Archives for the Month of 6月, 2013

週末 尽きない創作欲

今日は朝から工房にいて制作三昧でした。現在、新作として地を這うカタチを作っています。陶彫部品を組み合わせるのは従来通りですが、丸みを帯びたカタチが連結して床を這うように広がっていくイメージがあります。陶彫部品は従来通りタ […]

週末 法事に対する思い

家内の両親が亡くなって、亡父13回忌、亡母7回忌の法要を行いました。家内の親戚は奄美大島から出てきた人たちで、兄弟姉妹間の血が濃く、その中には学問で身を立てた人もいて、自分にとっては芸術の理解者、思索の助言者として並々な […]

詩集「青蜥蜴の夢」を読み始める

横浜駅地下街の古書店で見つけた「土方久功詩集 青蜥蜴の夢」を読み始めました。詩集は通勤電車の中で内容把握が難しいと思ったのですが、読み始めてみると、具体的で分かりやすいコトバで綴られているので、通勤時間に味わえるのではな […]

彫刻家土方久功について

先日、古書店で見つけた土方久功の詩集「青蜥蜴の夢」を開くと美術家の視点から詩を綴っているものが収められていて、昭和初期の美術界・文学界の雰囲気が伝わってきます。土方久功は彫刻家でした。しかもパラオに出かけ、そこで作品を残 […]

個展案内状をHPにアップ

毎年7月に東京銀座のギャラリーせいほうを会場として個展を開催しています。ギャラリーから1000通、自宅から500通の案内状を発送しますが、ホームページにも案内状をアップして広報しています。ホームページの扉の左上に案内状の […]

10‘RECORD11月アップ

RECORDとは、一日1点ずつの制作を自分に課している小さな平面作品の総称です。2007年からRECORDを始めているので、今年で7年目になります。ざっと見積もっても2300点を超える作品数になりますが、始めた当初は無理 […]

「瀧口修造 白と黒の断想」読後感

「瀧口修造 白と黒の断想」(瀧口修造著 幻戯書房)を読み終えました。故瀧口修造は詩人ですが、シュルレアリスムを日本に紹介した美術評論家としても知られています。シュルレアリスム提唱者ブルトンや画家ミロ等とも交流があり、また […]

週末 木箱梱包と新作準備

NOTE(ブログ)は日記の役割があります。ホームページである以上、公開日記になりますが、個展に向けての準備や新作の導入等を書き込んでおくと、自分にとっては都合の良いアイテムになります。自分はアーカイブを見て、昨年や一昨年 […]

週末 図録を届けに…

今日は完成した図録を届けにギャラリーせいほうに行ってきました。案内状1000部、図録200部。今日は自家用車を使いました。昨年は図録を背負って電車で行きましたが、今年はもう1ヶ所回るところがあったので車にしました。例年の […]

詩集「月に吠える」読後感

詩はコトバによるイメージ世界を味わうもので、説明によって物語を紡ぐ小説や思索や雑感を伝える随筆とは表現形式が異なります。しかも詩に接した時の気分や環境、年齢等によっても詩の印象が変わることを、今回「月に吠える」(萩原朔太 […]

2013個展図録の完成

今年の図録がようやく完成し、印刷されたものが自宅に届きました。図録は毎年個展に合わせて作っているので今年で8点目になります。毎回同じサイズ、同じページ数で作っているため図録もシリーズ化しています。図録には毎回目玉となる画 […]

横浜駅地下街の古書店

通勤途中で時間がある時に、横浜駅西口の地下街にある古書店によく立ち寄ります。そこはオープンスペースで気楽に古書が見られる場所でもあります。書道や芸術芸能関係の古書が多いので、気楽に手に取って眺めています。造形作家J・コー […]

職場での大きなイベント

私の職場では年間に何回か大きなイベントがあり、職員全体が協力や協働する場面があります。今日はそうした一日でした。私の職場は専門家集団で構成されています。通常は専門を生かして別々に活動していますが、イベントの時は専門を超え […]

陶紋による造形簡潔化

陶紋は立方体や直方体といった矩形がベースになって、表面に変化をつけて展開していく連作です。陶紋の前には、球体都市の連作をやっていました。球体都市は40個ほど作っていたので、陶紋もほぼ同数にしていく予定です。陶紋は今夏発表 […]

制約された中での自由

今朝、職場に出勤しましたが、雨天のためイベントが明後日に延期されました。その時点で職場から工房に向い、いつものように制作を行いました。二足の草鞋生活は時間の確保が難しい側面がありますが、やはり工房に来ると創作に没頭出来る […]

