通勤時間内の芸術学
2011年 1月 24日 月曜日
公務員と彫刻家の二束の草鞋を履いているせいか、ゆっくりと本を読む時間がありません。通勤途中の僅かな時間の中で本を読んでいるので、同じ本をずっと鞄に携帯していて表紙が擦り切れています。帰宅すればRECORDを描いたりブログを書いているので、読書を一番犠牲にしていると言っても過言ではありません。ですが、僅か10分程度の通勤電車の中で妙に頭が冴える習慣が出来つつあります。アンドレ・ブルトンや瀧口修造、カンディンスキーやその他諸々の芸術評論を読み解いているからかもしれません。行きの10分で数ページ、帰りの10分で数ページ。これがなかなかいいのではないかと思うこの頃です。一単元読んで、じっくり頭で醸成させ、また次に読み進む、このペースが自分の創作活動に鑑みると、結構効果的かもしれないと思っています。モノ作りには思索が付き纏います。作品を前に物思いに耽るときなど、この通勤時間内の芸術学が心に沸きあがってくるのです。
関連する投稿
- 週末 2月を振り返って… 今日で2月が終わります。週末で朝から工房に籠りましたが、今日の制作状況と併せて今月を振り返ってみたいと思います。今日は陶彫成形を1点、彫り込み加飾も行いました。晴天で梅の花が青空に映える一日でしたが […]
- 外出自粛の4月を振り返る 今日で4月が終わります。今月は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、首都圏の外出自粛から全国的な規模による緊急事態宣言に移行した1ヶ月になりました。職場も在宅勤務が始まり、年度初めに恒例として行われ […]
- 読書癖で保つ外出自粛 職場勤務と自宅勤務を正副管理職で交互にやっている生活が続いています。先行きが見えない不安を抱える中で、こんな事態は社会人になって初めてのことですが、海外での留学を含め長い学生生活を送ってきた私は、暇 […]
- 自宅のリフォームが大詰め 自分の生涯としては一大事となる自宅のリフォーム施工が大詰めを迎えています。まず1階の和室を洋室に変えて、ダイニングと一体化した空間にしました。和室の半分を収納庫にして、そこに家内の邦楽器を収める棚と […]
- 書籍の整理 昨日から在宅勤務で、自宅にある書籍の整理を行いました。自宅のリフォームでリビングの壁一面に書棚を作ってもらったために、数十年も床に積んであった大量の書籍を新しい書棚に収めました。公務員になった頃に手 […]
Tags: 日常生活, 書籍
The entry '通勤時間内の芸術学' was posted
on 1月 24th, 2011
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.