Archives for the Month of 8月, 2017

充実した8月を振り返る

8月の最終日を迎え、今月の制作状況や鑑賞したこと等を振り返りました。陶彫制作は残念ながら目標に達成せず、6点中2点しか出来ませんでしたが、テーブル彫刻の柱の木彫は8本彫り上がりました。というのは久しぶりに土錬機の分解掃除 […]

個展のお礼状について

毎年、東京銀座のギャラリーせいほうまで足を運んでいただいた方々にお礼状を出しています。懇意にしているカメラマンが個展会場に来て、ホームページ用の撮影とお礼状作成のための撮影してしてくれます。ギャラリーに展示された作品の一 […]

会えずに他界した叔父に…

先日、1通の封書が自宅に届きました。母宛の手紙でしたが、差出人は母方の甥にあたる人でした。母の弟、つまり私にとっては叔父ですが、7月末に病気で亡くなり、8月に先祖の墓に埋葬をしたという内容でした。NOTE(ブログ)は私の […]

自己疑念に陥ること

スイスの彫刻家・画家であったジャコメッティは、自己疑念に陥って、それまで熱心に作っていた自分の作品を破壊する行為もあったようです。私も20代の頃は、自分の作品をよく壊していました。私の場合のそれは高尚な理想からくる破壊で […]

週末 目標に届かなかった陶彫成形

8月の週末が今日で終わります。今月の制作目標とした新作の陶彫部品6点の成形は終わりませんでした。6点の陶彫はテーブル彫刻の床に置く大きめの部品で、今月は成形が2点だけ終わりました。土錬機の不具合があり、分解掃除をしたり、 […]

週末 工房スタッフについて

週末になって久しぶりに工房に行きました。工房は私の個人的な仕事場で、他人には貸していません。前に依頼を受けたことがありましたが、お断りをさせていただきました。工房には週末に限らず、若いスタッフが出入りしています。スタッフ […]

ビーフシチュー・コミュニケーション

私は私物の寸胴鍋を職場に置いています。事あるごとに大鍋コミュニケーションと称して、職員に豚汁や鳥汁を振る舞っているのです。これは仕事上の人間関係の改善を図る経営戦略であり、料理を作って皆に食べてもらいたい私の趣味の押しつ […]

ジャコメッティに思うこと

先日、東京六本木の国立新美術館で開催されている「ジャコメッティ展」に行ってきて、その様子をNOTE(ブログ)に書きましたが、彫刻家・画家ジャコメッティの作品を観ると、私には語り尽くせないような思いが込み上げてきます。彫刻 […]

旅行の疲労があっても…

台湾旅行から帰った翌日から職場に出勤し、溜め込んだ仕事に追われました。今日も一日中研究会が組まれていて、私の専門とする部会は鶴見公会堂で全体会を、午後は別の場所に移動して分科会を持ちました。私は専門部会の会長を仰せつかっ […]

東京広尾の「川端龍子展」

既に閉幕した展覧会の話題を取上げるのは恐縮ですが、台湾旅行があって展覧会の感想を取上げる機会を逸してしまいました。申し訳ありません。台湾旅行の前に東京広尾にある山種美術館に「川端龍子展」を見に行ってきました。天候が悪かっ […]

台湾から帰って…

昨晩のうちに台湾の桃園国際空港を飛び立ち、機内で夜を過ごして、今朝漸く羽田空港に到着しました。自宅近くまで行くバスがまだ運行していなかったので、羽田空港のロビーで夜が明けるまで過ごすことになりました。行きも帰りも空港にい […]

台湾旅行③

台湾旅行3日目は、朝早くホテルに荷物を預けて、地下鉄に乗りました。台北の地下鉄は、色彩で分けられていて分かり易く便利で、しかも料金が安いのが魅力です。國立故宮博物院は士林駅で下車してからタクシーで向かいました。開館8時半 […]

台湾旅行②

台湾に来て2日目になりました。日差しが少ない今夏の日本に比べると、台北市は晴れて蒸し暑い日が続いています。不慣れな街をどう巡るのか、これは観光ツアーに参加するのがベストと考えました。今日は市内観光ツアーを申し込み、観光バ […]

台湾旅行①

毎年、私は夏季休暇をもらってアジア各国を旅行しています。仕事の関係で最大5日間しか休めませんが、東南アジアに点在する世界遺産を巡ることにしていました。今年は世界遺産ではなく、世界規模の博物館を見にいこうと決めていました。 […]

映画「ヒトラーへの285枚の葉書」雑感

先日、横浜のミニシアターに「ヒトラーへの285枚の葉書」を観に行きました。お盆の時期のためかミニシアターは観客がほぼ満席状態でした。自分は意識していなかったのに結果的には終戦記念日に相応しい映画を観たことになりました。「 […]

