光と闇の演出

立体作品は照明をどう当てるかで見え方が変わります。穴だらけの陶彫から光がこぼれ、あるいは壁に投影されると空間はさらに広がりを感じさせます。陶彫ランプシェードは作品に光源が内蔵されるので、そこから放たれる光が雰囲気を出してくれると思っています。今作っている作品がまさにその光と闇の演出を計算したものです。日曜日にカメラマンが来て撮影することになっていますが、自分にとっては初めてのことで仕上がりが気になるところです。果たしてどうなるのか、うまくいけばホームページにアップする予定です。併行して取り組んでいる木彫もテーブルに穴が開いていて、照明が当たると床に影を落とし、それが空間を広げてくれると信じて制作しています。ただ木彫作品はあらかじめ光と闇を計算している訳ではありません。あくまでも構造体としての強さと軽やかさを求めていますが、ギャラリーに持ち込んだ時に光を演出できれば幸運くらいの気持ちでいます。      Yutaka Aihara.com

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