Archives for the Month of 8月, 2013

週末 新作のための木材加工

陶彫による円錐状の塔を作るため、その構造となる厚板材を大量に購入しています。この厚板材を切断加工して円錐状のカタチを作り、そこに陶彫部品を接合していく予定です。既に雛型が出来ていて、切断する角度は雛型より割り出しています […]

縄紋文化と前衛美術・Ⅱ

「渦巻紋と輪廻転生」(藤田英夫著 雄山閣)を読んでいます。昨日の続きを今日も掲載します。まずは文中の引用から。「オリエントでまだ土器が作られていない『先土器新石器文化時代』に、縄紋人はすでに光輝紋を土器に施紋していたので […]

縄紋文化と前衛美術・Ⅰ

「(井寺古墳の)彫刻を始めるにあたり、土着のデザイナーは大きな単渦紋をあしらったデッサンを施主に見せたが、それは渡来人にとって意味不明の紋様であったため、施主はこれをきらって強く修正を求めたのであろう。そこでデザイナーは […]

渦巻紋との関わり

現在読んでいる「渦巻紋と輪廻転生」(藤田英夫著 雄山閣)の最初の方にこんな記述があります。「連続した沢山の渦巻紋で太陽を表現する理由は、インドの太陽神伝説を知れば分かる。即ち『太陽神スリャは、日中は恋人の初々しい暁の女神 […]

小冊子「魂の場所」

先日出かけた長野県軽井沢で、久しぶりに訪れたセゾン現代美術館で見た「魂の場所」展。この企画展にはどんな意図があるのか、収蔵作品を選んだ理由が知りたくて、売店で小冊子「魂の場所」(三浦雅士著 セゾン現代美術館)を購入しまし […]

横浜の「プーシキン美術館展」

ロココ主義や古典主義さらに印象派の作品は、とりわけ日本人に人気が高く、表題の展覧会を企画した横浜美術館は連日大勢の鑑賞者で賑わっています。愛くるしく微睡むような女優を描いたルノワール快心の絵画を使ったポスターの宣伝効果も […]

週末 お礼状の宛名印刷

先日、カメラマンから個展の画像をお礼状に仕立てた葉書が届きました。今日個展に来ていただいた方々の宛名を印刷し、明日投函しようと思います。芳名帳には多くの方の記帳をいただいていますが、実のところ住所がわかる方は少ないのです […]

週末 嬉しかったことで弾みをつける

昨晩は横浜市管理職の絆の会がありました。そこで自分と専門が同じ管理職の方と同席になりました。その席で自分が昔から延々と創作活動をしていることに対し、彼から敬意を払われました。立体造形は手間がかかり、ましてや二束の草鞋生活 […]

見えるモノだけが彫刻か?

若い頃に読んだ「見えない彫刻」(飯田善国著 小沢書店)の中で、ブランクーシの彫刻に触れて「彼が創造した鳥たちの影像は空間に永遠の静止を姿態で完結しながら、その放物線はやみがたい無限運動の彼方を示す。また、彼が故郷に建てた […]

「雨-労働の残念-」雑感

既に終わってしまった「墓は語るか」展で印象に残った出品作に故若林奮による「雨-労働の残念-」がありました。彫刻のもつ「隠された場所」を提示した同展では、まさにぴったりのコンセプトを有する作品ではなかったかと思いました。床 […]

HPのEXHIBITIONに13‘個展をアップ

毎年7月にギャラリーせいほうで企画していただいている個展も今年で8回目になりました。自分のホームページに展示風景を毎年掲載しています。今年は初日に懇意にしているカメラマンが来て撮影をしていただきました。ギャラリーせいほう […]

「渦巻紋と輪廻転生」を読み始める

「渦巻紋と輪廻転生」(藤田英夫著 雄山閣)を今日から読み始めました。装飾古墳に描かれた渦巻紋は、今夏から研究しようと思うテーマです。著者は機械工学を極めた人で、PCによるデータ分析によって統計づけた理論を展開しています。 […]

10‘RECORD12月アップ

遅ればせながら2010年の12月のRECORDをホームページにアップしました。RECORDとは一日1点ずつ葉書大の平面作品を作っていくもので、毎晩食卓で下書きや仕上げをやっています。1点ずつカメラマンによって撮影され、ホ […]

週末 新作の雛型作り

来年の個展に向けて新作に取り組んでいますが、地を這うカタチは順調に進んでいます。もうひとつの塔を形作る集合彫刻は、構造体になる木組みを考えなければならず、紙で雛型を作ってから取り組むことにしました。雛型は簡単なものにしよ […]

週末 墓参りのエピソード

今日は菩提寺に母と家内と3人で墓参りに行きました。昨晩、私が墓参りをしようと言い出したので、家内は私が言い出すなんて珍しいと言っていたのでした。墓場に行くと墓石の前に置かれていた亡父の愛用していた茶碗が割れていました。長 […]

