プロジェクションマッピング一般公開日

今日のプロジェクションマッピング一般公開は、職場としては大きなイベントであった文化的行事の幕開けに上映した映像媒体を、一般向けにアレンジしたものです。神奈川新聞の取材を受けてから、職場の元締めである横浜市全体の組織が11月30日に一般公開を知らせる記者発表を行いました。私は今まで彫刻を学んできたため、映像表現にはかなり疎い人間で、当初プロジェクションマッピングには積極的になれなかったのですが、チームの制作工程に関わっているうちに、プロジェクションマッピングの可能性と広がりを確信するようになりました。この表現を他の職場でもやってくれたらいいなぁと思い、一般公開に踏み切ったのでした。プロジェクションマッピングは凹凸のある壁に投影する媒体で、凹凸の範囲をパソコン内で切り取り、それぞれの切り取った画面に映像やアニメーションを落とし込んでいく方法です。その専用ソフトとプロジェクターがあれば、基本形となる制作が可能です。その際、投影する壁の大きさに見合った光源の強さが重要で、強力なプロジェクターであれば美しい映像が期待できます。今年は職場の公費でプロジェクターを購入しました。映像処理は近隣にある大学の映像メディア研究室の協力を得ました。大学3年生が職場に時折顔を出してくれて調整をやってくれました。今日の一般公開では、夜にも関わらず230名くらいの人が見に来てくれました。その対応のため、ほぼ全員の職員が超過勤務になっても快く残ってくれました。今日はサービス残業で、私は感謝としておにぎりと味噌汁を職員に用意しました。大学教授等来賓の方々にもおにぎりと味噌汁を出しました。また来年に向けてプロジェクションマッピングの制作をスタートします。これを私の職場の文化として定着させていきたいと願っているのです。

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