Archives for the Month of 11月, 2007

帰宅途中に思うこと

昨日のブログには職場に向かう時の気持ちを書きました。今日は帰宅する時のことを書きます。帰宅拒否症でもない限り、帰宅する時の気分はとてもいいものです。一日の仕事を終え、とくに問題がなかった日は安堵感があります。家は休むとこ […]

通勤中に思うこと

朝6時には車に乗って職場に向かっています。最近はすっかり寒くなり、周囲も暗くヘッドライトを点けて走っています。横浜市港南区あたりの環状2号線を走っている時に夜が白々明けてきて、車がやや渋滞気味になります。それでも屏風ヶ浦 […]

深夜のショッピング

自宅に車が1台、それを自分が通勤に使っていて、しかも週末は作業場に行ってしまって家にいることがない、家内も週末は胡弓演奏が組まれて身動きがとれないとあって、日々の食料や雑貨に事欠くことがあります。そこで週に1回くらい深夜 […]

「RECORD」の継続

先日「RECORD」の途中経過の撮影をしていただいたカメラマンから「面白かった」という感想をもらえて嬉しく思いました。さらに1ヶ月ごとにテーマが変わること、計画があるようでないような微妙な流れがあることなどを指摘されまし […]

365点の「RECORD」

昨日途中経過を撮影した365点の連作。ポストカード大の平面作品ですが、絵画的な表現もあれば立体としての捉えをしている表現もあります。毎日作っては日付と落款をつけています。日記のようなものですが、日々のイメージの蓄積にもな […]

ホームページ用写真撮影

今日は自分の作品をずっと撮影してくれているカメラマンが来て、ホームページにアップするための作品を撮影していきました。陶彫「球体都市」をギャラリーにアップするために場面設定を変えた撮影、365点の連作の2月1日から10月3 […]

照明器具の配線

この週末は「構築〜解放〜」の制作を休んでいます。木を彫ることはしていません。今日は陶彫ランプシェードの照明器具の取り付けをやっていました。配線して明かりがともるようにしました。一応計算どおりの朴訥とした明かりが演出できた […]

絞り染めの思い出

NHKのテレビ番組「美の壺」を見ていたら、絞り染めを扱っていました。絞り染めと聞くと、自分は苦い思い出が甦ってきます。小学生の頃、授業で絞り染めをやりました。自分は糸を上手く縛ることができず放り投げていたところ、母親が深 […]

木材と金属による試行作品

365点の連作が実材を使ってレリーフ化していることは先日のブログに書いています。実際に使っているのは薄く板状にした木材(ナラ)と金属(銅、ステンレス)です。小さな平面の中で異質なコラージュをどう処理するか。ペンで描く立体 […]

光と闇の演出

立体作品は照明をどう当てるかで見え方が変わります。穴だらけの陶彫から光がこぼれ、あるいは壁に投影されると空間はさらに広がりを感じさせます。陶彫ランプシェードは作品に光源が内蔵されるので、そこから放たれる光が雰囲気を出して […]

レリーフ化する連作

365点の連作はポストカード大の平面作品ですが、再びレリーフになって絵を描く作業から実材をコラージュする作業に変わってきています。再びと言うのは数ヶ月前もレリーフ状の作品が2週間ほど続いたので、今回もまた振り子のように絵 […]

夜明け前の小さな制作

今や午前5時といえば外は真っ暗です。5時過ぎに起床して朝食をとり、職場に到着するのが6時半。誰一人いない職場。パスワードを入れ警備会社に連絡をするのは自分です。それから仕事が始まるまでの時間帯は小さな制作をする時間と決め […]

クモの巣の美しさ

自宅の門を横切るように左右にクモの巣が出来ていました。その立派なこと惚れ惚れするくらいで、ちょっと取ってしまうにはもったいない造形です。クモの巣は大変美しいカタチをしています。まったくの抽象作品です。カンデインスキーかク […]

タイトルについて

週末は木を彫って一日が過ぎていきます。今週も来週も同じことをやっていると思います。今作っている作品は「構築〜解放〜」というタイトルをつける予定です。昨年発表した作品が「構築〜包囲〜」だったので、関連のあるタイトルでいくこ […]

イメージが浮かぶ時

どんな時にイメージが浮かぶのか。自問自答してみると、何気なく見ている風景の記憶や寝る前に布団の中で思い描く一日の振り返りの時だったりします。即座に書き留める作家もいますが、自分はそんなにマメではないので、イメージが浮かん […]

