Archives for the Month of 9月, 2013

2020東京オリンピックに思うこと

今日で9月が終わります。今月のトップ記事は7日に決まった2020年東京オリンピック開催決定でしょう。思えば1964年の東京オリンピックは、自分はまだ子供で、煌びやかだった開催式や東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールの決勝 […]

週末 RECORD撮影日

例年5月に個展用の図録撮影がありますが、陶彫作品だけでなく、自分にはRECORDと称するポストカード大の平面作品があります。毎晩自宅で作っている小さな作品ですが、塵も積もればの感があって作品点数はかなりの量になっています […]

週末 陶彫の頑張りどころ

朝夕めっきり涼しくなり、ようやく秋がやってきました。制作には絶好の季節到来で、ここが頑張りどころです。前回NOTE(ブログ)に書いた制作サイクルは順調に滑り出し、昨晩タタラにしておいた陶土10枚を使って、今朝から成形に入 […]

工房に潜む魔力

ウィークディの夜の制作は気分的にはシンドいものがあります。仕事から帰って、くつろぎたい気分になっているところで工房に出かけるのは精神的には大変です。夕食後になって工房に行こうかどうしようか迷うところですが、思い切って工房 […]

前期式枯山水と後期式枯山水

日本庭園を鑑賞する時、自分は全ての枯山水を同一視していましたが、「枯山水」(重森三鈴著 中央公論新社)を読んでいるうちに枯山水の歴史に触れ、時代とともに枯山水の形式が移り変わってきたことを知りました。前期式枯山水は平安時 […]

2013‘個展の論評より

7月に開催したギャラリーせいほうでの個展に、ビジョン企画の新報で主筆を務める美術評論家の瀧梯三さんにお会いして、示唆に富む話をお伺いました。直弧紋を研究し始めたのも瀧さんの助言が契機になりました。その展覧会誌に個展の批評 […]

「枯山水」を読み始める

「枯山水」(重森三鈴著 中央公論新社)を読み始めました。先月来、縄文文化に関する書籍を読み漁っていますが、古代日本文化の視点を変えずに、次なるテーマとして庭園を選びました。枯山水の歴史からすれば、縄文より時代は移り変わっ […]

三連休 陶彫制作サイクル

三連休の最終日です。この三連休は新作に向けてコツコツと作業を積み重ねてきました。朝から気力が尽きる夕方まで作業をやってきましたが、思ったようには制作は進まず、今後の制作工程上の困難な道のりが浮かび上がりました。新作は陶彫 […]

三連休 粘り強く 根気よく…

三連休の中日に当たる今日は、朝から夕方まで工房で陶彫成形と彫り込み加飾の作業に追われました。彫り込み加飾は制作工程の中では楽しい作業です。彫り込みでは渦巻状の紋様や矩形の繰り返しを自分は多用していますが、成形された面に施 […]

今月2回目の三連休

今日から三連休です。三連休全て制作に使うことは出来ませんが、精一杯頑張ろうと思っています。台風一過の後、秋が近づいて空気が爽やかになってきました。朝の通勤は半袖シャツでは肌寒いので長袖に替えました。ネクタイ着用はまだして […]

「縄文の音」読後感

「縄文の音」(土取利行著 青土社)を読み終えました。カタチとしては残っていない縄文時代の音や歌の追求は、世界各国に伝わる民族古楽器や伝承歌を調査し、その共通項を探って縄文時代へ繋げる方法を取らざるを得ません。打楽器奏者で […]

縄文時代の浮流感覚

「縄文時代から見えないかたちで、わたしたちのこころの奥底を流れ続けている感覚。これをわたしは浮流感覚と仮に名づけたい。縄文の終焉以来、弥生、古墳、そして飛鳥の国家成立期を経て奈良・平安と、歴史はまるで一部の指導者のよって […]

「注文の多い展覧会」雑感

今月初めの週末、あまりにも工房が暑くて作業を早めに切り上げた日がありました。その日の夕方、横浜山手にある神奈川県近代文学館で開催中の「注文の多い展覧会」に行ってきました。展覧会の題名が示す通り、これは宮澤賢治の文学作品が […]

銅鐸演奏を思い浮かべ…

このところ日本の古代文化に対する興味が湧いています。現在読んでいる古代音楽に関する書籍に面白い場面があって注目しました。「演奏当日、橿原考古学研究所に総勢三十名のスタッフが集まり準備を始める。テレビ撮影隊、録音隊、ボラン […]

新作構造体の完成

三連休の最終日にあたる今日は台風18号の影響で朝から暴風雨に見舞われていましたが、午前中から工房にいて板材の組み立て作業に追われました。板材ユニットを円錐状に配置し、これを構造体にして陶彫部品を接合させていくのです。陶彫 […]

