Archives for the Month of 5月, 2012

5月の振り返り

昨年のNOTE(ブログ)の5月最終日に1ヶ月を振り返るコメントを書いています。5月は1年間の制作工程において重要な1ヶ月なのです。5月は今年発表する作品の図録の撮影があって、そこで作品に区切りをつけます。つまり撮影日が制 […]

西洋の没落「数の意味について」

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を通勤途中に読んでいます。本書は専門書なので、通勤で眠くなると文面を目で追うばかりで内容が頭に入りません。それでも文章をとつおいつ繰り返しながら理解に努めていま […]

12‘図録の最終確認

今回の7月個展の図録について、印刷前の色稿を基にした最終打ち合わせを今晩持ちました。自分の勤務の関係で夜の時間帯にカメラマンとアートディレクターが自宅にやってきました。図録は自分の意向を反映してもらい、なおかつカメラマン […]

風薫り 緑繁れる時

5月末になり気温が上昇してきました。梅雨入り前のとても気持ちのよい時季です。週末の制作疲れを抱えながら、今日も職場で仕事をしていましたが、ややもすれば新作のイメージが頭を過ります。自分の創作に対するヴァイオリズムは春から […]

週末 新作は土練りから

来年完成予定の新作は、木彫浮き彫りが主体となった三双屏風です。ただ木彫だけではなく自分の特徴とする陶彫部品が加わります。陶と木の組み合わせによる造形は、自分が20年来作り続けてきたもので、新作もその展開のひとつです。新作 […]

週末 木材の購入

今日は疲れていました。昨晩は管理職の仲間が集まって夜遅くまで飲み会をやっていて、今朝は6時前に職場に行って2時間程度の仕事をしていました。その後、工房に行き、新作陶彫作りのために陶土を練っていましたが、パワーが出ず、土錬 […]

M・エルンスト「森」連作

過日、横浜美術館で開催中の「マックス・エルンスト」展に行き、何点かの作品に魅せられました。自分は偶発的かつ間接的な技法を利用した比較的大きめの油彩が気に入っています。とくにデカルコマニーの面白さを自分はRECORDにも応 […]

「宇佐美圭司 制動・大洪水展」

先日の日曜日の午後突然思い立ち、静岡県三島市にある大岡信ことば館で開催中の「宇佐美圭司 制動・大洪水展」を見てきました。家内も久しぶりのドライブは楽しいと言ってくれました。東名高速の海老名パーキングで昼食を済ませ、沼津イ […]

10‘RECORD1月・2月分アップ

私のホームページにRECORDをアップしています。一日1点ずつポストカード大の作品を作って、それをRECORD(記録)と称して6年目を迎えています。たとえ小画面でも、アイディアから仕上げに至るまでに迷いが生じたり、力不足 […]

西洋の没落「緒論」

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を通勤途中に読んでいます。ようやく「緒論」を読み終えたところで、簡単なまとめをしておきます。まだ本論に入れず、序章とも言うべき「諸論」ですが、今後展開される本論 […]

金環日食の朝

朝起きたら曇り空、雨もパラついていたので、今朝見られる金環日食は無理かなと思っていました。せっかく日食メガネを手に入れたのに残念と思っていたら、7時過ぎに職場で幸運にも雲が切れ始めて日食が見えるではありませんか。日食メガ […]

週末 陶土準備&展覧会へ

今日は朝から工房にいました。午前中は新作屏風のために陶土を準備していました。と言っても前回の陶彫の使い残しと成形の時に削り取った陶土です。自分は陶土を単身では使いません。2つの陶土を割合を決めて土錬機にかけて混ぜ合わせま […]

週末 新作へ向けて

今日の午前中は7月個展に出す作品の梱包を行い、午後になって来年の新作に向けて歩き出しました。新作は木彫レリーフによる三双屏風で、陶彫部品を埋め込むのは「発掘~混在~」と同じですが、木彫部分がかなり異なっています。昆虫のよ […]

生きがいを持つ

前までいた職場には油絵を描く人や演奏活動をする人がいて、余暇を十分楽しむ雰囲気がありました。この職場にも家具作りをしている人や浅草で和太鼓の演奏をする人、フルートを演奏する人がいて、ホッとした気持ちにさせられます。仕事一 […]

松島図屏風

東京上野で開催されている「日本美術の至宝」展を見て、尾形光琳の「松島図屏風」に注目しました。尾形光琳の代表作は熱海のMOA美術館にある有名な「紅白梅図屏風」です。自分は何度となく「紅白梅図屏風」を見て、画面中央にある川の […]

平治物語絵巻 三条殿夜討巻

東京上野で開催中の「日本美術の至宝」展で見た二つの絵巻に惹かれました。登場人物の表情やその表現の緻密さは今まで見た絵巻の中で群を抜いているように感じました。会場は大変な混雑ぶりで、人を押し退けないと実物に近づけない有様で […]

