Archives for the Month of 12月, 2012

2012年 NOTE(ブログ)のまとめ

2012年の大晦日となりました。月日が経つのは本当に早いものだと感じます。一昨日から始まった休庁期間をずっと工房で過ごしました。新作の陶彫に追われ、今年は年賀状の準備も自宅の掃除も出来ずに年を越しそうです。例年大晦日の夕 […]

「美術にぶるっ!日本近代美術の100年」展

東京竹橋にある国立近代美術館全館を使って大がかりな展覧会が開催されています。「美術にぶるっ!」というキャッチコピーが目にとまったので見てきました。いわゆる所蔵作品を選抜した展示で、学芸員の企画力と頑張りによるところが大き […]

スマートフォン奮闘の日

携帯電話のバッテリーの蓋が壊れて、新しい機種を買うことになりました。数年前は家内の携帯電話が壊れて、その年の暮れに携帯電話を新しくした記憶があります。また、今回も年の暮れに新しい機種に変更しました。自分は携帯電話を文字通 […]

「小野元衛」展

小野元衛という画家を自分は展覧会を見るまでは知りませんでした。28歳という若さで世を去った画家は、とくに今まで話題になることもなかったので、美術館での展覧会としては初めてだったのでないかと思いました。先日、神奈川県立近代 […]

「江口週 彫刻/デッサン」展

木彫家江口週は、いわゆる日本の伝統的な木彫とは異なる世界観を持つ彫刻家です。木材を構成する造形作家と言った方がいいかもしれません。難波し大海を漂った巨大な木造船の残骸が渚に打ち寄せられて、その大いなる櫂が空間に投げ出され […]

「シャガールとマティス、そしてテリアード」展

先日、神奈川県立近代美術館鎌倉館で開催中の「シャガールとマティス、そしてテリアード」展に行ってきました。シャガールやマティスの色彩の美しさに改めて感動しました。展示されている作品は美術出版・編集者として知られたテリアード […]

クリスマスに思いを馳せる

25日になるとクリスマスの話題を何年もNOTE(ブログ)に書いています。アーカイブを見ると、やはりルーマニアで過ごしたクリスマスが印象深くて何度も取り上げています。当時自分はオーストリアに住んでいたにも関わらず、その牧歌 […]

三連休 創作に捧げるクリスマス・イヴ

三連休最終日はクリスマス・イヴです。工房には若い女性スタッフが2人来ていて、持参のケーキやチキン等でちょっと特別な食事会を工房で行いました。日本のクリスマス気分に少しでも浸りたいと思ったのです。街の賑わいはFMラジオから […]

三連休 制作と散策と…

三連休の中日です。朝から工房に篭って制作三昧でした。先日購入した陶土を土錬機にかけて、新しい陶彫部品のための準備をしました。窯入れしていた陶彫部品も取り出しました。先週は夜間制作ができなかったので、その分これからが若干苦 […]

三連休 師走の美術館巡り

彫刻の制作もさることながら、自分は美術館に行くのが無上の喜びです。創作行為には制作と共に鑑賞が欠かせないと思っています。今日は生憎の雨模様でしたが、鎌倉と東京の美術館を駆け巡り、全部で4つの展覧会を見てきました。今日は家 […]

風景の中で生きる造形

現在、自分のホームページのリニューアルを進めているところです。新しくなるホームページに、「LANDSCAPE」(風景)が加わる予定です。現在画像としてアップできるのは、陶彫による「球体都市」を風景の中で撮影しているもので […]

忘年会続きで夜間制作出来ず

今週は仕事関係の忘年会が多く、先週のような夜間制作が出来ていません。でも、ここにきて新作の陶彫制作は「発掘~地殻~」、「発掘~連築~」とも陶彫部品がある程度出来上がってきているのではないかと思っています。そろそろ全体を見 […]

「一銭五厘の旗」を読み始める

「一銭五厘の旗」(花森安治著 暮しの手帖社)は今夏、東京世田谷美術館で開催されていた「花森安治展」を見に行った際、そこに掲げられていた詩に感動して購入したものです。画家としての花森安治は、雑誌「暮しの手帖」の表紙を描き続 […]

「ブルトン シュルレアリスムを語る」読後感

「体系をも人間をも容赦しない石化過程を今日まで免れてきているのは、ただシュルレアリスムだけだとわれわれには思われる。いまだ失語症に陥っていないものに絶えず警戒をうながすこと、人類に数百年来の抑圧を加えている経済的・倫理的 […]

飼い猫とのケンカごっこ

捨て猫だったトラ吉は、この2年間で結構大きくなり、抱き上げるのも重くなりました。自分が帰宅すると、短い鳴き声を発しながら自分のところに走ってきます。足元にじゃれついて、そのうち自分が座る食卓に飛び乗って、前足で自分の手を […]

