Archives for the Month of 12月, 2014

2014年HP&NOTE総括

2014年は自分にとってどんな1年だったのか、毎年恒例になった総括をやってみたいと思います。今夏の個展で発表した「発掘~層塔~」「発掘~増殖~」は陶彫部品の多さで際立っていて、何とか作り切った達成感が自分にはありました。 […]

陶彫部品の総数計算

今日も工房に籠もりながら、次々と脳裏に去来することを挙げてみました。まず、「発掘~群塔~」はあとどのくらい陶彫部品を作ったらいいのか、題名をまだ決めかねている新作はどうなのか、小品として毎回個展に出している「陶紋」はどん […]

年賀状の印刷

NOTE(ブログ)は日記としての役割があるので、制作工程だけではなく日常生活の面でも、その日にやったことは書き留めておくようにしています。自分にしか役立たない日記を公開しているわけですが、他に記録する手段がないのでご容赦 […]

連日制作のペース配分

休庁期間に入って2日が過ぎました。工房は朝9時から夕方4時まで、時間を決めて制作をやっています。余力を残して作業を終わります。継続させるために自分の中でペースを作っているのです。現在は美術系の大学院生2人が、自分と同じペ […]

休庁期間の過ごし方

今日は自宅にテレビ・パソコンのケーブル追加工事が入る関係で朝のうちにNOTE(ブログ)のアップをいたします。今日から9日間の休庁期間に入ります。長丁場の制作は、日々の時間帯を決めて、多少ゆとりをもって切り上げるのが有効で […]

習いと慣れについて

家内が胡弓や三味線演奏で「○○さんは一所懸命なので漸く技巧が身について上手くなってきた」とか「私もやっと余裕が生まれてきた」と言っています。演奏や歌唱はそのつど技巧を習い、練習を繰り返して、漸く人前で演奏できるようになる […]

聖夜に思うこと

今日はクリスマス(聖夜)です。イエス・キリストが生まれた日で、キリスト教徒にとっては重要な日です。30年以上も前にヨーロッパで過ごした聖夜は今もなお自分の印象に残っていて、かつてNOTE(ブログ)にも書きましたが、オース […]

通勤の心理状態について

前のNOTE(ブログ)に起床の辛さを書きましたが、勤務時間があるからこそ、決まった時間に起床しなければならず、通勤しなければならないわけです。習慣となった起床と通勤、これは嫌だなぁと思いながら、でも仕方なくやっている一日 […]

休日の有効な活用

先日から体調が芳しくなく創作活動が停滞しています。昨日は完全に制作を休止し、今日はまずRECORDから始めてみました。何とか食欲が出てきたので、今日は自宅でのRECORD制作の後、工房に出かけ、2日前に中途半端なまま放り […]

ホドラーにおける「オイリュトミー」

スイスの象徴主義を代表する画家フェルディナンド・ホドラー。現在国立西洋美術館で展覧会が開催されています。自分はホドラーのまとまった作品を見るのは初めてでした。ホドラーはスイス本国では高い評価を受けている芸術家で、公共的な […]

週末 魔力通じず体調不良

昨日のNOTE(ブログ)に勇ましいことを書きましたが、今日は創作への魔力通じず、ついにダウンしてしまいました。朝は工房で彫り込み加飾をやっていましたが、通常ならヤル気が漲るところで力が入らず、これはどうしたものだろうと思 […]

週末 疲労を忘れる魔力

昨夜は管理職の集まりがあって帰宅が遅くなりました。気候のせいもあるのでしょうが、このところ疲労を感じることが結構あります。肩や腕に痛みがあります。近隣のスポーツ施設に行って水泳をしてくると、肩や腕の痛みはなくなりますが、 […]

「罪と罰」再読を始める動機

自宅の書棚には学生時代に放り投げてしまった書籍が数多くあり、この年齢になって漸く再読を始めている次第です。O・シュペングラー、A・ブルトン等の書籍に混じってロシア文学も書棚にあります。旧ソ連で20世紀初頭に興った構成主義 […]

「父が消えた」読後感

「父が消えた」(尾辻克彦著 河出書房新社)を読み終えました。著者の尾辻克彦(赤瀬川原平)という人は、視るということ、視点を微妙に変えることに相当長けた人だと思いました。文章描写が赤瀬川流の劇画描写に似ています。もちろん同 […]

12月RECORD「甲冑が浮遊する場所」

今月のRECORDのテーマは「甲冑が浮遊する場所」にしました。甲冑は戦国時代に武士が身に纏った武具ですが、あまりそうした具象性に拘らず、鈍い光沢を放つ装飾を削ぎ落とした鎧のようなイメージが浮かんでいます。今年のRECOR […]

亡命作家による「悪童日記」

先日、橫浜にあるミニシアターに家内と行ってきました。上映されていたのは、ハンガリーの亡命作家アゴタ・クリストフによる「悪童日記」で、以前から観たいと思っていた映画でした。アゴタ・クリストフはハンガリー動乱の時に亡命し、ス […]