12‘図録打ち合わせ

7月個展に向けて、いつ頃どんなことをやっているのか、毎日NOTE(ブログ)を書いている自分はアーカイブを読むと把握できます。昨年も同じような撮影日、打ち合わせ日であったことがわかり、一応安心を得ることができました。今年も […]

平成館の「日本美術の至宝」展

先日の土曜日に声楽家の叔父が、東京上野でリサイタルを行ったついでに、東京国立博物館平成館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展を見てきました。お馴染みの絵師等の初めて見る作品に接し、日本から海外に流出した膨大な作 […]

週末 梱包材の準備

先週、図録用の撮影が終わったので、今日は梱包材を買いに出ました。搬入は7月ですが、作品の梱包を始めます。梱包は今回の搬入搬出のためだけではなく、作品の保存のためにしっかりしたものを準備したいと思っています。ただし垂木を組 […]

東京上野の「下野昇リサイタル」

東京上野にある東京文化会館小ホールで「下野昇テノールリサイタル」がありました。声楽家下野昇は親戚です。現在76歳のテノール歌手ですが、今日の演目は全て本格派のドイツ歌曲。この年齢にして果たして歌えるものかと疑っていました […]

「西洋の没落」再読開始

私は1980年から85年にかけて5年間をヨーロッパで学生として過ごしました。ちょうど24歳から29歳までの異文化を学ぶには絶好の機会が与えられたわけです。当時は無我夢中で何か準備をしなければ渡欧する意味がないと思え、事前 […]

「芸術の意味」読後感

昔から芸術作品を語る時に自分がよく使っているコトバや論理は、白状すればどこかで得た知識であり、誰かの受け売りであり、何かの書籍によって頭に刷り込まれたものです。読み終えたばかりの「芸術の意味」(ハーバート・リード著 瀧口 […]

横浜の「マックス・エルンスト展」

先日、横浜美術館で開催中の「マックス・エルンスト展」に行ってきました。シュルレアリスムの主流な芸術家の一人であるドイツ人画家マックス・エルンストは、画風がシュルレアリスムであるなしに関わらず、自分はその構成感覚が大好きな […]

5月RECORDは「対話」

一日1点平面作品を作り上げて、それをRECORD(記録)と称しています。かなり前から月ごとのテーマを決めて、さらに5日間を同じ構成要素にしています。言い訳になりますが、時間がない中で一日1点ずつ作っていくには、これが一番 […]

ワグナー・ナンドール美術館

先日、栃木県益子へ行った時にワグナー・ナンドール美術館を訪ねました。益子の陶器市会場から歩いて数分の小高い丘の上に美術館はありました。ワグナー・ナンドールというハンガリー人彫刻家を知ったのは、この時が初めてでした。「こん […]

12‘図録撮影日

ゴールデンウィークの最終日は個展用の図録撮影日となりました。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も今年で7回目になります。個展は7月ですが、図録を作る関係で個展のほぼ2ヶ月前の5月初旬にカメラマンに撮影をお願いしています […]

個展作品の点検&美術館へ

今日は朝から工房へ行って、「発掘~混在~」を三双屏風に仕立て、「発掘~場~」の印貼りを行いました。さらに自宅脇の倉庫から「発掘~住居~」と「発掘~棟~」を工房に運び入れました。これで7月個展に出品する作品は全て出揃いまし […]

「混在」「場」の仕上げ作業

今日は朝から工房に篭って、明後日に控えた図録撮影のために「発掘~混在~」と「発掘~場~」の仕上げを行いました。「場」は油性塗料を使って裏面の塗装を行いました。「場」は陶彫部品3点を組み合わせるので、部品に貼る印を新しく作 […]

雨降る益子・笠間散策

栃木県益子の陶器市と茨城県笠間の陶炎祭へ行ってきました。毎年恒例で5月3日を選んでいますが、もう20数年行き続けていて今回初めてどしゃ降りの中の散策になりました。今までも雨に降られたことはありましたが、こんなに激しい雨は […]

連休後半のスケジュール

明日から4連休です。生憎の雨ですが、前から予定している栃木県益子の陶器市と茨城県笠間の陶炎祭に明日行ってきます。天候がどうであれ、環境を変えてみるのは創作上の刺激になると思っています。親友に会えるのも楽しみのひとつです。 […]

風薫る5月初め

5月になりました。今日と明日は通常出勤なので、今日は連休に挟まれているものの職場でしっかり仕事をしています。この時期は重要な調査を抱えているので、2日間の出勤はやむを得ないと思っています。5月は風薫る清々しい1ヶ月です。 […]