Archives for the Month of 7月, 2008

「クレーの旅」を読んで

新藤信・文「クレーの旅」を読みました。写真図版が多く旅のイメージが捉えやすい冊子です。クレーに限らず芸術家が旅で得る情報、体験がいかに大切なものかがよくわかりました。クレーの場合は、北アフリカのチュニジアで目のあたりにし […]

画家ニコ・ピロスマニ

先週行った渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムで、ロシア素朴派画家のニコ・ピロスマニの作品に出会いました。ピロスマニという画家を知ったのは20年以上も前に見た映画でした。たしか岩波ホールだったか記憶がはっきりしないの […]

「AボーシャンとGモーゼス」展

先週の自分の個展開催時に、銀座を拠点に美術館を見て周り、1週間で6つの展覧会を見てきました。今日はその最終報告。新宿の東郷青児美術館でやっていた「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」展。正規の美術教育を受けていない […]

民間企業派遣研修

今日から1週間、近隣にある造園土木株式会社に勤務です。といっても横浜市がやっている研修で、現在100人以上の同僚が様々な業種で研修をしています。自分の派遣先は造園土木の会社で、今日は丸一日外で仕事をしました。朝たった1時 […]

「カルロ・ザウリ」展

昨日までの銀座通いで見た展覧会は全部で6つあります。ブログには先週4つの展覧会の感想を寄せました。今日は竹橋の国立近代美術館で開催しているイタリア人陶芸家「カルロ・ザウリ」展の感想を書きます。自分の個展も陶彫によるものな […]

個展最終日&搬出

今日は個展最終日。いろいろな人が見えて懐かしい話が耐えませんでした。年間1回の個展は親交をあたためるという機会にもなります。来ていただいた方々には猛暑にも関わらず心から感謝を申し上げたいと思います。自分は来年に向けての方 […]

「対決・巨匠たちの日本美術」展

銀座の個展会場から上野の国立博物館まで足をのばし、「対決・巨匠たちの日本美術」展を見てきました。平日にも関わらず大変な混みようでした。比べようもありませんが、自分の個展会場には人がほとんどいないのに羨ましい限りです。「対 […]

「舟越桂 夏の邸宅」展

個展開催中に周る美術館の旅も慣れてきました。昨日も今日も2つずつ美術館を見ているのですが、ブログではひとつずつ紹介していきたいと思います。今日は目黒にある東京都庭園美術館で開催している「舟越桂 夏の邸宅」展。舟越桂は木彫 […]

「エミリー・ウングワレー」展

昨日に引き続いて、個展開催のために東京通いを理由にして、美術館めぐりをしています。今日は六本木にある国立新美術館で開催中のアボリジニの画家「エミリー・ウングワレー展」へ行ってきました。80歳近くなってから画布をオーストラ […]

「ロシア・アヴァンギャルド」展

個展開催中は毎日銀座へ出かけるので、これ幸いに東京で観たい展覧会を総ざらいしようと決めました。今日は渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムで開催している「青春のロシア・アヴァンギャルド」展へ行ってきました。自分の趣向に […]

個展オープニングの一日

本来なら祝日は休廊するところを画商の田中さんにお願いして、今日から個展を開催していただくことにしました。今日はオープンする11時からオープニングパーテイーが終了する19時まで画廊につめていました。友人知人が時々見え、また […]

搬入記念日

昨日に続いて猛暑日。運送のトラックに作品を積み込んだのが午前11時。業者2名、手伝い2名、家内と自分の計6人で銀座のギャラリーせいほうに向いました。ギャラリー到着がちょうど正午を少々過ぎた頃。画商の田中さんはすでに来られ […]

作品の運搬作業

明日はギャラリーせいほうに作品を搬入します。そこで今日は作業場に置いてある杉の柱やテーブル彫刻のテーブル部分になる厚板やその他諸々の部品類を運び出しました。いつものようにトラックをレンタルして、家内と2人で汗を流しました […]

今夏の読書について

毎年夏にはまとまった休暇が取れるので、読書をする時間が確保できます。昨年はドイツ表現主義について何冊か本を読み、造詣を深めることができました。今年はどうしようかと思っています。奄美で画業を打ち立てた田中一村の伝記や評論を […]

映画「モデイリアーニ」

最近は芸術家の生き方を映画にしたものをよく観ています。メキシコの画家フリーダ・カーロ、フランスの彫刻家カミーユ・クローデル、それに今回はイタリアの画家アメデオ・モデイリアーニを主人公にしたものです。今回の映画は今まで観た […]