今週末は全て休日出勤

今週末は職場で大きなイベントがあるため2日間とも休日出勤になります。組織的な出勤日なので、代休を月曜日と火曜日にとることになります。週5日制に慣れているので、今週の長さに多少の疲れも感じます。このところ咳が出て、自宅に帰 […]

「貴婦人と一角獣展」の巨大綴織

先日、東京六本木にある国立新美術館で開催中の「貴婦人と一角獣展」を観てきました。大きな展示室に6点の巨大なタペストリー(仏語:タペスリー)が飾られた空間は圧巻で、補色である紅色と深緑の色彩が織りなす画面に見入ってしまいま […]

「瀧口修造 白と黒の断想」を読み始める

「瀧口修造 白と黒の断想」(瀧口修造著 幻戯書房)を今日から読み始めました。はたまた瀧口修造かと思われるかもしれませんが、結局のところ美術評論で私は瀧口修造の著したものが大好きなのです。本書は図版が多く掲載されています。 […]

「ルドン 私自身に」読後感

「ルドン 私自身に」(オディロン・ルドン著 池辺一郎訳 みすず書房)を読み終えました。本書の中に収められた「芸術家のうちあけ話」はルドンの自叙伝ですが、両親や彼を取り巻く友人がほとんど登場しない内面的な回顧になっています […]

6月RECORDは「結」

RECORDは葉書大のちいさな平面作品のことですが、一日1点ずつ作っていくため文字通り日々記録していく作品の総称を言います。掌サイズの小さな作品ですが、塵も積もれば山になり、現在2000点を超えています。毎月テーマを決め […]

ウィーンからの懐かしいメール

1980年から85年となれば、今を遡ること30年前になります。オーストリアの首都ウィーンは地下鉄の交通網がシュタットバーン(市街電車)に取って代わろうとしていました。そんな頃に自分は市街から遠い10区に住んでいました。最 […]

週末 「地殻」の木箱作り

作品の梱包用に手間暇かけて木箱を作っています。かつて段ボールに収納してあった陶彫部品ですが、段ボールが変形をしたため、中にある作品が破損する危険性が考えられたので、全て合板による木箱に変えることにしたのです。陶で出来た作 […]

週末 休日出勤の合間に…

今月は休日出勤が多い1ヶ月です。週末は新作の陶彫成形や加飾、今夏発表する作品の梱包を行っていますが、土曜日に職場に出勤する機会が多く、時間を有効に使っていきたいと思います。今日もその出勤日に当たっていて職場を出たり入った […]

「A・ロペス展」都市の変遷

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「アントニオ・ロペス展」について感想を書きます。ロペスはスペインの具象絵画界の巨匠で、日本では初の展覧会だそうです。私が見に行った日も多くの鑑賞者がいて熱心に作品に見入っていま […]

「佐脇健一 未来の記憶」展

先日、目黒区立美術館で開催中の「佐脇健一 未来の記憶」展に行ってきました。まず、鉄やブロンズに鋳造された近現代建築を模した雛型が目に飛び込んできました。その重量感、しかも荒廃し錆びついた素材の存在感に圧倒されました。雛型 […]

「0・ルドン展」眼の浮遊

新宿にある損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「オディロン・ルドン展」は、象徴主義の代表格とされる巨匠の多義に亘る絵画作品で構成されていました。ルドンと言えば自分は闇の中に浮かぶ奇怪な生命体を思い描きます。モノクロの画面 […]

「ルドン 私自身に」読み始める

「ルドン 私自身に」(オディロン・ルドン著 池辺一郎訳 みすず書房)を読み始めました。東京新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている「ルドン展」を先日見に行って、その関連として自宅の書棚に眠っていた同書籍を読もうと […]

萩原朔太郎「月に吠える」再読

田中恭吉の短い生涯の中で、田中が萩原朔太郎の詩集「月に吠える」の挿画を担当したことが、自分も田中恭吉という画家を知る契機になり、また稀有な才能を持つこの画家が世に出ることになったと考えられます。詩集「月に吠える」は自分が […]

週末 陶彫の難しさ実感

今日は朝から夕方まで工房に篭って制作三昧でした。今日は新作陶彫の成形を行っていましたが、改めて成形の難しさを実感しました。陶芸は電動ロクロの技術に熟練を要します。何度も同じものを作っていくうちに手馴れしてきて上達していく […]

週末 6月になって…

今日から6月です。梅雨入りが発表され、鬱陶しい季節が到来していますが、湿度の高い季節が陶彫の成形には最適なのです。ゆっくり乾燥していくためヒビが入りにくく、また陶土も適度に水を含んでいるため彫り込み加飾が容易になるからで […]