Exhibitionに2017年個展をアップ

ホームページのExhibitionに今夏の個展をアップしました。Exhibitionは毎年個展会場をカメラマンに撮影していただいて、コトバをつけています。ギャラリーせいほうの白い空間の中で、彫刻作品が自然に見える状況がと […]

休庁期間最終日は美術館へ…

職場で設定した休庁期間が今日で終わります。休庁期間と言えども職場に行くことはありましたが、休みを取得し易い環境を整えた関係で、この一週間は創作活動に没頭することが出来ました。今日は休庁期間最終日のため、年休をもらって東京 […]

映画「ブレンダンとケルズの秘密」雑感

9世紀のアイルランドの物語を描いた長編アニメーション「ブレンダンとケルズの秘密」を横浜のミニシアターに観に行ってきました。ヴァイキングに両親を殺された若い修道士ブレンダンが、厳しい修練の果てに「ケルズの書」の最も神々しい […]

三連休 土錬機分解掃除

三連休の最終日になりました。今日も朝から工房に行きました。中国籍のスタッフも来ていました。彼女は工房の床に畳大のパネルを置いて、下塗り材を施していました。現在も大きめの平面作品をやっていますが、さらに大きな作品に取りかか […]

三連休 RECORD解消&映画鑑賞

三連休の中日です。今日も朝から工房に篭って、昨日作った陶彫の成形に彫り込み加飾をやっていました。これで新作の陶彫部品は2点目になり、乾燥を待つことにしました。昨日から土錬機の不具合があって、今月の目標にしていた陶彫部品6 […]

三連休 陶彫成形続行

今日は山の日です。今日と週末を足して三連休になりますが、職場は休庁期間に入っていて、そのおかげで今週は年休を取得して休んでいるため、三連休の有難味は半減しています。工房での制作は良い具合に進んでいて、充実した夏季休暇にな […]

新聞より抜粋「合掌の姿」

祈りを捧げる時、人は両手を合わせて合掌します。その姿は宗教や宗派を超えて祈る姿の美しさを内面から醸し出して、信仰の薄い私ですら感銘を受ける時があります。両手を合わせる合掌は、どんなところからきているのでしょうか。このお盆 […]

六本木の「ジャコメッティ展」

スイス人の彫刻家・画家アルベルト・ジャコメッティは、NOTE(ブログ)に幾度となく登場しています。それほど私が気になって仕方がない芸術家なのです。学生時代に針金のようになったジャコメッティの人体像を見てから、30数年もず […]

昼夜を通して創作活動

休庁期間の2日目です。私は昨日に引き続き年休を取得していて、朝から夕方まで工房で陶彫部品の成形をやっていました。窯に入るサイズとしてはギリギリの大きさの陶彫部品なので、ひとつ作るのに骨が折れました。今までに作った陶彫部品 […]

夏の休庁期間始まる

昨年から私の職場では、山の日やお盆の時期を含めた1週間を休庁期間にしています。私たち職員は休庁期間と言えども勤務を要するのですが、仕事を減らして年休を取得し易い環境を作っているのです。電話も留守電対応にしています。私は昨 […]

週末 新作の制作再開

大変な暑さに見舞われている毎日ですが、朝から工房に出かけました。新作である大きなテーブル彫刻は、今夏の個展で発表した「発掘~宙景~」の制作時に併行して作っていたので、テーブルの下に吊り下げる陶彫部品12個は既に出来上がっ […]

週末 宿泊研修から帰って…

昨日から宿泊を伴う管理職研修があって、今日帰ってきました。毎年この時期に、横浜市の私が所属する職種の管理職は宿泊研修をやっているのですが、費用は自己負担です。せいぜい他に気を使うことがなく、箱根の温泉に浸かれるのが自己負 […]

東京駅の「不染鉄」展

先日、東京駅にあるステーションギャラリーに立ち寄り、日本画家不染鉄の展覧会を見てきました。没後40年を記念して開催された回顧展でしたが、私は不染鉄という日本画家を知らず、初めて見る作品ばかりでした。まず、民家の立ち並ぶ俯 […]

映画「残像」雑感

ポーランドを代表する映画監督アンジェイ・ワイダが昨年10月に亡くなり、遺作「残像」が上映されました。東京の岩波ホールでは既に上映が終わりましたが、横浜のミニシアターはこれから上映する予定になっています。映画では実在した前 […]

8月RECORDは「ひびく」

響くというコトバから連想されるのは、音楽の音色です。若い頃はウィーンにいて、彼の地の国立歌劇場に通い詰めていた時期がありました。一流のオペラが立見席から僅か数百円で観られたので、毎晩出かけていたのでした。当時、冬場は下宿 […]

新作に邁進したい8月

8月になりました。学生時代は長い夏休みを楽しみにしていましたが、社会人になっても夏季休暇が取れるこの時期は楽しみなのです。ここ数年は、毎年8月に東南アジア各地を旅行しています。世界遺産に触れることが目的で、旅行の楽しさと […]