田宗弘先生宅を訪ねた折、麻績村にある信濃観月苑で池田先生が「猫展」を開催しているので見てきました。猫は池田先生にとって生涯の友であり、彫刻や絵画、版画のテーマでもあります。池田先生が育てた猫は数知れず […]

今年も長野県麻績村へ

毎年夏の恒例行事のようになっている彫刻家の師匠宅への訪問です。長野県東筑摩郡麻績村に住む池田宗弘先生を今日訪ねました。先日池田先生に連絡を入れたところ足を痛めていて現在松葉杖で歩いているとのこと、かなり心配しましたが大事 […]

菩提寺に墓参りした日

お盆は今月中旬から始まりますが、今日実家の母と菩提寺に出かけて墓参りがてら墓石の掃除をしてきました。自分の仕事の関係で今日と明日夏季休暇をいただいたのです。お盆やお施餓鬼は実家では必ずやっていて、自分が幼い頃は親戚が集ま […]

ホームページ打ち合わせ

6年前に立ち上げた自分のホームページ。クオリティを高くしたいとカメラマンやアートディレクターに相談して、現在のホームページが出来ました。ここにきてリニューアルを考える時期になり、今日は前述のスタッフと打ち合わせを持ちまし […]

週末 相変わらず猛暑の工房

昨日に続いて今日も工房で制作三昧です。昨日成形した2つ目のドーム型陶彫に加飾を加えました。暑さのせいか陶土の表面がすぐ乾燥してきて霧吹きで水をかけながら作業を進めました。猛暑で工房内の温度はどのくらいになっていたのでしょ […]

週末 汗だくのタタラ・成形

職場に仕事を残しながら工房で制作を行いました。午前中4時間の作業で汗を搾りました。替えたシャツの数で言えば今夏最多。眼がくらむ状況の中で昼過ぎには制作を切り上げる判断をしました。午後は近隣のスポーツ施設で水泳をやって、夕 […]

「アンドレ・ブルトン伝」を読んで

長い間携帯してじっくり読んでいたアンドレ・ブルトンの伝記を今日読み終えました。晩年の部分は一気に読んでしまいました。シュルレアリスムの思想を体系化した提唱者であり、シュルレアリスムの根幹を成す詩・愛・自由をもって、社会情 […]

戦時下のシュルレアリスム

短い通勤時間の中で長い時間をかけて「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・ベアール著 思潮社)を読んでいます。ブルトンの生きた時代は、戦前の政治不安がやがて第二次大戦勃発となり、ブルトン自身もアメリカ大陸に亡命を余儀なくされた […]

ヴァイオリズムについて

公務員としての勤務時間のせいかどうかわかりませんが、自分が仕事に一番集中できる時間は午前中です。昼食をとった後は仕事への集中が切れます。これは勤務に限ったことではなく制作にも言えます。自分の自然なヴァイオリズムがそうなっ […]

RECORD8月のテーマ

毎日1点ずつ小さな平面作品を作り続けているRECORD。今月のテーマは6つの円が並ぶ画面をベースにして、そこに造形を加えていこうと考えました。円は以前にも取り上げたテーマで、自分が気に入っているカタチです。円は完結するカ […]

8月になって…

8月になりました。2日ずつ2回に分けて夏季休暇をいただくことにしました。管理職という立場で言うと長い休みがなかなか取れません。それでも長野県に彫刻家池田宗弘先生を訪ね、茨城県に陶芸家佐藤和美さんを訪ねていきたいと思います […]