Archives for posts tagged ‘イメージ’

週末 5点目の陶彫成形と加飾

今日が日曜日である意識が、仕事を退職をした私は既に薄れていますが、美大生と美大受験生が朝から工房にやってきていたので、今日が休日であることが分かります。この子たちはウィークディには学校に通い、週末には工房に通ってきている […]

週末 イメージの具現化へ

日曜日になり、いつものように美大受験生が工房にやってきました。彼女を見ていると、最近の予備校から出される課題が変わってきていると感じています。受験用の実技テクニックを教えるだけでなく、自分の本当にやりたいことやそれに伴う […]

週末 新作の陶彫彫り込み加飾

今日は朝から美大受験生2人が工房に来ていました。私が週末であるのを意識できるところは彼女たちが来ているかどうかだなぁと思っています。工房での作業は週末だからといって私には特別でなくなっているため、人の出入りがケジメになっ […]

週末 来年の新作への第一歩

このところ7月の個展に向けて作品の梱包を始めていますが、梱包は創作活動ではないため忽ち退屈してしまい、一日の時間のうちに何か工夫を凝らさなければならないと実感しています。そこで、梱包作業と併行して来年の新作へ向けて第一歩 […]

次のステップに向かう6月

6月になりました。そろそろ入梅が発表されてもおかしくない季節です。6月も今まで同様、工房に勤務時間があるが如く決まった時間に通う予定です。今月やらなければならないことは個展の出品作品の修整補填で、厚板土台20点の裏側塗装 […]

次なる作品のイメージへ…

現在作っている新作が佳境を迎え、肉体的にも精神的にも苦しい状況の中で、私には次なる作品のイメージが降って湧いてくる癖があるようです。現行の新作は土台に砂マチエールを施し、また同時に土台を追加して制作しているため、工房の至 […]

「発掘~盤景~」砂マチエール開始

新作「発掘~盤景~」の木材による土台加工がまだ完全に終わっていませんが、出来ている土台に今日から砂マチエールを施す作業を開始しました。砂マチエールは20年以上前の私のデビュー作品「発掘~鳥瞰~」からやっている表面処理です […]

「発掘~盤景~」と「構築~視座~」について

今年の7月個展に出品する新作のタイトルを「発掘~盤景~」と「構築~視座~」とつけました。「発掘~盤景~」は発掘シリーズとして私の作品の中核を成すもので、陶彫部品を組み合わせる集合彫刻にしています。デビュー作品である「発掘 […]

週末 新作の柱の木彫

今年の7月個展に出品する大きな新作2点のうち、陶彫部品を伴わないテーブル彫刻を現在制作しています。その新作はテーブル部分では文様を刳り貫き、それを有機的な形態を持つ4本の柱で支える構造を持つ作品です。今週の月曜日から今日 […]

5月RECORDは「萌芽の眺め」

日々1点ずつ制作しているRECORDは、その季節に左右されることが多く、工房の窓からの風景を見ていると、青葉若葉が繁り、芳醇な緑に覆われて美しくなった雑木林に、心が安らいでいくのを感じます。5月のRECORDのテーマを「 […]

厚板下書き&バラ園散策

中規模の新作は今日から作り始めました。過去幾度となく私が作ってきたテーブル彫刻になりますが、今回の新作では陶彫部品を接合せず、木材のみで作ります。厚板を4本の柱で支える構造ですが、厚板には文様化した穴を刳り貫き、柱はそれ […]

週末 新作の全体構成を見る

今日は朝9時から夕方4時まで工房に篭っていました。週末となっても特別なことはなく、私は日々工房に通っているのです。ただ、週末は今までの慣習に従って、新作の制作状況を書こうと思っていて、そこに創作活動のメリハリをつけていき […]

4月RECORDは「乱舞する群れ」

春一番に限らず、この季節は風の強い日が多いと感じます。満開の桜の花びらが風に舞っている様子を見て、今月のRECORDのテーマを思いつきました。「乱舞する群れ」は花びらだけではなく、人間のイメージもあって、例えば画家アンリ […]

週末の意識が薄れている週末に…

週末になりました。今月は毎日工房に通っているため、やっと週末になったという意識がありません。週末の意識が薄れている週末とでも言うべきでしょうか。それでも今までの慣習に従って、新作の制作工程のことを書いていきたいと思います […]

週末 陶彫制作を続行

4月に入って初めての日曜日ですが、今日のところは通常通りの制作時間で陶彫制作を続行しました。先月末で二足の草鞋生活を解消した私は、もう少し余裕を持って制作が出来るのですが、習慣というか、現状保持が気分的に楽なのか、今日は […]

