展示をするための仕事
2013年 4月 9日 火曜日
今年発表する「発掘~地殻~」は6点の屏風から成る半立体作品です。部品を組んだ陶彫集合体と集積材を使った木彫を合わせてひとつの表現にしています。屏風なので、陶彫部品はそれぞれボルトナットで垂直な厚板面に取り付け、木彫は接着材で貼り付けます。そのため厚板に陶彫部品の接合用の穴を開けたり、木彫を施した木材を接着する仕事があります。それは創造的な仕事ではありませんが、展示するための重要な作業です。最後に木彫部分は油絵の具で塗装しますが、その前に木彫の接着を行いたいと考えています。穴開けには電動工具を使いますが、木彫の接着は音が出ないので、ウィークディに夜間作業を行っても近所迷惑にはならないかなぁと思っています。厚板に木彫を接着すると1点が相当の重量になります。6点の半立体になった作品をどう移動させて、どこで塗装するのか思案しています。スタッフは週末しか来ないので、自分一人で移動させる手段を考えます。
関連する投稿
- 週末 陶彫&木彫による全体構成 「発掘~群塔~」の木彫部分の粗彫りのゴールが見えてきました。鑿と木槌で彫りまくり、あと僅かで粗彫りが出来上がるところまでいきました。次の工程は仕上げになりますが、実は粗彫りと仕上げに区別はなく、敢え […]
- 週末 木彫は粗彫りから 「発掘~群塔~」の土台部分になる木彫を始めました。先週末は木材を切断して、それぞれの場所に置きました。今日から鑿と木槌で彫っていくことになります。まず削ぎ落とす部分にチェンソーで等間隔に切り込みを入 […]
- 週末 興味の訪問かクレームか? 相原工房は亡父の残してくれた植木畑にあります。畑と言ってもそれほど広大ではなく、周囲には住宅が建っていて、工房の窓から周囲にある民家のベランダが見えます。晴れた日にはベランダに洗濯物が干してあります […]
- どこまで修整が許せるか… どこまで修整が許せるか、これは作品制作における素材が意図に反して起こすアクシデントのことです。自分の制作を突き詰めていく修整(修正)のことではありません。たとえば木彫における木材の裂け目、石彫におけ […]
- 遅々として進まぬ荒彫り 三連休の中日です。朝から工房に篭って木彫の荒彫りをやっていました。なかなかイメージ通りにならず、何度も木材に鉛筆で線を書き込んでは消していました。蔓のような木の根のようなモノが蛇行して這っていく状況 […]
Tags: 作品, 木彫, 木材, 陶彫
The entry '展示をするための仕事' was posted
on 4月 9th, 2013
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.