恒例になった起床の辛さ

真冬になると朝早く起きるのが辛くなります。例年のことですが、起床する6時はまだ夜明け前で、カーテンを開けると外の景色はまだ暗いのです。仕事上の立場が変わっても、早朝に出勤することに変わりありません。春眠暁を覚えずにいられ […]

週末 制作&美大生グループ展

今日は朝から工房に篭りました。制作時間を3時間と見積もって集中した時間を過ごしました。今日も昨日に引き続き、用事が立て込む週末になりました。制作の途中に家内と衆議院選挙に出かけました。今回の選挙には積極的な考えもなく、投 […]

週末 2つの搬入

朝から家内や若手2人の助っ人に手伝ってもらって、自宅の物置から工房に厚板材を運びました。来年発表予定の作品の一部になる厚板材で、かなり前から物置に仕舞い込んでいたのです。厚板材は4つあり、ひとつずつ4人で持ち運びました。 […]

デ・キリコによる「吟遊詩人」

キュビズムやシュルレアリスムを初めとする新しい価値観を持つ造形作品を経験している現代なら、ジョルジョ・デ・キリコの作品はごくありふれた作品に見えますが、当時では大変な変革をもたらす絵画であったことでしょう。デ・キリコはイ […]

千葉の「赤瀬川原平の芸術原論展」

回顧展のはずが遺作展になった「赤瀬川原平の芸術原論展」ですが、展覧会の主旨がどうであれ自分は千葉市立美術館まで見に行く予定を立てていました。テレビで見た赤瀬川原平氏は飄々として屈託がなく自然体で物事を分かり易く語っていま […]

「父が消えた」を読み始める

「父が消えた」(尾辻克彦著 河出書房新社)を購入したのは、千葉市立美術館のギャラリーショップでした。「赤瀬川原平の芸術原論展」を開催していて、それを見たときに、前衛芸術家赤瀬川原平氏が尾辻克彦という別名で出版した同書が芥 […]

「詩的思考のめざめ」読後感

「詩的思考のめざめ」(阿部公彦著 東京大学出版会)を読み終えました。これは自分にとってこの上なく楽しい書籍でした。これを読んだからといって自分のコトバが流暢に出てくるものではありませんが、自分にとって詩とは何かというモヤ […]

橫浜の「トーベ・ヤンソン展」

既に橫浜では終わっている展覧会を取り挙げて恐縮ですが、先日立ち寄ったデパートで開催していたムーミンの原作者トーベ・ヤンソンの画歴を展望する展覧会は、大変面白く楽しいものでした。日本人はキャラクター好きな国民です。ドラえも […]

週末 不安を払拭するために…

今日は朝から工房に篭って制作に明け暮れました。新作「発掘~群塔~」の屏風に接合する小さな塔の制作が現在11本終わっていて、今日は新たに4本の成形を行いました。昨日から今日にかけて急ピッチで成形や彫り込み加飾をやっています […]

週末 制作&ミニシアター

やっと週末になり、朝から制作に没頭しました。新作の彫り込み加飾を3点行いました。手間暇のかかる彫り込み加飾を集中力をもって行っていたところ、頻繁に使用していた小さな掻き出しベラが壊れました。重宝していた道具だったので残念 […]

「普賢菩薩騎象像」の象徴性

先日見に行った「日本国宝展」に出品されていた名作の数々を取り挙げていくと際限がなくなるので、この「普賢菩薩騎象像」で同展に関する感想は終わりにしたいと思います。「普賢菩薩騎象像」は檜材による寄木造りで作られたもので、象の […]

2点の「地獄草紙」

日記として美術館を巡ったことをその日に記録していますが、それぞれの展覧会の詳しい感想は後日改めるようにしています。このところ多くの展覧会を見てきて感想が溜まっています。感想を後日にする意図は、名作の数々を自分なりに解釈し […]

「詩は恥ずかしい」に共感

「『詩とことば』という本の中で彼(荒川洋治)は『はずかしさ』について語っています。話はまず人が歌をうたうことを『はずかしい』と思わないことの不思議さから始まります。~略~曲があると、この恥ずかしさは減る。曲のせいにできる […]

12’RECORD3月分アップ

ホームページに2012年の3月分のRECORDをアップしました。先日カメラマンが来て2014年10月分までのRECORDの撮影をしていきました。アップが遅れている理由は、RECORDに付随する自分のコトバのせいです。RE […]

2014年の師走に…

2014年も12月を迎えました。12月は師走と呼ばれ、師が走るほど多忙を極める1ヶ月です。自分は週末の制作や鑑賞で体調を崩しがちになったり、また持ち堪えたりの繰り返しです。二足の草鞋生活の慌ただしさを抱えながら、この時期 […]