週末 テーブルを支える柱を彫る
2020年 5月 23日 土曜日
新作のテーブル彫刻「発掘~突景~」のテーブルを支える柱を彫る作業を今日行いました。柱は3本あり、三角形のテーブルを3点で支えることになります。柱はテーブルを突き刺して上部に伸びていくようにしました。新作の「発掘~突景~」は、旧作「発掘~角景~」や「発掘~曲景~」にあるテーブル下に吊り下がる陶彫部品はなく、テーブルの上に配置する3点の陶彫部品があるだけです。柱のデザインは三角形を取り入れて、極めて単純な抽象形態にしました。ちょうど現代彫刻の父ブランクーシの作った無限柱のような按配で、三角柱が重なっていくパターンにしました。柱は塗装などの特別な処理はせず、彫り跡を残したままにしようと思っています。木材は彫ったままの方が美しいと感じているので、そのままにします。その分、彫り跡をどう残すかが課題になり、鑿の切れを見せることになるのです。私は陶彫と木彫のコンビネーションをよくやっていますが、木彫を継続的にやっているわけではありません。鋸の歯や鑿の研ぎに慣れているとは言えず、今回も四苦八苦して久しぶりの木彫に取り組みました。それでも木材の彫り跡が好きで、いつもやっている陶彫とは違う魅力があるのです。今日は一日をほとんど木彫に費やし、工房の床には彫った木屑がかなり落ちていました。作業終了時に散らかった木屑を掃除しましたが、明日も木彫は継続です。陶彫の土練りと木彫では使う筋肉が異なるようで、久しぶりの木彫に筋肉がワナワナしています。私の年齢では筋肉痛が出るのは当分先になるようで、今はダルさが残っています。夕方、家内と東京にある雑貨店にブロックサンダーを買いに出かけました。その店で扱っているメーカーのものが一番使いやすいので、車でやや遠出をしました。ブロックサンダーは明日さっそく試してみます。
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Tags: 木彫, 木材, 陶彫
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