Archives for the Month of 1月, 2018

1月は映画鑑賞が充実

1月の最終日になりました。今月を振り返ると、まず大きな陶彫作品の成形と彫り込み加飾が全て出来上がり、乾燥を待っている状態です。仕上げと化粧掛けを残していますが、まずまずの成果です。敢えて言うならテーブルの柱に接着する陶板 […]

映画「ユダヤ人を救った動物園」雑感

オスカー・シンドラーや杉原千畝のようなナチス支配下で自らの危険を冒しても、多くのユダヤ人を救った実話は、映画化やその他の報道であまりにも有名です。映画「ユダヤ人を救った動物園」も、それと同等な人間の尊厳に纏わる実話であり […]

金沢文庫の「運慶」展

先日、横浜市金沢区にある神奈川県立金沢文庫に「運慶」展を見に行ってきました。現在の金沢文庫は、北条実時創建の旧金沢文庫を顕彰・継承するために昭和5年に設立されました。設立80周年の平成22年に運慶の特別展をやっていて、今 […]

週末 小さめのテーブル彫刻の精選

朝9時に工房に行き、ストーブを点けると温度が表示されます。今日の室内温度は2℃で今までの最低温度でした。今日は久しぶりに中国籍のスタッフが来ていました。彼女の故郷の山東省は氷点下になるそうですが、体感温度としては日本の方 […]

週末 AM土練り PM仏像&映画鑑賞

今日は充実した土曜日でした。週末になれば恒例となっている工房での作業がありますが、ウィークディの疲れのせいか、土曜日の作業は遅々として進まないのです。今日も例外ではなく、丸一日制作をするには厳しいと感じていました。そこで […]

「受難のパトス」ヴィルヘルム・レームブルック

「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)に取り上げられている23人の芸術家のうち彫刻家が一人います。ヴィルヘルム・レームブルックはバルラッハとともにドイツ表現主義を代表する彫刻家で、日本では2004年に神奈川県立近代美術館葉山 […]

「光景を眼に飲み込めよ」グスタフ・クリムト

オーストリアの画家グスタフ・クリムトは、近代絵画史上でも大きな存在感を示しています。19世紀末に彼は旧態依然とした写実絵画の反逆者となって、ウィーン分離派を組織しました。クリムトは攻撃的な人ではなかったようですが、結果と […]

アートの役割について

私たち専門職が集まる研究集会の中で、某美術大学に勤める教授を講師に招いて話を伺う機会がありました。その中でアートの果たす役割についての話になり、私は興味関心を抱きました。かつて学校教育の中で芸術教科は必要ないのではないか […]

映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」雑感

先日、常連になっている横浜のミニシアターに家内と「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を観に行きました。建築をテーマにしている映画は、確か2015年に「創造と神秘のサクラダ・ファミリア」を観に行った以来です。元々 […]

大雪に見舞われた一日

豪雪地帯では日常茶飯な降雪ですが、首都圏では交通が乱れ、帰宅困難になる人が大勢出てしまいます。私の職場でも、降り積もる雪を見ながら、昼食時に全職員に集まっていただき、今日は定刻で帰ることを決めました。帰宅困難になることを […]

週末 羨望の彫刻家を惜しむ

今日は朝から工房に篭って、昨日の続きである天板の刳り貫き作業をやっていました。加えて再制作をした大きな陶彫部品がやっと乾燥したので、午後はヤスリをかけて表面を整え、化粧掛けを施していました。昼ごろになって近隣のスポーツ施 […]

週末 板材刳り貫き&映画鑑賞

週末になりました。寒い日々が続いています。今日は水を使う陶彫の作業は止めて、木材の作業に切り替えました。現在、小さめのテーブル彫刻を3点を制作していますが、それぞれの天板の大きさを決め、先週切断しました。今日はそれぞれの […]

「絶叫のタブロー」ヴォルス

現在読んでいる「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)に取り上げられている23人の芸術家のうち3人目になるアルフレート・オットー・ヴォルフガング・シュルツェについて感想を述べます。通称ヴォルスです。ヴォルスは昨年、千葉県にある […]

「ツァラトゥストラの詩人」エドワルト・ムンク

現在読んでいる「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)には23人もの芸術家が掲載されていますが、全員をNOTE(ブログ)で取り上げるつもりはありません。ただ、23人の中には自分が刺激を受けた芸術家が多いので、つい話題にしたい思 […]

「第二の自我」エゴン・シーレ

現在読んでいる「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)のトップを飾るのはオーストリアの画家エゴン・シーレです。私が若い頃に滞在したウィーンでは、シーレの絵はクリムトとともにポストカードやポスターになっていて、近代を代表する芸術 […]

