Archives for the Month of 10月, 2015

週末 10月を振り返って…

10月が今日で終わります。今月は先月並みに充実した1ヶ月でした。まず、陶彫制作ですが、新作の擂り鉢をしたデザインの一番外側にあたる20個の陶彫部品が全て出来ました。正確に言えば成形が終わったと言うべきでしょう。焼成した部 […]

詩によって心が動くとは…

「詩によって心が動く、とはどういうことか。それは、言葉によって不安や不条理感が発生したり、笑いが生じたり、さびしさや爽快感が沸き出したり、あるいはこれまで意識しなかった考えに興奮したりする、そういった多様で、安易に名づけ […]

平塚の「画家の詩、詩人の絵」展

先日、平塚市美術館で開催している「画家の詩、詩人の絵」展に行ってきました。詩魂がなければ造形作品は生まれないと考えている自分にとって、とても好都合な展覧会で興味津々でした。自分が学生の頃、現代美術は文学性を排除していく傾 […]

雛型か缶詰彫刻か?

先月、見に行った神奈川県立近代美術館葉山で開催中の「若林奮 飛葉と振動」展で、気になった作品群がありました。同展は特異な思考を具現化した彫刻家の全体像に迫る内容で、初期の鉄を用いた作品から晩年の庭の造形に至るまでの、一彫 […]

葉山の「若林奮 飛葉と振動」展

私が学校で彫刻を学んでいた頃、彫刻の研究室には池田宗弘先生がいて、共通彫塑の研究室には保田春彦先生や若林奮先生がいました。他にも彫刻界で活躍されていた方がいましたが、4年間自分が師事したのは池田先生で、私淑したのが保田先 […]

HPのGalleryに「増殖」アップ

「発掘~増殖~」は昨年ギャラリーせいほうで発表した陶彫作品です。床を這っていくようなイメージで作りました。どのくらいの規模にしようか迷った挙句、当初のイメージの半分くらいの大きさに落ち着きました。無計画な都市化がテーマで […]

週末 やっと成形1点…

昨日は職場の親睦旅行から帰ってきたので、たいした制作が出来ず、制作工程は停滞しています。今日も若いアーティストの支援に時間が取られ、やっと成形が1点出来ただけの成果に終わりました。こんな週末もあっていいのかもしれません。 […]

イベント後の親睦旅行

一昨日と昨日は、職場を上げて大きなイベントを行いました。職場のイベントには儀礼的なものと祝祭的なものがありますが、今回のイベントは職場の文化を継承するもので祝祭的なイベントでした。普段、全職員は自分の専門を生かした仕事に […]

渋谷の「風景画の誕生」展

先日、東京渋谷にあるBunkamuraザ・ミュージアムで開催している「風景画の誕生」展に行ってきました。所蔵がウィーン美術史美術館で、20代の頃ウィーンに暮らしていた自分には馴染みのあった美術館ですが、今回来日していた絵 […]

13‘RECORD 10月・11月・12月分アップ

私のホームページに2013年のRECORD10月分~12月分をアップしました。この1年間は漢字一文字を毎月のテーマに掲げて制作をしていました。10月は「塔」、11月は「脚」、12月は「環」でした。10月のテーマでは当時制 […]

映画「セッション」について

過激で人権蹂躙な言葉が師匠から発せられ、それに砕かれることもなく自分を追い込んでいく、何があってもそこに立って演奏していたいという執念が彼を一流の演奏者に育て上げていく、ライバルが現れてもそれを打ち負かす技量をつけて、己 […]

東京駅の「月映」展

「月映 つくはえ」は1914年(大正3年)9月から翌年の11月まで刊行された自刻木版画と詩による作品集です。この詩誌を作ったのは田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎の3人の画学生でした。全7号まで発刊されましたが、田中の夭折に […]

「絶望名人カフカの人生論」読み始める

フロイトの「夢解釈」上巻を読み終え、下巻に入る前にちょっと浮気をして、軽い書籍でリフレッシュしたいと思います。新たに購入した「絶望名人カフカの人生論」(カフカ著 頭木弘樹訳 新潮社)は、職場にある新聞記事で知りました。「 […]

週末 新作の窯入れ第1号

今日は朝から工房に行きました。昨日のノルマは取り返すことが出来ませんでしたが、乾燥した陶彫部品2個を仕上げて窯に入れたことが、今日の作業で特記出来ることです。通常のノルマとして陶彫部品の成形をいくつ作るかを考えています。 […]

週末 美術館&ギャラリー&映画

このところ毎週土曜日になると美術鑑賞や映画観賞に出かけています。今日も例外ではなく、ほぼ一日をかけて神奈川県内を走り回りました。今朝工房に行けなかったのが残念でしたが、週末の疲労もあって仕方ないかなぁと思っています。今日 […]

