Archives for the Month of 5月, 2010

豆好きのマメな性格

自分は母親譲りで、豆類が大好物です。朝の納豆は欠いたことがありません。パンでも豆パンが好き、というよりパンはドライフルーツがどっさり入った密度のある硬いパンが好きなのです。和食ではやはり豆料理。豆腐も木綿ごしがいいのです […]

週末 作業場の変化

朝から夕方まで工房で作業をしていると、さまざまな思いが浮かんできます。単純な木彫作業をやっているせいもあるのでしょうが、10数年も前に当時借りていた作業場で、ギリシャやトルコに現存するローマ時代の円形劇場や遺跡を発想の下 […]

週末 木彫に捧げる時間

新作の木彫を始めています。今日一日は木彫を精一杯やりました。まだ荒彫りですが、彫り跡の美しさを感じながら、木との対話を楽しんでいます。作品はまず構想があって、その具現化に取り組むのですが、部分を作っている時が何より楽しく […]

猫に纏わるエトセトラ

我が家に住みついてしまった野良猫「トラ吉」は、家内がよく面倒を見ています。家内はウサギが好きで、ウサギを飼った経験はありますが、猫は初めてで、子猫のアクティヴな行動に面食らっています。自分は子どもの頃、ほとんど野良と化し […]

山菜の天ぷら

職場の人から山菜をいただいたので、家内が天ぷらにしました。山菜は後味が良くて大好きです。余裕があれば、山菜を採りにどこかへ出かけたい気分です。20代後半に滞欧生活をしていて、銀行口座に貯金がなくなり、住宅の中庭(ホーフと […]

自己表現の変遷

展覧会へ頻繁に足を運んでいたのは20代の頃で、自分が一体何をしたいのか、美術界ではどんな表現が罷り通り、それの礎になる示唆に自分はどこまで迫れるのか、そんなことをずっと考えていた時期でした。その頃、自分にとって一番解り易 […]

鑑賞から生まれるコトバ

「瀧口修造全集Ⅴ」(みすず書房)には、作家の個展や出版等に寄せる滝口の文章が掲載されています。それは通常の美術評論として書かれたものや、作品鑑賞から生まれ出た詩的なコトバも数多くあります。そうしたコトバは、実際の展覧会を […]

週の始まりに…

正直言って月曜日はモチベーションが上がりません。慢性的な疲労があるのかもしれません。身体全体がだるくて、仕事はスローペースになってしまいます。それでも週末は、不思議と元気が回復して制作に励んでいるので、これは気持ちの問題 […]

週末 制作三昧の時間

度々ブログに書いていますが、いつも週末になると実感することが、表題にある制作三昧です。日頃は横浜市公務員として働いている自分が、心を解放できる時間が制作をしている時間帯です。それは自分と向き合う時間であり、自分の創作意図 […]

週末 精神が安定する木彫

朝から工房に行って、木彫に取り組みました。いろいろ用事があって、途中で中断も余儀なくされましたが、木を彫っている瞬間の楽しさを改めて認識しました。いつぞやのブログにも同じ内容を掲載しましたが、木を彫る行為は精神が安定しま […]

居候「トラ吉」の生活

亡父の残してくれた植木畑に捨てられていた野良猫「トラ吉」が、我が家に居候して三週間が経ちました。日に日に成長して、今ではすっかり我が家の住民になっています。ケージから出すとリビングを走り回り、家内や私の膝に乗り移り、やん […]

未完の美しさを思う

石彫や木彫は、まず素材の持つ美しさがあって、その美しさを引き出すために、彫刻家が腕を振るうものだという認識が私にはあります。それは西欧的な彫刻の考え方とは異なるものです。ヨーロッパの街には、いたるところに彫刻があり、それ […]

野外工房の将来

連日思い立ったように、かつて訪れた香川県牟礼のイサムノグチ庭園美術館のことを取り上げています。何故かと言えば、先日完成した野外工房のことが念頭にあるからです。イサムノグチ庭園美術館の彫刻庭園に大変な刺激を受けたことは、昨 […]

未完の素材が点在する場所

昨日書いたイサムノグチ庭園美術館について再び取り上げます。庭園美術館にある石材が林立する空間に、自分は刺激を受けただけではなく、自分のその後の人生設計を変えさせられたといっても過言ではありません。彫刻庭園にある石材は全て […]

憧れの彫刻庭園

前に香川県に行った折、イサムノグチ庭園美術館を訪れました。庭園美術館は予約が必要で、ちょうど四国行きの日に合わせて予約したのです。高松駅から琴平電鉄に揺られながら、海と小高い山が鬩ぎあう風景を車窓から眺めていました。八栗 […]

