Archives for posts tagged ‘コトバ’

ノーベル文学賞雑感

今年のノーベル文学賞に米歌手のボブ・ディランが受賞したと聞いて驚きました。職場にある新聞がどれも一面を割いて、このニュースを伝えていました。ボブ・ディランはシンガソングライターで、とくに自ら作詞したものに文学性が認められ […]

15‘RECORD10月・11月・12月分アップ

ホームページに2015年RECORD10月分~12月分をアップしました。先日、2015年10月から2016年の9月までの1年間分のRECORDの撮影をしたので、今後は次々にアップをしていきます。昨年の月々のテーマは漢字一 […]

RECORDの難しさ

2007年より一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けています。かれこれ10年になろうとしていますが、一日も欠かさず制作をしています。RECORDを始めて数年は、一日で全て完成させていました。最近は下書きを一日で行 […]

16’新報の評壇より

ビジョン企画出版社が出している新報の評壇に、7月に開催した私の個展のコメントが掲載されていました。東京銀座のギャラリーせいほうには毎年評論家の瀧悌三氏が来てくれて、短い会話を交わしています。私の作品を大変好意的に受け取っ […]

ちょこっと休憩

職場から出張先に向かう途中で時間に余裕が出来ると、私はフードコートのような気楽なところで、お茶を飲みながらRECORDを作成したり、読書をするのが大好きです。出張先の会議に使う資料には目もくれず、たとえ30分でも自分自身 […]

いい加減になった夏読書

若い頃から自分は夏になると集中して読書をすると決めていました。夏が近づくと書籍を選び、この夏はこんな傾向の本を読もうとテーマさえ設けていたのに、いつの間にか夏の読書は衰退の一途を辿っています。これはまずいなぁと思いつつ、 […]

葛西の「堀内正和彫刻展」

日本の抽象彫刻の先駆者堀内正和に生前一度お会いしたことがあります。大学で彫刻を学んでいた頃、かれこれ30数年前になりますが、「彫刻の森美術館」と「池田20世紀美術館」を設計した井上武吉先生を講師にして2つの美術館を回るバ […]

NOTEの考え方

知り合いの文筆家から、ホームページのNOTE(ブログ)の文章を簡潔化できないかと言われました。読み手のことをもう少し考えろと言うわけで、この不明瞭なNOTE(ブログ)を読んでいただいている方がいらっしゃることで、少なから […]

無意識が関与する創作動機

「たぶん私たちには、知的で芸術的な創作についても、その意識的な性格を極端に過剰評価する傾向があるのだろう。しかし、ゲーテやヘルムホルツのような幾人かのきわめて創作力に富んだ人々の報告から私たちが聞き知るところでは、むしろ […]

東京MIX「新音楽夜話」 親子共演

昨日に続いてテレビ番組の話題を取り上げます。私がよく見ているテレビ番組に「小室等の新音楽夜話」(東京MIX)があります。先日2回にわたって放映した番組が楽しかったので、NOTE(ブログ)にしました。司会の歌手小室等、こむ […]

「いま生きているということ」

谷川俊太郎作詞、小室等作曲による「いま生きているということ」というフォークソングがあります。昨日NOTE(ブログ)を書いていて、ふと頭に浮かんだ唄です。…「♪生きているということ いま生きているということ それはミニスカ […]

3月RECORDは「わかれる」

今年のテーマはひらがな4文字で考えるようにしています。3月のRECORDのテーマを「わかれる」にしました。職場では年度末を迎える今月が出会いと別れの季節になります。「わかれる」を象徴的に表現することは難しいのですが、今生 […]

週末 作業と会話

久しぶりに週末になった実感が今日はありました。ウィークディの仕事が厳しかったことが、この実感に繋がっていると思っています。創作活動も厳しい局面を迎えているのですが、またウィークディの仕事とは意識が異なります。今日は朝から […]

15‘RECORD7月・8月・9月分アップ

ホームページに2015年RECORD7月分~9月分をアップしました。昨年の月々のテーマは漢字一文字で表していました。7月は「捻」、8月は「遺」、9月は「間」にしました。7月の「捻」は動物や植物が成長する場合に、捻れながら […]

RECORD16‘のプラン

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けてきたRECORD。文字通り日々を記録(RECORD)する表現として、2007年からやっています。地道に継続してきた労働の蓄積を、ホームページにアップしていて、過去の作品を月 […]

15‘RECORD1月・2月・3月分アップ

私のホームページに2015年のRECORD1月分~3月分をアップしました。ようやく今年の3か月分がアップ出来ました。今年のRECORDのアップはこれで締め括りになりますが、RECORDは今も継続中なので、来年早々に次のア […]

