越後妻有アート・トリエンナーレ
2009年 8月 5日 水曜日
3年に1回開催する展覧会をトリエンナーレと言います。横浜トリエンナーレは地元で有名です。新潟県の越後妻有アート・トリエンナーレは長く続いている企画展で、出品者も作品点数もかなりの多さを誇っています。田園や廃墟になった学校や民家に、アートを置いて空間を変えていく試みは、ずい分前から注目してきました。今夏は越後妻有アート・トリエンナーレを訪れてみようと計画していて、今日ようやく実現しました。十日町に着いて案内所に飛び込んで説明を聞いたら、とても一日で周りきれるものではなく、とりあえず作品が集まっている3ヶ所を周ることにしました。十日町の交流館「キナーレ」を見て、次に松代「能舞台」、さらにナカゴグリーンパークへ。途中に廃校になった小学校を展示会場とした「福武ハウス」と「絵本と木の実の美術館」に立ち寄りました。「能舞台」では、よく知られたイリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」という作品があり、小学校全体を使った「絵本と木の実の美術館」では、絵本作家田島征三による彩色流木アートが環境を取り囲むようにあって、見応えがありました。ナカゴグリーンパークでは、ジェームス・タレルの「光の館」の規模に圧倒されました。とにかく広大すぎて見当がつかず、1回目のトリエンナーレから常設してある作品を含めると200点以上作品がある状態でした。見学移動に時間がかかるものの、途中の田園風景が美しく、それはそれで楽しめる趣向になっていました。
関連する投稿
- 再開した展覧会を巡り歩いた一日 コロナ渦の中、東京都で緊急事態宣言が出され、先月までは多くの美術館が休館をしておりました。緊急事態宣言は6月も延長されていますが、美術館が漸く再開し、見たかった展覧会をチェックすることが出来ました。 […]
- 週末 版画による2つの美術展 昨夜から私の職場では職員研修として湯河原に来ていました。一晩ゆっくりお互いの仕事を振り返る機会を、私は大切にしています。夜が更けるまでお喋りが尽きない職員たちの雰囲気を、今後も継続していくのも私の役 […]
- 週末 個展終了して美術館巡りへ 昨日、ギャラリーせいほうでの私の個展が終了しました。反省はいろいろありますが、ともあれホッとしたことは事実です。個展開催中は自分が会場にいなくても気がかりでなりませんでした。やはり終わってみると一抹 […]
- 横浜の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」 横浜そごう美術館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」が開催されています。デパートの美術館は店の閉店時間に合わせているので、遅くまでやっていて、勤務時間が終わった後でも立ち寄ることが可能です。国公立美術館 […]
- 三連休 東京の美術館巡り 三連休の中日です。今日は朝から東京の美術館巡りを行いました。一昨日NOTE(ブログ)に美術鑑賞に対する思いを書きましたが、今日はその実践日でした。巡った展覧会は4つで、いずれも表現が異なる先人達の精 […]
Tags: 展覧会, 散策, 芸術家
The entry '越後妻有アート・トリエンナーレ' was posted
on 8月 5th, 2009
and last modified on 1月 30th, 2010 and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.