「夢解釈」上巻のまとめ

「夢解釈」(フロイト著 金関猛訳 中央公論新社)上巻を読み終えました。フロイトは生前から精神分析に対し多大な影響を持つ学者でしたが、そうした時代の精神分析運動の組織とは別に、本書はフロイト個人が一人の学者として粘り強く取 […]

「夢の素材と夢の源泉」(d)まとめ

「夢解釈」(フロイト著 金関猛訳 中央公論新社)の第五章「夢の素材と夢の源泉」の(d)「類型夢」のまとめをします。「(私たちが)類型夢に特別な関心を向けるのは、それらの夢がすべての人間において同じ源泉に由来すると推定しう […]

10月RECORDは「遮」

今月のRECORDのテーマを「遮」にしました。遮る(さえぎる)という行為は、人の言動や動きを邪魔して止める行為です。何かに否定されたように思えることもあるし、場合によっては遮った方がより良い効果を生む場面もあります。いろ […]

13‘RECORD 7月・8月・9月分アップ

私のホームページに2013年のRECORD7月分~9月分をアップしました。この1年間は漢字一文字を毎月テーマに掲げて制作をしていました。7月は「流」、8月は「棲」、9月は「渦」でした。7月は夏を迎え、涼を呼ぶ水の流れを描 […]

三連休 新作陶彫成形17点

三連休最終日です。今日も朝9時から夕方4時過ぎまで工房に篭って制作三昧でした。昨日より疲労が回復していましたが、すっかり良くなった訳ではなく、今日も休憩を適時入れながら作業を進めました。体育の日は晴天に恵まれ、清々しい陽 […]

三連休 意欲と疲労が交互にきた日

三連休の中日になりました。今日は雨が降ったり止んだりしていましたが、気温は創作活動を行うには申し分なく、朝から工房に篭って制作三昧になりました。どうやら昨日の疲労があるらしく、制作は少しやったら休憩を取る繰り返しでした。 […]

三連休 制作&美術館&映画館

今日から三連休になります。このところ連休の初日は工房で制作をした後、美術館に出かけていくことが多いように思います。今日も例外ではありませんでした。ただし、活動した密度から言うと今日は今までより、さらに濃い一日を過ごしまし […]

「夢の素材と夢の源泉」(c)まとめ

「夢解釈」(フロイト著 金関猛訳 中央公論新社)の第五章「夢の素材と夢の源泉」の(c)「身体面の夢の源泉」のまとめをします。昨日に続いてまとめをアップしている理由は、本論を細かい箇所でまとめをしていこうと思っていたところ […]

「夢の素材と夢の源泉」(b)まとめ

「夢解釈」(フロイト著 金関猛訳 中央公論新社)の第五章「夢の素材と夢の源泉」の(b)「夢の源泉としての幼児的なもの」のまとめをします。実は本論を枝葉部分ごとに細かくまとめた方がよいと以前のNOTE(ブログ)に書いておき […]

HPのGalleryに「層塔」アップ

私のホームページにGalleryと称する頁があります。陶彫作品を撮影したものですが、デジタルにするときにアレンジを施したもので、作品を全体で捉えるだけではなく、部分に拘った宇宙を写し出してしています。つまり陶や木のもつ素 […]

13‘RECORD 4月・5月・6月分アップ

昨日のRECORD3200点達成の話題に続いて、今日もRECORDのことを書きます。私のホームページに2013年4月分~6月分のRECORDをアップしました。2013年の年間テーマは漢字一文字で表していました。4月は「跳 […]

数えてみたら3200点

今日の表題にした「数えてみたら3200点」とは何のことでしょうか。これは2007年から始まったRECORDの今日までの完成点数です。一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けて9年目に入りますが、今日まで8年と半年の […]

週末 制作&友人の個展へ…

週末になって何か用事がある日でも制作工程に従って制作をしなければならず、休日でも朝ゆっくり寝ていられません。新作の陶彫作品を来年5月までに完成させ、図録用の撮影をして、そこから2ヶ月は新作を広報し、7月には個展が企画され […]

週末 制作&同窓会へ…

今日は中学校の同窓会が横浜駅にあるホテルを借りて開催されました。私が通った公立中学校は横浜市内でも屈指のマンモス校でした。現在も規模の大きな学校ですが、私が卒業した当時は学年に11クラスもあったことが分かりました。私は3 […]

評壇より 「神秘感」について

先日送られてきたビジョン企画出版の新報に私の個展に関する文章が掲載されていました。短い文章なので書き出します。「古代遺跡発掘品に模した陶彫シリーズ第7回展。主は屏風7面と丘陵見立ての大台四体。他に尖塔、円頭の円錐形が多数 […]

10月は芸術の収穫期

10月になりました。気温は暑からず寒からずで、創作活動には絶好の季節です。週末だけでなくウィークディにも制作をしたいものです。制作目標として新作の陶彫部品は9月に続いて10個の成形・彫り込み加飾終了を目指します。9月のよ […]