14‘RECORD10月・11月・12月分アップ

私のホームページに2014年のRECORD10月分~12月分をアップしました。この1年間の毎月のテーマはひとつの語彙ではなく文章の形式をとっていました。これがなかなか困難な制作状況を作り出し、イメージを広げるにもコトバを […]

14‘RECORD 1月・2月・3月分アップ

私のホームページに2014年のRECORD1月分~3月分をアップしました。この1年間の毎月のテーマは文章によるもので、自分としては初めての試みでした。その文章をタイトルにしたコトバを捻り出し、アップの際に画像に添えました […]

詩によって心が動くとは…

「詩によって心が動く、とはどういうことか。それは、言葉によって不安や不条理感が発生したり、笑いが生じたり、さびしさや爽快感が沸き出したり、あるいはこれまで意識しなかった考えに興奮したりする、そういった多様で、安易に名づけ […]

平塚の「画家の詩、詩人の絵」展

先日、平塚市美術館で開催している「画家の詩、詩人の絵」展に行ってきました。詩魂がなければ造形作品は生まれないと考えている自分にとって、とても好都合な展覧会で興味津々でした。自分が学生の頃、現代美術は文学性を排除していく傾 […]

12‘RECORD 8・9・10月分アップ

久しぶりにホームページにRECORDをアップしました。RECORDには月毎のテーマがあって、それをタイトルにしてコトバをつけたいと考えたのは、自分の高校時代から続く現代詩への憧れがあるためです。詩の表現は自分にとって羞恥 […]

旅と旅行に関する私見

家内が「どこかへ旅行するというと辛さを覚える」と言うので、「何故?」と聞くと、若い頃に滞欧生活を引き上げる際、バスを乗り継ぎながらトルコやギリシャを数ヶ月かけて旅したこと、そればかりではなくヒッチハイクをしながら西欧諸国 […]

NOTE(ブログ)のちょい訂正

私は毎晩NOTE(ブログ)を書いています。とくに週末の2日間何をしていたかを記録するのは、自分にとって重要です。アーカイブを見て常に制作工程を確かめているからです。人に読んでいただくのには憚る内容ですが、制作工程の日記的 […]

講演会「不揃いの木を組む」

今日も昨日に続いて一日出張で、神奈川県相模原市橋本で会議がありました。今日は神奈川県の管理職による総会で、午前中は昨年度の会務報告やら会計決算報告があり、今年度の計画や予算等が話し合われました。今日も自分は職場ではなく、 […]

習いと慣れについて

家内が胡弓や三味線演奏で「○○さんは一所懸命なので漸く技巧が身について上手くなってきた」とか「私もやっと余裕が生まれてきた」と言っています。演奏や歌唱はそのつど技巧を習い、練習を繰り返して、漸く人前で演奏できるようになる […]

「父が消えた」読後感

「父が消えた」(尾辻克彦著 河出書房新社)を読み終えました。著者の尾辻克彦(赤瀬川原平)という人は、視るということ、視点を微妙に変えることに相当長けた人だと思いました。文章描写が赤瀬川流の劇画描写に似ています。もちろん同 […]

12月RECORD「甲冑が浮遊する場所」

今月のRECORDのテーマは「甲冑が浮遊する場所」にしました。甲冑は戦国時代に武士が身に纏った武具ですが、あまりそうした具象性に拘らず、鈍い光沢を放つ装飾を削ぎ落とした鎧のようなイメージが浮かんでいます。今年のRECOR […]

「詩的思考のめざめ」読後感

「詩的思考のめざめ」(阿部公彦著 東京大学出版会)を読み終えました。これは自分にとってこの上なく楽しい書籍でした。これを読んだからといって自分のコトバが流暢に出てくるものではありませんが、自分にとって詩とは何かというモヤ […]

「詩は恥ずかしい」に共感

「『詩とことば』という本の中で彼(荒川洋治)は『はずかしさ』について語っています。話はまず人が歌をうたうことを『はずかしい』と思わないことの不思議さから始まります。~略~曲があると、この恥ずかしさは減る。曲のせいにできる […]

12’RECORD3月分アップ

ホームページに2012年の3月分のRECORDをアップしました。先日カメラマンが来て2014年10月分までのRECORDの撮影をしていきました。アップが遅れている理由は、RECORDに付随する自分のコトバのせいです。RE […]

存在論としての歴史性

「存在と時間 Ⅲ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)の後半部分に「歴史性」が登場してきます。「歴史性自身は、時間性から、しかも根源的には本来的な時間性から解明されるべきであるとすれば、この課題 […]