勤務終了後に映画鑑賞へ
2018年 3月 29日 木曜日
来週から新年度が始まるため、新しく職場に来る方の面接や、部内での引き継ぎや片づけがあって、職員たちは着々と仕事をしていますが、私は追い詰められないと片付けが出来ない性分なので、ぼんやりとした時間を過ごしています。職員の相談に乗っていると、時間は瞬く間に過ぎていきます。自分の中では一応リセットをしているつもりですが、年度末の疲労は引きずっているようで、たまに咳が出ます。春うららかな日に、またもや散策に出たくなる気分になってしまいます。夕方は家内と常連の映画館に行きました。最近は芸術家を扱った映画が多いのですが、今日観た「DARK STAR H・R・ギーガーの世界」は芸術家本人が登場するドキュメンタリーでした。造形作家ハンス・ルドルフ・ギーガーは、30年前私がウィーンに住んでいた時に、その存在を知った芸術家でした。クンストメッセ(国際芸術見本市)に、ギーガーは多くの絵画を展示していて、その情報をウィーンの友人から聞きました。彼らは「悪魔に魂を売っている世界」と言っていましたが、暗い色彩を好む私には、魅惑とも言える闇の世界で、当時模索していた彫刻にも通じるものがありました。人間が機械と融合したバイオメカノイド、しかも性器がモチーフに使われていたために猥褻性を議論されることもあったようでした。1940年スイスで生まれたギーガーは、2014年に74歳で亡くなりました。米SF映画「エイリアン」のデザイナーとして名を馳せた造形作家は、画業の他にロックのアルバムジャケットや室内装飾も手掛け、多方面で活躍しました。映画の詳しい感想は後日改めたいと思います。
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Tags: 映画, 芸術家
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