週末 木彫と素材購入

昨日から新作の木彫を始めています。鑿の研ぎを始めると、気持ちが落ち着き、新作に向かう心構えができます。今回使用する木材は赤松です。建築資材として売られていたものですが、もとは間伐材であろうと思われます。繊細な彫刻には向い […]

週末 野外工房の完成

今日から新作の木彫に取りかかる予定で、一週間ぶりに工房に行きました。すると野外工房がすっかり出来上がっていました。5月の日差しの中で、新しいコンクリートが眼にまぶしく感じました。ガレージ側には運搬用車両が出入りできるよう […]

木彫を始めるにあたって

明日から新作の木彫を始めます。単純な文様を彫り込んでいく作業です。陶彫は完全なるモデリングではないにしろ素材(陶土)を加えたり削ったりしていく作業工程があります。可塑性がある素材だけに許される方法です。木彫はカーヴィング […]

言語と図像の関係

「言語と図像とは、位相を異にしながら、牽引し合う。余白に書かれたように見えながら、言語影像としての自発的な対位法をもつ。」(「瀧口修造全集5」みすず書房)自分がコトバを選ぶ時に感じることのひとつに、自分の彫刻作品の説明で […]

我輩は「トラ吉」である

「我輩はトラ吉である。なんでも暗い畑でにゃあにゃあ鳴いていたことだけは記憶している。我輩の主人は癇癪もちではないが、雑用に追い立てられて、いささか疲れ気味である。気まぐれに我輩を茶化すので困る。主人の癒しは猫にとっては拷 […]

もう一度「瀧口修造全集」へ

瀧口修造全集(みすず書房)の1巻から4巻まで読んだところで、一呼吸入れて別の本を読んでいました。「バルラッハの旅」(上野弘道著 風間書房)や「岩崎弥太郎と三菱四代」(河合敦著 幻冬舎)などを読んで、ここにきてもう一度「瀧 […]

代休 木材の購入

土曜出勤の代休として、今日は職場に行く必要がない一日でしたが、職場関係の銀行へ寄り、そのまま職場で簡単な用事を済ませました。それから病院での検診もあって、半日は創作ができずに終わりました。午後はどうしても創作がらみのこと […]

週末 工房の雑務

このところ好天が続いています。気温も上昇して、気持ちの良い気候になりました。一週間ぶりに工房に行くと、野外作業場の下地が出来上がっていました。親の代から懇意にしている近隣の工務店に野外作業場の土木をお願いしたところ、確実 […]

土曜出勤の一日

今日は土曜日で、いつもなら週末の制作を行っているはずですが、職場の都合で出勤日になりました。月曜日が代休になります。土曜日は電話もメールも少なくて、日頃から山積している仕事が捗りました。通勤電車の混雑もなく、たまには土曜 […]

「美しき挑発 レンピッカ展」

今月5日に美術館巡りをした折り、表題の展覧会に足を運びました。東京渋谷にあるBunkamuraミュージアムは斬新な企画で人を集めるので、自分はよく見に行っています。タマラ・ド・レンピッカも特異な女流画家だと思います。もと […]

「細川家の至宝」展

由緒ある家系に伝わる文化財を守っていくことは、後世の人にとって大切な役目であると思います。散在して失われた価値ある家宝は残念の極みです。旧熊本藩主である細川家は、永青文庫を設立して文化財を後世に伝えてきました。東京上野に […]

連休最後の美術館巡り

ゴールデンウィーク最後となる今日は、美術館を巡ることにしました。知り合いにチケットをいただいていること、もちろんそれだけではなく、多忙な公務や週末の創作活動に終始する日常にあって、何とかスケジュールをやりくりしても美術館 […]

来年に向けた新作の構想

まだ7月の個展が控えているのに、来年度に向けた新作を考え始めました。今年は「木・陶による構築シリーズ」の1回目の個展を企画しています。「構築~包囲~」「構築~瓦礫~」を発表する予定です。来年は「木・陶による構築シリーズ」 […]

恒例の陶器市・陶炎祭

毎年5月3日に、栃木県益子で行われている陶器市と茨城県笠間で行われている陶炎祭に出かけます。今年もこの時期がやってきて、早朝から横浜を発ち、陶芸の祭りを見てきました。益子や笠間には、かれこれ20年近くも通っていることにな […]

5月RECORDは「集まる」

一日1枚のペースで葉書大の平面作品を描き上げていくRECORD。今月は「集まる」というテーマで、やってみようと思います。「集合」と「拡散」は構成上よく使われるテーマです。自分の作る彫刻は集合彫刻で、ひとつずつのパーツを組 […]

5月 図録の撮影日

5月になりました。ゴールデンウィークが始まりました。今日は快晴で、工房のある植木畑は新緑にあふれています。予定の図録撮影日になっているので、ボランティアの子の助けを借りて、工房に2点の作品を組み立て、午前中から撮影の準備 […]