週末 陶土600kg届く

現在制作中の塔をテーマにした彫刻作品は、150個を超える陶彫部品を予定していて、現状の陶土ではとても足りないので、先週栃木県益子町にある明智鉱業に連絡して、陶土600kgの購入を決めました。自分は陶土を単身で使わず、複数の陶土の割合を決めて土練機にかけます。「発掘シリーズ」の陶土は、土練機で混ぜて菊練りを行い、さらにビニールで包んで暫らく置いて、それから成形に使うことになります。今日は種類の異なる陶土600kgが益子町から届きました。これで思う存分陶土が使えます。陶土が充分にあると安心できます。古代の出土品のように焼き上がる「発掘シリーズ」の陶彫は、この土練りされた陶土があればこその作品で、別の陶土ではコンセプトが変わってしまいます。もう20年以上もこの陶土と付き合ってきました。今日も朝から夕方5時まで制作に明け暮れました。明日も続行です。

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