休庁期間最終日は美術館へ…

職場で設定した休庁期間が今日で終わります。休庁期間と言えども職場に行くことはありましたが、休みを取得し易い環境を整えた関係で、この一週間は創作活動に没頭することが出来ました。今日は休庁期間最終日のため、年休をもらって東京の美術館に行くことにしました。制作と併せて鑑賞をも充実させたいと考えたのでした。午前中は工房に行って、昨日からやっている木彫に取り組みました。新作のテーブル彫刻の脚は木材で作り、そこに陶板を貼り付けていくのです。脚の床に接する部分は細くするため、彫り跡を残したまま木を彫っていきます。来年の作品はテーブル彫刻を複数作る予定で、木彫はこの時期にまとめてやっていこうと思っています。午後は東京広尾にある山種美術館に「川端龍子展」を見に行きました。お盆で高速道路が渋滞している情報が流れ、電車も若干空いている印象がありましたが、どのくらいの鑑賞者がいるのだろうと思いながら恵比寿駅を降りました。雨がどしゃ降りになっていました。日本画家川端龍子は人気があるためか、雨でも大勢の鑑賞者が来ていました。大作の日本画が並ぶ中で、眼に留まったのは「草の実」という紺地金泥の絵画でした。確か2012年に東京国立近代美術館で開催されたコレクション展で見た「草炎」という同じ紺地金泥の絵画が、私の印象に残っていて、今回の「草の実」は「草炎」に再会したような気分になりました。その他にも印象的な絵画がありましたが、別の機会に書こうと思います。

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