今年も長野県麻績村へ
2011年 8月 10日 水曜日
毎年夏の恒例行事のようになっている彫刻家の師匠宅への訪問です。長野県東筑摩郡麻績村に住む池田宗弘先生を今日訪ねました。先日池田先生に連絡を入れたところ足を痛めていて現在松葉杖で歩いているとのこと、かなり心配しましたが大事には至っていない様子でホッとしました。師匠宅「エルミタ」の近くにあるギャラリーで「池田宗弘・猫展」を開催中で、まず「猫展」を見てから「エルミタ」へ向かいました。「エルミタ」は城壁のような塀に囲まれ、入口に鉄の扉があります。勝手知ったるところなので扉を開けて、野外工房を通り抜け、食卓のある2階へ上がっていきました。着物を着た池田先生が迎えてくれました。先生の足は膏薬が貼られていて、まだ本調子ではないように見えましたが、修道院から依頼された大きなプロジェクトの話を先生から聞いているうちに、これは大丈夫だと思いました。食事等の生活面が難儀していることを予め伺っていたので、簡単に食べることの出来る栄養価の高いものを持参しました。70歳代半ばになってもキリスト教団体から彫刻の注文が後を絶たない池田先生。イエスの磔刑彫刻が未完のまま野外工房に放置されていたのを見て、早く回復されて滞りなく制作が進むことを祈りつつ、「エルミタ」を後にしました。
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Tags: ギャラリー, 展覧会, 彫刻, 日常生活
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