「豊饒の神・境の神」読後感

「火の神・山の神」(高見乾司著 海鳥社)に続いて、「豊饒の神・境の神」(同)を読み終えました。副題に「九州の土俗面考【2】」とあるように、本書は現場の取材から導き出した土俗面伝承の論考が中心となっていますが、著者が各地で […]

横浜で「iSAMU」観劇

KAAT神奈川芸術劇場で今日から「iSAMU」が始まるので前売り券を申し込んでいました。副題には「20世紀を生きた芸術家イサム・ノグチをめぐる3つの物語」とあり、イサム・ノグチに憧れる自分は、どんな物語が展開するのかワク […]

生活の豊かさを問う

「われわれが捨てたはずの、過疎に喘ぐ、消滅寸前の『ムラ』が、なぜ『豊か』なのか。ムラこそ、都市の豊かさでもって救われなければならない存在なのではなかったのか。都市の豊かさとは、われわれ自身が捨ててきた、ムラの犠牲の上に立 […]

偏りのある選書

先日、仕事帰りに繁華街を散策し、書店を覗きました。職場は横浜駅近くにあるので、気軽に立ち寄ることが出来るのです。今夏の読書は日本の古代文様史と決めていて、その取り掛かりとして比較的平易と思われる書籍を購入しました。これを […]

8月RECORDは「棲」

今月のRECORDは今夏の旅行を当てたテーマでやっていこうと決めました。長崎に行く前はイメージで絵を描き、軍艦島に行ってから撮影資料をもとにRECORDを作っています。長野県にも師匠の池田宗弘先生を訪ねたので、先生の隠れ […]

週末 今夏で最も暑い一日 その2

昨日の温度が36度。今日の午後に工房の温度計は37度を指していました。朝から工房で制作をしていると、見る見る汗が噴出してきてシャツはびっしょりになりました。今日も昨日に引き続き何度もシャツを替え、頭に巻いた手ぬぐいも替え […]

週末 今夏で最も暑い一日

朝は掛かりつけの動物病院に飼い猫のトラ吉を引き取りに行きました。旅行中ずっと動物病院に預けていたのです。トラ吉を連れて自宅に戻る時間には大変な猛暑になっていて、自宅の空調を点けっ放しにして自分は工房に行きました。工房は空 […]

長野旅行2日目

今日は長野駅前のホテルから軽井沢方面に向けて出発しました。軽井沢へは随分昔に行ったことがあり、ほとんど忘れかけているので、この機会に軽井沢に点在する美術館が見たいと思ったのです。中軽井沢にあるセゾン現代美術館、千住博美術 […]

長野旅行1日目

今週は長崎旅行に次いで、長野県に出かけました。夏季休暇2日間をここで使い、今夏の休暇は全て終了です。朝から自家用車で中央高速、長野道を通って東筑摩郡の麻績へ向かいました。ここに師匠の池田宗弘先生が住んでいて、先生の住居兼 […]

軍艦島雑感

軍艦島は極めて刺激的な島でした。1810年頃に石炭が発見されて以来、三菱が本格的な海底炭鉱として操業を開始した端島。人工が増え続け1916年には日本初の鉄筋コンクリートによる高層集合住宅が建設され、その後も住宅は密集し1 […]

長崎旅行3日目

今日の長崎は朝から入道雲があって好天でしたが、気温がどんどん上昇して外を歩いていられない状況でした。ホテルから荷物を背負って駅前まで来るのに汗が滴っていました。今日は広島では平和記念式典が行われます。68年前の今日広島に […]

長崎旅行2日目

今日も長崎は朝から小雨が降ったり止んだりしていました。「長崎は今日も雨だった」という歌謡曲がありますが、濡れた路面を見て長崎らしさを感じていました。今日の目的地は軍艦島です。軍艦島はネットでツアーに申しこんでいたのですが […]

長崎県へ…

今日から2泊3日で九州の長崎県に旅行です。飛行機が長崎空港に着いたのが午後2時過ぎで、天候は小雨まじりの曇り。空港バスで長崎駅前に出て、駅近くのホテルに荷物を預けました。長崎県には10年以上前に家内と来ています。グラバー […]

週末 制作&旅行準備

来週月曜日と火曜日に夏季休暇を取って、明日から2泊3日で長崎県に出かけます。目的は軍艦島で、全体が廃墟となった空間を見たいと思っています。これが創作に対する刺激剤になるのかどうかわかりませんが、公務員としての仕事ではオン […]

「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか」展

先日、東京小平市にある武蔵野美術大学美術館で開催している表題の展覧会に行ってきました。「彫刻と呼ばれる、隠された場所」という副題が示す通り、古代から現代までの十数人の彫刻家・建築家による見えざる部分を造形の主体として提示 […]

8月 制作目標を考える

8月1日になりました。今日は生活習慣病検診があって、職免をいただいて午前中は病院に行きました。胃の検診でバリウムを飲むので、午後は職場に行かず、今日も昨日と同じ夏季休暇の半日分を取りました。自分はバリウムが苦手で、胃の検 […]