「発掘から構築へ」来年へ…

来週からの個展の準備が一段落したら、来年の見通しのようなものがイメージされてきました。「発掘シリーズ」を3年間やってきたところで、実際はもう作り続けている「構築シリーズ」へ繋げていく橋渡し的な個展をやりたいと考えているの […]

映画「カミーユ・クローデル」

巨匠ロダンの弟子で愛人であったカミーユ・クローデル。以前まとまった展覧会が東京であった時に見に行って、作風があまりにもロダンに似ていたのが印象的でした。ブランクーシはロダンから離れたのに、カミーユは女性だったためかロダン […]

民間企業派遣先へ…

個展の期間(21日〜26日)後、民間企業派遣(28日〜8月1日)があります。ずっと横浜市の公務員である自分は、この夏に民間企業で働く業務があるのです。いわば研修ですが、自分の派遣先は造園土木株式会社に決まり、今日は打ち合 […]

梱包の暑い一日

暑い一日でした。汗が梱包材の上に滴り落ちていました。創作活動ではなく搬入・搬出のため、または保存のために必要な作業ですが、面倒でないと言えば嘘になります。エアキャップで作品を包むという単純作業です。しかし数の多さで辟易し […]

見えない落款

個展に出品する「発掘〜遺構〜」のテーブルを支える柱48本。何とか補強も終わり、明日から梱包作業に入れることになりました。この48本の作品にもサインが必要と考えて、和紙に落款を押し、番号をつけて貼る方法をとることにしました […]

案内状の発送

知人友人や親戚に個展の案内状を発送しました。仕事の同僚には月曜日に手渡ししようかと考えています。いよいよこれで後に引き下がることはできなくなりました。何が何でも個展を開催しなければなりません。きっと大丈夫と思っても、あの […]

メキシコ映画「フリーダ]

女流画家フリーダ・カーロの独特な自画像は、見るたび強い印象を与えられます。命を抉り出されるような毒のある絵画です。その生涯も起伏に富んでいます。なるほどこういう画家だから映画になるのかなと思いつつ、「フリーダ」を観ました […]

梅雨は明けず夏は来ず

湿気をたっぷり含んだ大気のせいか、朝から身体のだるさを感じています。今日は雨が降るでもなく、夏の熱気があるわけでもない一日です。こういう日の仕事場のエアコンは微妙です。クールビズになっていても、汗ばむ陽気では身体も頭の動 […]

「メトロポリス」を再び観て…

昨年はドイツ表現主義にこだわったブログを多く書きました。その中でドイツ映画の「カリガリ博士…」や「メトロポリス」にも触れました。先日この「メトロポリス」を久しぶりに観ました。地下で働く労働者階級も高層建築にいる特権階級も […]

浅い眠りに思う

自分は自慢できるほど何時でもどこでも寝ようと思えば眠れるタイプです。しかも夜の眠りは深く床に入るとあっという間に朝を迎えます。夢はめったに見ることはありません。深夜の時間帯を音楽を聴きながらぼんやり楽しむことは学生時代に […]

父の三周忌

つい先日父が他界したと思っていたら、早いもので今日が三周忌法要になりました。このところ義母の一周忌といい、父の三周忌といい、親の法要が続いておりますが、これも自分の年齢からすれば当然なのかもしれません。集まった親戚も皆ん […]

制作没頭の一日

丸一日が自分のために使える大切な週末です。いつものことですが朝から気分が違っていて、仕事場に入ると同時にエンジン全開です。今日は作品に付帯するモノを作っているので創作活動ではありません。柱の補強に使うカタチをたくさん作っ […]

個展情報をアップ

ホームページの表紙にギャラリーせいほうでの個展に関する情報をアップしました。知人には案内状を送らせていただきますが、このホームページをご覧になっていただければ日時がわかります。ぜひご高覧いただけると幸いです。とは言っても […]

時間の隙間の細切れアート

朝から夕方まで公務員の仕事がある自分は思い切って作品を作れずにいます。何回もブログに書いていますが、ウイークデイは細切れの時間の中で少しでも制作に励むしかありません。結構仕事の合間というか隙間というか、そうした時間がある […]

RECORDは「長方形」

今月のRECORDは「長方形」でいきます。矩形は今まで正方形や台形をやっています。長方形は正方形や台形が変形したものです。どんな長方形が美しいか、縦横の比率を考えながら型を作りました。画面の中で他の要素と噛み合った時に、 […]

実践の7月到来

7月になりました。今月は21日から銀座で個展があり、28日から民間企業への派遣があり、公務の上でも自分が事務局になる会合があり、なかなか重要な用件が揃った1ヶ月です。実践あるのみといった感じでしょうか。まず、個展の件です […]