「絵の証言」を読み始める

「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)を読み始めました。副題に「ドイツ語圏に生きた芸術家たち」とあって、まさに私が若い頃から注目していた芸術家ばかりが掲載されている書籍です。本書では23名の芸術家を取り上げていますが、その中 […]

「触れ合う造形」読後感

「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)を読み終えました。本書は、私が注目する画家や彫刻家を取り上げていたためか、内容が大変面白く、また考えさせられる箇所もありました。取り上げられた芸術家の頻度としてはムンク、キルヒナー、 […]

週末 テーブル彫刻の天板切断

新作として現在進めている大きなテーブル彫刻の他に、3点の小さめのテーブル彫刻を作ることにしています。今日は小さめのテーブル彫刻のそれぞれの天板を切断しました。年末年始の休庁期間にやろうとしていたことを遅ればせながら今日か […]

やっと週末に…

正月の飛び石連休が明け、ようやく公務員としての仕事が始まりました。二足の草鞋生活がいつまで続くのか分かりませんが、自分にとってこの生活は定番になっています。1週間の仕事から解放されて、やっと週末になった感覚が甦り、貴重な […]

友情のしるし、絵の交換

昨日のNOTE(ブログ)に書かせていただいた内容とよく似ている内容になりますが、現在読んでいる「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)の中に、表題にある画家同志の友情を取り上げている章があります。今回はロシア人画家同志が、 […]

親密な友人関係、そのドキュメント

現在読んでいる「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)の中に、表題にある画家同志の友情を取り上げている章があります。画家の友情とはドイツ表現主義のキルヒナーとブライルのことです。フリッツ・ブライルは私にとって未知の画家で、 […]

さまざまな女性像の深淵

現在読んでいる「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)に登場するノルウエーの画家ムンクとドイツの画家キルヒナー。日本ではムンクは有名ですが、キルヒナーは知る人ぞ知る画家ではないかと思います。私は20代の頃からドイツ表現主義 […]

映画「ゴッホ 最期の手紙」雑感

先日、常連になっている横浜のミニシアターに映画「ゴッホ 最期の手紙」を観に行きました。レイトショー初日だったためか比較的混んでいて、ゴッホの絵画を使った奇抜なアニメーションに関心が集まっているのかなぁと思いました。当初は […]

年越し連休の最終日に…

12月23日から設定した職場独自の三連休、12月29日から1月3日までの6日間に亘る休庁期間、1月6日からの成人の日までの三連休、といった年越し連休は今日が最終日になりました。飛び石連休だったとは言え、創作活動には有効な […]

三連休 陶彫成形「根」の完成

三連休の中日です。朝から工房で陶彫制作に明け暮れました。昨年暮れの休庁期間に立てた制作目標である陶彫の「根」部分16個の完成は、何とか今日出来上がりました。と言っても彫り込み加飾は明日行うので、実際の完成は明日になります […]

三連休 制作&映画鑑賞

月曜日に成人の日があるため、今日から三連休が始まります。正月の休庁期間が明けて、2日間職場に出勤して、またこの三連休は、創作活動をする者にとっては嬉しい限りです。休庁期間にやり残した制作を続行するため、朝から工房に篭りま […]

1月RECORDは「対」

今年も月毎にテーマを決めてRECORDをやっています。昨日のNOTE(ブログ)に書いたように今年の方針として1ヵ月分の画面構成を決めてやっています。今月は正方形の格子状の枠を作って、そこに絡むデザインを考えています。今年 […]

18’RECORDの方向性

昨日で休庁期間が終わり、今日から職場に復帰しました。職員もちらほら顔を見せ、新年の挨拶を行いました。今日はとくに打ち合わせも会議もなく、平穏な一日で終わりました。元旦から4日間が過ぎていますが、今年のRECORDの方向性 […]

恒例の従兄弟会

正月は親戚が集まって旧交を温めるのが、日本の慣習になっています。最近は一人で正月を過ごす人が多くなって、古来からの正月の風景も変わりつつあります。それでも家族揃ってどこかへ出かける様子を見ると、年始は単なる休暇とは違う雰 […]

今日は初窯入れの日

新作の窯入れは昨年よりやっています。既に全体の半分くらいが焼成済みです。新年の仕事始めと同じ意味で、今日は2018年になって初めて窯を使った日です。制作は元旦だった昨日からやっていますが、一日中工房に篭って制作していた今 […]

2018年 元旦の風景

2018年になりました。新春のお慶びを申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。昨年も書きましたが、早朝、刻んだ餅と油揚げを半紙の上にひとつまみ置き、小さな稲荷の祠に供物として捧げることから、我が家の元旦が始まります […]