Archives for the Month of 1月, 2021

週末 1月を振り返って…

1月最終日になり、今月を振り返ってみたいと思います。今月創作活動がやれる期間として、まず正月の休庁期間が5日間ありました。その5日間を含めて週末のほとんどすべてを、新作の厚板材による土台作りに費やしてしまいました。陶彫制 […]

週末 1月最後の週末に…

やっと週末になりました。明日が1月最後の日になるため、週末としてはこれが最後の週末です。新作の制作状況としては、今月は厚板材を電動ノコギリやジグゾーを駆使して切断し、箱状に加工する作業に追われ、ほとんどの週末は木材加工に […]

陶彫の出発点を考える

「知的な手による生命の表現によって、まさしく陶芸を彫刻の高みに引き上げることができると同時に、陶芸の素材によって彫刻を刷新することができるというのがゴーギャンの主張であった。」これは現在読んでいる「中空の彫刻」(廣田治子 […]

「彫刻と陶磁器」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の第一部「19世紀における『画家=彫刻家』と『芸術家=職人』の登場」の第2章「芸術家と職人」について「2彫刻と陶磁器」のまとめを行います。この章では彫刻家による陶磁器装飾への協力につい […]

疲労を感じる時…

例年この時期は疲労を感じることが多いのですが、このところちょっと辛いなぁと思っています。私が疲労を感じる時は、上顎の奥歯のあたりの神経にぼんやりした痛みがあります。歯科医院に行って診てもらっても、奥歯は治療済みでとくに問 […]

「背景ー装飾芸術の復興」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の第一部「19世紀における『画家=彫刻家』と『芸術家=職人』の登場」の第2章「芸術家と職人」について「1背景」のまとめを行います。副題に「装飾芸術の復興」とあり、19世紀の特徴として、 […]

「絵画、彫刻の自律性の追究」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の第一部「19世紀における『画家=彫刻家』と『芸術家=職人』の登場」の第1章「画家と彫刻家」の「3 絵画、彫刻の自律性の追究」についてのまとめを行います。ここで3人の芸術家が登場いたし […]

週末 土台作り&窯入れ

今日も昨日に続き、朝から夕方まで工房に篭りました。現在やっている新作に関する作業は厚板材を使った木材加工と陶彫制作です。一日のうち木と陶の双方の技法をやっていましたが、厚板材の切断では木屑や木の埃が舞い上がり、陶彫の仕上 […]

週末 土台作り続行

先週末は美術館に行ったり、美大の卒業制作展に出かけてしまったので、制作工程が遅れ気味になってしまいました。週末になって制作ばかりしていると精神的に辛くなるので、先週末のような刺激も必要と思ったため、制作工程に遅れが生じる […]

21’RECORDの印について

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けて、かれこれ14年が経過しました。1年を365日として計算すると、現在RECORDは5000点を超える作品数になっています。RECORDは、私が毎年個展で発表している陶彫によ […]

「概観」・「絵画と彫刻」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の第一部「19世紀における『画家=彫刻家』と『芸術家=職人』の登場」の第1章「画家と彫刻家」の「1概観」と「2絵画と彫刻」についてのまとめを行います。本書は読み始めから興味関心が尽きず […]

「論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ」第57節~第58節について

昨日に続き、「形式論理学と超越論的論理学」(エトムント・フッサール著 立松弘孝訳 みすず書房)の小節のまとめを行います。第二篇「形式論理学から超越論的論理学」の第1章「論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ」の中の […]

「論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ」第55節~第56節について

「形式論理学と超越論的論理学」(エトムント・フッサール著 立松弘孝訳 みすず書房)の小節のまとめを行います。今日から本論の第二篇「形式論理学から超越論的論理学」に入ります。この第二篇が本書全体のタイトルになっているので、 […]

横浜の「トライアローグ」展

先日、横浜美術館で開催されている「トライアローグ」展に行ってきました。トライアローグとは三者会談の意味で、横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の3館の20世紀西洋コレクションを一堂に会して展示する企画展を指しています。 […]

週末 美大の卒業制作展へ

今日も昨日に続いて展覧会に行きました。今日は工房に出入りしている美大受験生と一緒に東京都八王子市にある多摩美術大学の卒業制作展に車で出かけました。首都圏にある美術系大学の卒業制作展は3月に集中していますが、多摩美術大学は […]

週末 土台作り&美術館散策

週末になりました。新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が出ているにも関わらず、気持ちのモチベーションを保ちたくて、今日は地元にある横浜美術館へ出かけてしまいました。早朝は工房に行き、新作の土台作りをやっていました。どこ […]

