Archives for the Month of 7月, 2014

六本木の「オルセー美術館展」

先日、自分の個展開催中に東京六本木まで行って、国立新美術館で開催している「オルセー美術館展」を見てきました。同展は連日賑わっているようで、館内は多くの人たちが名作の前で熱心に鑑賞していました。思えば自分が渡欧した時には、 […]

今夏はハイデガーに挑む

また哲学書読破に臨みます。今までニーチェやショーペンハウワーの代表作を読んできましたが、マルティン・ハイデガー著「存在と時間」を今夏から読み始めます。他界した叔父量義治はカント哲学者でした。自分はそのうちカントに辿り着き […]

「表象の多面体」読後感

「表象の多面体」(多木浩二著 青土社)の中で取り上げられている4人の芸術家に纏わる印象的な文章を掲載します。「この危うくも建っている七つの塔は、たしかにその危うさのなかに視覚的な秘密の言葉をもっている。廃墟とは、ここに起 […]

我が家の家電事情

家電製品に関しては我が家はかなり遅れています。パソコンもXPをずっと使っていて、数年前に動かなくなり、仕事に差し支えるので新製品に替えました。洗濯機も冷蔵庫も長く使っていて、いつ壊れてもおかしくない代物です。電話も子機が […]

週末 工房を避けて自宅で制作

工房に行きましたが、あまりの暑さのため工房での制作を断念しました。昨日ギャラリーから搬出してきた木箱を確認して、毎年呉服屋さんの女主人から個展用に贈っていただいているランの花を、搬出荷物の中から取り出し、自宅に持ち帰って […]

2014個展の最終日

東京銀座のギャラリーせいほうでの9回目の個展が、今日最終日を迎えました。今年展示した「発掘~層塔~」の陶彫部品は今までの最大数を誇り、評判もまずまずでした。「発掘~層塔~」と「発掘~増殖~」を合わせると100以上の陶彫部 […]

「表象の多面体」を読み始める

「表象の多面体」(多木浩二著 青土社)を読み始めました。「視線とテクスト」に次ぐ評論家多木浩二の著作です。本書では4人の芸術家、写真家、建築家を取り上げて、敢えて異なる世界観を持つ作品を大学で論じ、学生たちに刺激を与えよ […]

「視線とテクスト」読後感

「視線とテクスト」(多木浩二著 青土社)を読み終えました。著者である評論家多木浩二は3年前に他界し、本書は遺稿集として出版されたものです。知の遺産の継承として編集され、主に建築や家具についての評論が編者によってピックアッ […]

個展&展覧会鑑賞

今日も昨日と同じで午前中職場に出勤し、午後は年休を取りました。午後はギャラリーせいほうの個展会場に向かう予定でいましたが、ちょっと寄り道することにしました。職場では数社の新聞を取っていますが、そのうち日本経済新聞の美術欄 […]

個展&いとこ会

個展2日目になります。午前中は職場に出勤して、午後は年休を取り、東京銀座のギャラリーせいほうに行きました。自分の個展とは言いながら、静寂した中で自分の作品をずっと眺めているのは精神的にキツいものがあります。昨日のパーティ […]

個展9回目のオープニング

今日から東京銀座のギャラリーせいほうで私の個展が開催されます。今年で9回目の個展になります。初めての時のようなワクワク感は自分にしては半減したもののオープニングにはいろいろな知人友人が訪ねてくれました。高校時代の友人は4 […]

週末 個展搬入日

いよいよ個展搬入日になりました。例年頼んでいる運搬業者2人、工房スタッフ3人、家内と私を含めて総勢7名で搬入展示作業を行いました。朝9時半に工房のガレージを開け、トラックに木箱35箱、箱に入らず垂木で組んだ梱包作品1個、 […]

週末 搬入準備のためギャラリーへ

今日はギャラリーせいほうへ行き、鍵を預かってきました。画廊主の田中さんと会って、明日の段取りを説明してきました。銀座大通りは外国人観光客が多くて、いろいろな国の言葉が飛び交っていました。いよいよ明日が搬入日になります。工 […]

ガーデンテラスの慰労会

職場でビアガーデンを楽しもうという企画が持ち上がり、幹事が屋上ビアガーデンに連絡したところ、どこも予約でいっぱいでした。三連休前の金曜日とあっては場所を見つけるのにも一苦労で、2階のガーデンテラスのついたレストランを見つ […]

記録の蓄積癖

自分はこのNOTE(ブログ)の他に、小さな手帳に毎日の記録や予定を書き込んでいます。小さな手帳は公務員としての仕事内容に関するもので、出張や提出書類の期限、職員の動き等々も自分なりに書いています。管理職になる前から記録は […]

