自宅のリフォームが大詰め

自分の生涯としては一大事となる自宅のリフォーム施工が大詰めを迎えています。まず1階の和室を洋室に変えて、ダイニングと一体化した空間にしました。和室の半分を収納庫にして、そこに家内の邦楽器を収める棚と、和服等を入れた桐ダンスが入る空間を確保しました。仏壇もそこに入る予定です。広くなったダイニングと収納庫を区切る扉は、格子模様の4枚引き戸にしました。これは家内のセンスで決めたものであり、和モダンに憧れる彼女にとって最高の住空間になったのではないかと思っています。古くなったシステム・キッチンも最新式のものが設置されました。新しいシステム・キッチンは既に使用しています。私たちが茨城県笠間や栃木県益子を初めとする全国の陶芸の里から集めてきた器も新しい棚に収めました。今日漸く2階の書棚拡張工事が完成しました。現在は吹き抜けの玄関にクロスを貼るための足場を組んでいて、これから2階を含めて全体のクロス貼りの施工に入ります。そのクロス貼りの最中に私は書籍を新しい書棚に収めようと思っています。書棚は天井から壁一面にあるので、上段に書籍を収めるためには室内用の脚立が必要だなぁと思っています。書籍の一冊一冊にも器と同じく私の思いが詰まっていて、学生の頃に読むことを断念してしまった難解な書籍が数多くあります。最近になって古びた頁を捲って再読に励んでいるのですが、今でも難解な語彙に悩まされている次第です。20代の頃より60代になった今の自分の思考が、多少なりとも落ち着いてきたことで、難解な書籍に自我を奮い立たせ、読破を希求している証拠なのかもしれません。そうした住宅環境を理想的に作り変えるために、退職金を投入して再任用満了の年に、私は自宅のリフォームをやろうと決意したのでした。リフォームはもうすぐ完成です。ダンボールに詰めたあらゆるものを早めに整理して、さらに断捨離を進めて、新しい住宅環境を満喫したいと願っています。

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