2つの道筋について

今日のタイトルは私の二足の草鞋生活に関するものです。ひとつはウィークディの仕事についてのことです。新型コロナウイルス感染症予防のための緊急事態宣言が今も神奈川県に出されていますが、そろそろ宣言が解除されて、仕事が通常勤務に戻りそうな気配があり、その道筋をどう作っていくか、職場で話し合いを持ちました。そこで来週1週間を通常勤務の準備期間に当てることにしました。来週月曜日に職員を全員集めて、私から今後の流れを伝えようと思います。もちろん人と人との距離を充分に確保して、久しぶりに全員で打合せを持ちます。私たちの職種は神経質になりがちな一面もありますが、ともかく業務を再開して通常に戻さなければならない使命もあるのです。今後の年間計画の練り直しもあります。さまざまなことを精選しないと立ち行かないこともあります。1週間という準備期間はどうしても必要で、部署ごとに打合せをしなければならないのです。これは職員全員の力を結集して臨みたいと思っています。もうひとつの道筋は創作活動についてです。これもいよいよ時間との勝負になってきました。陶彫部品の窯入れはあと2回必要ですが、乾燥がどこまで進むのか心配の種はつきません。乾燥にしても焼成にしても自分の力ではどうにもならないもので、陶彫制作の辛い部分でもあります。明日からの週末はテーブル彫刻の柱の木彫に当てます。木彫は自力で何とかなるものなので、陶彫に比べると神経の使い方がまったく違います。7月個展がどうなるか、まだ分かりませんが図録のための撮影日は今月31日(日)に予定しているので、何とか完成に漕ぎ着けたいと思っています。ゴールは見えているのに、焦りばかりで気が立っています。職場は組織を動かしながら成果を上げていくものですが、創作活動は私一人が動いていくものです。どちらの道筋も切迫した状況にあり、日々緊張感があります。これを楽しめる余裕がないのが残念ですが、今は目前のものに対して頑張っていくしかないのです。

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