週末 母の一周忌&窯入れ準備

週末になりました。今日は新作の制作ノルマがありましたが、昨年4月に亡くなった母の一周忌に当たるので、菩提寺に出かけて、お経をあげていただきました。その後で墓参りもして新しい卒塔婆を立てました。祖母の三十三回忌も一緒にやり […]

3月RECORDは「蠢動の兆し」

今年のRECORDは年間を通した統一テーマを設けずに、月毎のテーマ設定をしています。1月は「心の棲家」、2月は「菌の触手」、今月は「蠢動の兆し」とさせていただきました。今月のテーマにだけ季節感を持ち込んでいます。3月は次 […]

19’RECORD10月~12月をHPアップ

2019年に制作した最後のRECORD3ヶ月分をホームページにアップしました。2019年は「~の風景」というタイトルでRECORDを制作していました。10月は「分離の風景」、11月は「拡散の風景」、12月は「円環の風景」 […]

週末 陶彫制作&RECORD挽回①

週末になりました。今月の週末は陶彫制作一本に絞って作業をする予定です。朝から工房に篭り、明日の陶彫成形のためにタタラを数枚準備して、既に成形が終わった作品に彫り込み加飾を施していました。陶彫をやっていると自分の本領を発揮 […]

週末 陶彫成形&土台の具体案

今月の週末から新作の全体構成を作り上げることにしたため、厚板材を加工した土台に具体的な下書きを始めました。今日の午前中は昨日用意したタタラを使って陶彫成形を行ないました。朝からいつも来ている美大受験生がいて、私は彼女に背 […]

2020’12月の制作目標

今月は師走と呼ばれている通り、1年の締めとして多忙を極める1ヵ月となります。そのためどのような制作目標を立てようか思案しているところです。陶彫部品を集合させて世界観を作る私の新作では、そろそろ土台となる板材の加工をやり始 […]

週末 陶彫制作&亡母の遺産相続

昨日、亡母の遺産を管理している税理士が自宅にやってきました。生前の母は家賃収入があり、それを母が入所していた介護施設の経費に使っていました。父が亡くなる前に、両親が揃って公正人役場に出向き、それぞれ公正証書(遺言)を作成 […]

19’RECORD4月~6月をHPアップ

久しぶりにホームページにRECORD3ヶ月分をアップいたしました。撮影は昨年終わっていて、カメラマンの準備は万端だったのですが、私のコトバが遅くなってしまい、漸くアップできた次第です。2019年は「~の風景」というタイト […]

「マグマを宿した彫刻家」雑感

昨晩、NHK番組「日曜美術館」で取上げられた故辻晋堂の陶彫について書いてみようと思います。表題にある「マグマを宿した彫刻家」とは、大学時代に辻晋堂に師事した彫刻家外尾悦郎氏が言っていた台詞でした。眼に見えないけれど内面に […]

横浜の「吉村芳生」展

先日、横浜そごう美術館で開催中の「吉村芳生」展に行ってきました。「超絶技巧を超えて」という副題がつけられていた通り、鉛筆で描かれた写実画には目を見張るような驚きがありました。日常のありふれた情景を撮影し、それを明暗の調子 […]

11月RECORDは「黄」

今年のRECORDは色彩をテーマにしてやってきています。今年は残すところあと2ヶ月で、漸く色彩のテーマを終えることが出来ます。11月に「黄」を選んだのは、まさに工房の周囲の木々が紅葉していて、窓から見る黄色の風景が美しい […]

版画による「若林奮」展

故人である若林奮氏は、展覧会の説明によると、鉄を中心に、銅や鉛、硫黄、木などの素材を使って、地形や植物、気象、大気の状態などへの深い自然観と、空間や時間への強い意識にもとづく思索的な作品を制作したことで知られるアーティス […]

帰宅後の工房通いについて

創作活動を行う上で、公務員との二足の草鞋生活で厳しい面は、何といっても時間確保です。週末だけではイメージ通りの作品が生まれず、作業の時間をどこで確保するのか、常に考えてきました。30年もこんな生活をしていれば慣れそうなも […]

週末 新作の窯入れ始まる

例年なら11月を目安に窯入れを開始していますが、今年はやや早く10月後半から始めることにしました。幾度となくNOTE(ブログ)に書いてきましたが、陶を素材にした造形で一番重要で、細やかな神経を使い、また何度経験しても難し […]

週末 RECORD撮影日

毎年この時期に1年間分のRECORDを撮影しています。ホームページにアップするためですが、一日1点ずつ制作していく小さな平面作品であるRECORDは、その条件が厳しくて、その日に完成しないことも多く、それを挽回して今まで […]

週末 11点目の陶彫成形

9月最後の週末です。今月は4回週末がやってきました。今日の陶彫成形を含めると今月は5点の立体を立ち上げたことになります。週末の中に四連休があって、連休中に土台のための厚板材を一部切断し、全体構成を考える機会も持ちました。 […]