今夏の読書について

毎年夏にはまとまった休暇が取れるので、読書をする時間が確保できます。昨年はドイツ表現主義について何冊か本を読み、造詣を深めることができました。今年はどうしようかと思っています。奄美で画業を打ち立てた田中一村の伝記や評論をようやく読み終えて、今はP.クレーの本を読んでいます。今のところまとまったテーマは設定していません。国籍を問わずに気になった芸術家の資料を漁るくらいかなと考えています。来週から個展のための銀座通いが始まるので、東京の美術館を毎日訪ねて、展覧会図録にしっかりと目を通していこうかとも思います。図録にはとてもいい解説がついていたり、芸術家の時代背景がわかったりできる利点があります。そんなところも今年の夏の課題にしていこうかと思います。

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