「中空の彫刻」を読み始める

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)を読み始めました。本書は副題に「ポール・ゴーギャンの立体作品に関する研究」とあって、19世紀末に画家として生きたゴーギャンの立体作品にスポットを当てた研究論文です。テーマからして私の趣 […]

「屋根のてっぺん」&「藤森照信建築」 読後感

「藤森照信建築」( 藤森照信著 増田彰久写真 TOTO出版)を読み終えました。書籍の最後に故美術家の赤瀬川原平氏による「屋根のてっぺん」という文章が掲載されていて、読み易い文体なのでサラリと目で追ってしまいました。「はじ […]

「植物・自然素材」について

「藤森照信建築」( 藤森照信著 増田彰久写真 TOTO出版)の「植物」と「自然素材」についてのまとめを行います。「これまで世界の有名無名の建物を見歩いてきたなかで、建物と植物の視覚的関係がうまくいっていると思ったのは、フ […]

1月RECORDは「心の棲家」

2021年になり、新しいRECORDのシリーズを始めました。既に制作を開始していますが、今年も例年のように月毎にテーマを決めてやっていこうと思います。今年は何かに拘った年間の意図は設けず、敢えて言うなら月毎のタイトルに詩 […]

三連休最終日は手が悴む寒さ

三連休の最終日になりました。昨日も工房の温度は0度を指していましたが、今日も寒さとの闘いになるほど制作は厳しいものになりました。作業の内容としては厚板による土台作り、彫り込み加飾に加えて乾燥した陶彫部品をヤスリで仕上げ、 […]

三連休 土台作り&結婚披露宴へ

三連休の中日です。今日の午前中は新作の土台作りに取り掛かりました。たとえ2時間でも自宅でゆっくりするよりは工房に行って、厚板を切断する作業を選びました。切断というより穴を刳り貫く作業に終始しましたが、工房の気温は0度を指 […]

三連休は土台作り中心

成人の日が月曜日にあるため、今日から三連休になります。今週から通常の勤務が始まり、早朝起床する時の寒さを考えれば、この三連休はちょっぴり嬉しいのですが、新型コロナウイルス感染症が広がっているため、一都三県には緊急事態宣言 […]

「茶室」について

「藤森照信建築」( 藤森照信著 増田彰久写真 TOTO出版)を読み始めて、というより写真を眺め始めて、その斬新な茶室について興味が出ました。書籍に取り上げられている藤森流の茶室は「一夜亭」、「矩庵」、「高過庵」、「茶室 […]

「藤森照信建築」を読み始める

先日まで読んでいた「建築とは何か 藤森照信の言葉」(藤森照信他著者多数 エクスナレッジ)に続いて、「藤森照信建築」( 藤森照信著 増田彰久写真 TOTO出版)を読み始めました。この書籍は分厚く持ち歩きが困難なため、職場の […]

「建築とは何か 藤森照信の言葉」読後感

「建築とは何か 藤森照信の言葉」(藤森照信他著者多数 エクスナレッジ)を読み終えました。建築史家であり、自らもユニークな建築を作っている造形家でもある著者は、私がずっと注目してきた人であり、その言葉を刻みつけたい著述家で […]

建築家等からの意見・感想③

「建築とは何か 藤森照信の言葉」(藤森照信他著者多数 エクスナレッジ)の第2部では、藤森照信氏の著作や建築を巡って、著者が他の建築家からの質問に答える形式を取っています。今回は3人の建築家が登場します。まず西沢立衛氏の「 […]

新聞掲載のフロイトの言葉より

昨日の朝日新聞にあった「折々のことば」(鷲田清一著)に興味関心のある記事が掲載されていました。全文書き出します。「百パーセントのアルコールがないように、百パーセントの真理というものはありませんね。ジークムント・フロイト」 […]

週末 新作土台作りの再開

週末ですが、職場では今日まで休庁期間になっています。私は明日と明後日を年休にしているため、私の仕事始めは6日からになります。明後日までは引き続き工房に通い、創作活動に邁進するつもりです。昨年の母の死去、さらに新型コロナウ […]

新年最初の週末来たる

2021年になって最初の週末がやってきました。職場は昨年29日から休庁期間に入っているので、今日が週末の感じはありませんが、長年の習慣で週末になると創作活動が待っていると思ってしまうのです。今日はまだ正月気分が抜けない1 […]

2021年の初めに…

2021年になりました。今年もよろしくお願いいたします。昨年母が亡くなり、喪に服していることと、世界的に流行している新型コロナウイルス感染症の影響で、今年は正月を迎えた気分がしません。初詣には行かなくても、今朝になって我 […]