週末 制作の後、衆議院選挙へ

新党が乱立する今回の衆議院選挙。我が国の政治の混迷を見る思いですが、自分は海外生活を送っていた20代後半を例外として20歳の頃から欠かさず投票に行っています。今回はどんな公約を投票基準にしようか、そもそも信頼できる政党が […]

週末 陶土購入して制作佳境

週末になりました。朝から工房に籠って制作三昧です。陶土がなくなったことは以前NOTE(ブログ)に書きましたが、今日は栃木県益子より陶土が600キロ届きました。新作の陶土使用が例年より多く、今年は頻繁に土練機を回していると […]

非日常空間で寒さと闘う

今週は仕事帰りに工房に出かけています。月曜日から今日までの5日間、毎晩制作に勤しみました。工房には寒さ対策をして行きますが、深々と冷えむ空間は、ストーブひとつで暖めるのは到底無理な状況です。それでも工房に置かれた作品の数 […]

芸術家が愛した猫たち

世に知られた芸術家がどんな動物と共存し、また作品にどう表現したか、そのランキングがあれば知りたいものです。私見で言えば猫が一番多いのではないかと推察しています。犬や他の動物に比べて、猫は人に媚びる時と我関せずの時の仕草が […]

A・ブルトン 望みの吐露

「私の望みは、私たちを分離させえたあらゆる要素を乗り越え、分離の際に味わった感情、その一部はいまだ収まることを知らないのですが、そうしたもろもろの感情を乗り超えて、そこからは、何人もで一緒に辿った道を何ら苦い思いを感じな […]

陰影で表現する作品について

造形作家の故福田繁雄の作品に食器を束ねたオブジェがあります。そこに光を当てるとオブジェの陰影がバイクになるという作品で、だまし絵としての面白さで群を抜いています。タイトルは「ランチはヘルメットをかぶって…」(1987年作 […]

12月RECORDは「蘇生」

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けて、そろそろ7年が経とうかというところに差し掛かっています。全体をRECORD(記録)と称していますが、継続することを第一目的として、且つ表現が深められればいいと思っています […]

週末 集中する時間

今日も朝から工房で制作三昧でした。昨日に引き続き陶彫制作に集中していました。昨日作っておいたタタラで3点の成形をしました。紐作りで補強し、表面に彫り込み加飾用のデッサンを施しました。集中して6時間、これが今日も限界でした […]

週末 遅れを取り戻そうと…

制作三昧の週末です。今月の制作目標に掲げたウィークディ夜の制作が早くも滞っています。今週は歯科医院に行ったり、工房に行ったものの寒さで制作を断念したこともあって、当初考えていた制作工程が遅れ気味です。この週末は遅れを取り […]

朝晩の寒さに耐えながら…

師走になってめっきり寒くなりました。横浜では寒くなったと言っても雪国に比べれば、たいしたことではありませんが、寒さに慣れていない身体には、この温度が堪えます。まず、起床がつらくなりました。朝は真っ暗なうちに自宅を出て、バ […]

陶土注文で確認する作品傾向

工房在庫の陶土がなくなってきました。例年に比べ陶土の減りが目立つなぁと思っています。これは来年発表する作品の傾向を示すもので、「発掘~地殻~」と「発掘~連築~」に例年以上の陶土を使っていることになります。「発掘~連築~」 […]

久しぶりに歯の治療

昨日、仕事帰りに職場近くの歯科医院に寄ってきました。その歯科医院は学生時代からの掛かりつけの所です。横浜駅から歩いて数分の便利な立地条件と、徹底的に治療してくれるので、ここは親の代から利用しています。掛かりつけと言っても […]

ポーランド・ポスター「三人の女性」

先日、ヨコハマ創造都市センターで開催されている「ポーランド・ポスター展」を見に行って、何気なさに惹かれた一枚のポスターがありました。図録では大きく取り上げられることもなく、鑑賞者が立ち止まってみるような刺激的な要素の少な […]

苦しみの中で掴むカタチ

自分は彫刻の制作を通して表題のようなテーマを考えましたが、生活全般にわたって苦労が報われる瞬間があると思います。もちろん徒労に終わることもあります。彫刻制作に関して言えば、彫刻を始めた若い頃に比べれば、多少なりとも失敗は […]

週末 陶彫しか見えない時間

今日も朝から夕方まで陶彫しか見えない時間を過ごしました。若いスタッフが3人来ましたが、それぞれの課題をやっていて密度の濃い時間が流れていました。私の手伝いがない時はスタッフは個々の創作活動に勤しんでいます。私も自分のこと […]

週末 もう12月です。

月日の経つのは早いもので、もう12月になりました。新作「発掘~地殻~」も「発掘~連築」も陶彫部品の制作は佳境を迎えています。今月どこまで出来るのか、制作工程を睨んでやっていきたいと思います。今月はほとんどの週末が制作に充 […]