三連休の真ん中で…

台風18号が関東地方に迫る中、朝から工房で制作三昧でした。午前中の雨風は相当激しかったのですが、午後は晴れ間が覗きました。湿度は高かったものの気温は凌ぎやすく楽でした。今日から木材加工と併行して土練りを始めました。新作は […]

創作活動の連帯感

自分が大学で彫刻を学んでいる時は、同じ志を持った多くの仲間がいました。当時は仲間の習作に刺激を与えられ影響も受けました。大学卒業とともにそうした環境が失われ、その後は自分一人で制作する日々が続いています。大学時代の仲間は […]

ETV特集「ガタロさんが描く町」

先日、NHKのテレビ番組で異色の画家を取り上げた特集を組んでいました。先月深夜に放映されて家内がたまたまその番組を見ていたのでした。それは団地の清掃員をやっている60代男性の生きざまを取材したもので、清掃用具庫の一角にア […]

HPのGALLERYに「混在」アップ

地球規模の地図を見ていたら、森林を開墾しながら街が菌のように広がって、まるで傷口にかさぶたができたように思えました。例えが悪いのですが、私たちの住む都市は俯瞰すると決して美しくはなく、宇宙から青く見える地球が傷だらけにな […]

「縄文の音」を読み始める

先日まで読んでいた書籍で縄紋文化に興味が出てきて、次なる書籍を探そうとしていたところ、自宅の書棚に以前購入した「縄文の音」(土取利行著 青土社)を見つけ、これを読むことにしました。いつ購入したものか忘れていますが、まだ読 […]

直弧紋 模写による追体験

今月のRECORDは初日より直弧紋に拘り続けています。最初の1点目は井寺古墳出土の直弧紋の模写をRECORDに描き写しました。古墳の図版から見てRECORD用紙と縦横の割合が違うので、そこは用紙に合うように割合を変えまし […]

9月RECORDは「渦」

今月のRECORDのテーマを「渦」にしました。渦巻紋や直弧紋のことを先日来よくNOTE(ブログ)にアップしていますが、実際に図版資料をもとにキュビズム紋と言われる直弧紋を自分なりに試みてみたい意欲に駆られていて、9月初め […]

週末 職場での地域防災訓練

今日は休日出勤して、地域防災拠点となっている職場での防災訓練を行いました。横浜駅に最も近い公的施設である職場は、震災や津波があれば防災拠点としての役割を担います。被災した人々の受け入れ、施設の開放、簡易トイレの設置等を行 […]

週末 新作板材の組み立て

先週末に厚板を切断し、今日は厚板の部品が円錐形になるように組み立てを始めました。新作の塔は陶彫部品を厚板にそれぞれ接合して、完全に板材を陶彫が覆ってしまう構造になります。重量のある陶彫部品を複数接合するので、それに耐える […]

「渦巻紋と輪廻転生」読後感

「渦巻紋と輪廻転生」(藤田英夫著 雄山閣)を読み終えました。本書は分厚い専門書ではなく、私にも充分理解できるプロトタイプで、しかも刺激的な論考ばかりだったので、NOTE(ブログ)に引用文を多用してしまいました。まだまだ注 […]

縄紋人の心の探求

このところ連日NOTE(ブログ)にアップしていますが、今日も「渦巻紋と輪廻転生」(藤田英夫著 雄山閣)から引用した論考を使ってNOTE(ブログ)を書きます。「縄紋人の心を探求するとき、物の外観だけで判断する人ではなく、そ […]

衝撃のキュビズム紋

「キュビズム手法でデフォルムされた井寺古墳型紋様と、単純な直線と円弧が単にコンビネーションで描かれただけの紋様は厳密に区別されるべきものである。井寺古墳のようにキュビズム的手法でデフォルムされ、再構築された紋様は、ここで […]

直弧紋とは何か

大陸から渡来した紋様ではなく、我が国独自に作られた紋様が直弧紋です。それは渦巻紋にX型を入れて再構築した紋様で、20世紀に興った抽象芸術運動で絵画を抽象化していく過程に似たものがあり、そうした抽象衝動が縄紋時代にあったこ […]

11‘RECORD1月アップ

2011年1月分のRECORDをホームページにアップしました。RECORDは一日1点ずつポストカード大の平面作品を作っていく総称で、現在も継続中です。時に彫刻作品のエスキースやメモとして考えたい意向もあるのですが、ホーム […]

9月は何をすべきか…

9月になりました。厳しい残暑から凌ぎ易い季節に変わっていくことを望みます。さて、9月の制作目標を考えたいと思います。夏の暑さから一転し、涼しくなる9月は夏の疲労が出る季節でもあります。疲労を抱え込まないように気遣いながら […]