週末 陶彫の頑張りどころ

朝夕めっきり涼しくなり、ようやく秋がやってきました。制作には絶好の季節到来で、ここが頑張りどころです。前回NOTE(ブログ)に書いた制作サイクルは順調に滑り出し、昨晩タタラにしておいた陶土10枚を使って、今朝から成形に入りました。塔の新作は彫り込み加飾に時間がかかるため、陶土の乾燥を見ながら成形し、そこに水を吹きかけてビニールで梱包しておきます。陶板を表面は柔らかく内部はやや乾燥気味にしておく必要があるのです。梅雨の季節はその兼ね合いが上手くいきますが、空気が乾燥してくる秋は油断できません。工房では個展搬入が間近に迫っている若いスタッフが朝から制作をしていたので、自分も負けじと気持ちを高めながら、朝から夜まで制作に励みました。若いスタッフの出入りは、自作の手伝いだけではなく、各自それぞれが制作をすることで社会的促進が生まれることが大きいと思っています。言わば美大の工房と同じ空気が流れているような錯覚をもてるのが良いなぁと思っています。明日も制作続行です。制作サイクルで言えば、明日は次回の土練までやってしまう予定です。

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