ヒトラーの都市

都市に纏わる論考が続きますが、「視線とテクスト」(多木浩二著 青土社)の中に次々と自分の興味を掻き立てる箇所が出てくるのでご容赦願います。ヒトラーと言えば20世紀の独裁者として最大の禍根を残したことで有名です。そのヒトラ […]

都市について Ⅱ

昨日のNOTE(ブログ)の続きです。現在読んでいる「視線とテクスト」(多木浩二著 青土社)に「原・都市」というコトバが出てきます。都市誕生の契機が述べられていて注目しました。「まだ定住地をもたない人間が大地の上にひとつの […]

都市について

自作が発掘された都市景観をイメージしていることから、とりわけ都市についての論考が気になるところです。私は西欧都市の廃墟を見て、その外観だけではなく人々が住まうコスモロジーとしての原風景にも思いを寄せています。現在読んでい […]

週末 工房の片付け Ⅱ

今日も朝から工房に行き、来週に迫った個展搬入のための片付けを行いました。倉庫部分はかなり整理が進みました。工房に時々来ている若いスタッフの絵の具やら薬品が結構大量に見つかって、それもダンボールに入れて整理しておこうと思っ […]

週末 工房の片付け

工房は半分が制作場所、半分が倉庫になっています。倉庫部分はガレージがあって作品の搬入搬出が楽に出来るように設計しました。作品の収納が最近増えてきて、倉庫部分の模様替えをしないと収納しきれなくなるのではないかと懸念していま […]

台風一過の暑い一日

台風8号が夜明けに関東地方を通過し、幸い横浜は交通機関の影響はなかったものの、今日はうだるような暑さに見舞われました。私は早朝職場に行って施設を確認し、その後すぐに別の場所での会議に出かけました。午後も場所を変えて会議が […]

7月RECORD「溝と溝を繋ぐもの」

人との日常的な関係の中で自分は心理的な相違を感じることがあります。正直に言えば人付き合いは骨が折れるなぁと思います。たとえ親兄弟と言えども別個の人格であるため、それぞれが孤立した感は否めません。人間は社会的集団として生き […]

「図」の誕生について

「たとえば三万年以上も前の人間のはじめての図示表現は、リズミカルな刻みであった。またピアジェは、幼児にみる感覚運動的シエマの初期の形態も『いろいろリズム構造』であることを発見している。このふたつのリズムは交わりあっている […]

椅子に関する考察 Ⅱ

昨日のNOTE(ブログ)の続きです。「視線とテクスト」(多木浩二著 青土社)の中に椅子に纏わる論考があり、興味深い箇所がありましたので、引用いたします。「作法と空間全体との相関性は、たとえばユカ…人間の足下にあるユカのち […]

椅子に関する考察

現在読んでいる「視線とテクスト」(多木浩二著 青土社)に椅子に関する論考が掲載されていたので、興味を持って熟読しました。私は椅子やテーブルに学生時代から関心があり、若い頃は工業デザイナーを目指した時期もありました。本書に […]

週末 梱包完了&おわらの夕べ

今日は工房に篭って梱包の最終作業に追われました。木箱に入らない陶彫部品が1点あり、垂木で直方体の骨組みを作り、そこに収めました。来週は工房の片付けと接合部品の確認を行います。やっと梱包が完了しました。運送業者の手配も行い […]

週末 みやさんのサイン会

フォトエッセイストみやこうせいさんはウィーン滞在時代からの知り合いで、当時ルーマニアやギリシャによく連れて行っていただきました。みやさんが出版した写真集や随想集はほとんど持っていて、自分はみやさんの人柄に強く惹かれていま […]

アンフォルメルについて

アンフォルメルはフランス語で「非定型芸術」を指します。第二次大戦による破壊や大量虐殺で人間性を失い、不安定な状況の中で登場したものです。所謂広義な意味での表現主義で、1940年から50年に至り、芸術家はデビュッフェやフォ […]

ホームページによる個展広報

今月の21日から東京銀座のギャラリーせいほうで開催する私の個展ですが、案内状をギャラリーと私個人の双方から発送しています。その案内状をホームページの扉にも掲載しました。「発掘~層塔~」の一部を画像にしたもので、自分として […]

「台北 國立故宮博物院 神品至宝」展

連日賑わっている「台北 國立故宮博物院 神品至宝」展が夜遅くまで開催していることをネットで知って、日曜日の夕方6時過ぎに東京上野の国立博物館に到着するように自宅を出ました。やはり人気だったのは本館に展示されていた「翠玉白 […]

個展を開催する7月です。

7月になりました。毎年7月に個展を開催しているので、また夏の訪れと共に大きなイベントがやってきます。最初の個展は4月でしたが、こちらの都合で途中から7月に変更してもらいました。今はもう7月の個展はすっかり定着した感じがし […]