週末 図録持参でギャラリーへ

週末になりました。明日が個展搬入日になります。明日ギャラリーせいほうは休館日ですが、搬入のために会場を開けます。そのために鍵を借り受けに東京銀座まで足を運びました。先日出来上がった図録も何冊か持っていきました。明日の搬入で梱包作品とともに図録は大量に届ける予定です。昨年も搬入前日にギャラリーせいほうに行って、田中さんと打ち合わせをしていました。あれから1年経ったのかと思うと、時間の経つ早さを感じます。今回は14回目の個展になり、思い返せば14年の間にいろいろなことがありました。何より東京銀座が少しずつ変貌していて、新しい店舗やビルが建ったり、一時は大変な賑わいを見せていた中国人観光客の姿が、やや落ち着いてきた印象を持ちました。老舗が並ぶ銀座には瀟洒で独特な雰囲気がありますが、それが変わっていくのを残念と思うのは私だけでしょうか。ギャラリーせいほうも彫刻を扱う画廊としては老舗だろうと思っています。私の学生時代、憧れていた彫刻家の面々がここで個展をやっていて、私はここから発刊されている「現代彫刻」を定期購読をしていたのですから、ギャラリーせいほうを老舗と呼ばないわけにはいきません。その頃、個展搬入を手伝っていた池田宗弘先生から先日手紙を頂きました。粘土を扱う彫刻家は腰を痛める人が多いから気をつけるようにという内容でした。池田先生は師匠というより親父のような存在で、私も先生の健康を心配しているところでした。さて、工房に帰ってきて、明日の準備をしました。陶彫部品の接合に使うボルトナットは初めから黒く塗装されたものを使っていますが、ワッシャーが地金だったので、それを黒い塗料で塗ることにしました。搬入に必要な電動工具やドライバー、接着剤などを工具箱に入れました。図録や芳名帳、外看板のポスターなども用意しました。これで何とかなるかなぁと思いつつ、明日手伝ってくれる若いスタッフに集合時間の連絡をしました。搬入がうまくいくことを祈りたい気分です。

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