週末 新作のための木材加工
2013年 8月 31日 土曜日
陶彫による円錐状の塔を作るため、その構造となる厚板材を大量に購入しています。この厚板材を切断加工して円錐状のカタチを作り、そこに陶彫部品を接合していく予定です。既に雛型が出来ていて、切断する角度は雛型より割り出しています。今日は朝から工房に籠り、厚板の切断に明け暮れました。構造体になる厚板は今回は表面に出てきません。全てが陶彫部品で覆われた塔になります。厚板材が陶彫の重さに耐えるように工夫しなければなりませんが、いつも彫刻を作っていて感じることは彫刻は重力との闘いで、そのための工夫を強いられることです。実材を扱う彫刻は、他の媒体では考えられない力学的思考や素材の特性研究が必要になることもあるのです。今日も残暑で工房内の温度は大変なものになりました。板材の切断に神経を集中させていると汗が噴き出てきました。午後2時頃に近くのファミリーレストランに行って火照った身体をクールダウンしました。それからもう工房に行く意欲がなくなり、今日はここで作業中止にしました。明日も作業継続です。
関連する投稿
- 週末 土台作り続行 先週末は美術館に行ったり、美大の卒業制作展に出かけてしまったので、制作工程が遅れ気味になってしまいました。週末になって制作ばかりしていると精神的に辛くなるので、先週末のような刺激も必要と思ったため、 […]
- 週末 新作は直方体が基本 今日は朝から工房に篭りました。新作の3点目の陶彫部品の成形を行ないました。現在は床から立つ直方体を作っています。比較的大きめな直方体を立ち上げましたが、今後は大小さまざまな直方体を考えています。大き […]
- 三連休 20点目の陶彫成形&加飾 三連休の中日です。今日も好天に恵まれて工房周辺の木々が美しく紅葉しています。新作の陶彫制作は20点目に入りました。既に焼成が終わっている陶彫部品も10点あります。午前中は新しい陶彫部品の成形を行い、 […]
- 三連休 板材二層目に突入 今日は天皇誕生日の振替休日で、三連休の最終日になります。今日も朝から工房に篭りました。新作の屏風になる板材は一層目が出来上がり、今日から二層目に突入します。一層目は全体に格子模様を刳り貫いていますが […]
- 週末 砂マチエール貼り付け作業 今日は若いスタッフ4人、家内と私の合計6人を工房に集めました。スタッフは10代から20代の女性たちで、美術に関係した人ばかりです。今月の制作目標として一番に掲げているのが、砂マチエールの貼り付け作業 […]
Tags: 工房, 彫刻, 木材
The entry '週末 新作のための木材加工' was posted
on 8月 31st, 2013
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.