快い空間の夢

自分がリラックスしている時はどんな時か。夢の中では快い空間の中でお茶を飲んで本を読んだりしてぼんやり過ごしている情景が浮かびます。空間は白っぽいガランとした部屋の中です。古木で作られた重厚な家具があります。天井にも古木の […]

街角の具象彫刻

ヨーロッパで5年間生活して日本に戻ってきた時、日本も変わったなと思ったのは、新しく作られた街には広場があり、街路樹が植えられていたことでした。ショッピングモールにもベンチがあり、オブジェが設置してありました。ガラス張りの […]

「塑造」という原点

しばらく塑造をやっていません。自分が彫刻の世界で初めて作ったものが塑造による具象彫刻でした。針金にシュロ縄をまいて心棒を立て、そこに粘土を肉付けして目の前にいるモデルを作りました。空間に粘土でデッサンするという感覚でした […]

仕事の隙間の創作行為

木を彫ったり陶芸をしたりするのは週末の昼間です。ウィークデイは公務があって大きな彫刻は作れませんが、仕事から帰って夕食を済ませた後に自分の時間がやってきます。ボ〜としている頭をもう一度リセットして、365点の連作に取り掛 […]

ウイークエンドアーテイスト

週末は制作だけやっていられる生活なので、まさにウイークエンドアーテイストです。作業場は木槌の音が響いています。来年早々に発表する木彫による新作「構築〜解放〜」の制作が正念場を迎えています。毎週末に必ず制作をしなければ完成 […]

365点の連作 11月分

11月も早や10日になって、365点の連作も11月分だけで10枚になりました。ふとしたことで陶彫による壺が作ってみたくなり、すぐ土練りが出来る状況ではないので、まず365点の連作にシリーズとしてまとめることにしました。毎 […]

E.ノルデの宗教画

ドイツ表現主義と言えばエミール・ノルデを語らないわけにはいきません。ノルデも昨日や一昨日ブログに書いたバルラッハやキルヒナーと同様、自分が滞欧生活中に知り得た画家です。ノルデは重くて鮮やかな色彩がイメージされる画家です。 […]

表現主義の彫刻家

昨年の5月5日のブログにE・バルラッハのことについて書いてあります。上野の美術館でバルラッハの展覧会をやっていたので、期待に胸をふくらませて出かけたのでした。期待は裏切られず、自分の滞欧時代に見たバルラッハのどっしりした […]

キルヒナーの肖像木版画

手許にE・W・コンフェールド著「エルンスト・ルードヴィッヒ・キルヒナー」という分厚い画集があります。DAVOSというところから出版されています。滞欧中にキルヒナーの風景を刻んだ木版画を見て感銘を受けたので、その当時この画 […]

画家E.L.キルヒナー

ドイツ表現主義を調べていくとベルリンの「ブリュッケ」とミュンヘンの「青騎士」という2つの芸術家集団に出会います。「青騎士」は年刊誌が発行され、カンデインスキーの理論が核になった集団であるのはよく理解できます。「ブリュッケ […]

ドイツ表現派「ブリュッケ」

「デイ ブリュッケ」はドイツ語で「橋」を意味します。ドイツ表現主義の中で重要なグループだった「ブリュッケ」は、自分が渡欧するまで日本でほとんど作品が紹介されることがなかったように思います。キルヒナーやヘッケルの作品は、フ […]

秋空のひと時に

週末になると制作三昧で、あれやこれやと忙しく動いています。この土日で「構築〜解放〜」の柱の修整彫り2本を終え、陶彫ランプシェード2つの台座を作りました。台座は新木場の材木店「もくもく」まで買いに走りました。作業場には教え […]

「シュールレアリスムと美術」展

今日は横浜美術館の18回目の誕生日だそうです。館内無料と知って「シュールレアリスムと美術」展を見てきました。テーマごとの展示、著名な作家の作品がずらりと並んで、シュールレアリスムの捉えがかなり広範囲で楽しめる企画になって […]

私の中の女流芸術家

職場の同僚にK・コルヴィッツの画集を貸したことで、自分が影響を受けた女流芸術家について書いてみたくなりました。学生時代は先日のブログにも書きましたが、コルヴィッツ一辺倒でした。その後はレンピッカが好きになりました。社会派 […]

寒さが増す11月に

寒さが増す11月になって、木彫による新作「構築〜解放〜」がなかなか計画通りに進まず焦りだしました。毎年この時期になると同じ気分になってしまうのが何とも言えません。常に余裕を持って作品が仕上がることがなく、またそういう緊張 […]