シリーズ化した図録のレイアウト
2019年 6月 26日 水曜日
今晩、懇意にしているカメラマン2人が、図録作成に向けた全体のレイアウトをもって自宅にやってきました。私の個展用の図録は14冊目になりますが、今まで全て同じサイズ、同じページ数、似たようなレイアウトで作っています。私はシリーズ化(連作)が大好きで、その蓄積を楽しんでいる傾向があります。そうなると毎年作っている図録のデザインに変化が乏しいことがあって、それは充分承知しています。図録には集合彫刻の全体を示す記録という意味合いもあるため、これでいいと判断しています。「発掘シリーズ」は11冊、「発掘から構築へ」1冊、「構築シリーズ」2冊という今までの冊子を見ると、少ないレイアウトの変化であっても、私は写真の効果には注文をつけていて、光を取り込めとか、空気を感じさせるようにとか、面倒なことをカメラマンに言っているなぁと思っています。逆にカメラマンからの提案もあり、これは異なる媒体による彫刻家とカメラマンの連携したアート作品ではないかと思うところです。今回は出来るだけリアルな画像を要求し、それにカメラマンが応えてくれています。図録は作品の一つだと私は認識しています。個展に来られた方々の手元に置いていただける唯一の自作なのです。デジタルな作品と立体的な彫刻とは明らかに捉えが違うので、同じ土俵では語れませんが、作品が内包するコンセプトは伝わるのではないかと思うところです。
関連する投稿
- 21’図録の完成 5月30日に個展用の図録を作るための撮影を行い、今日新しい図録1000部が自宅に届きました。図録は16冊目になりますが、毎回同じサイズ、頁数で作っています。図録は前頁カラー版で正方形の冊子になります […]
- 15冊目の図録が届いた日 私は個展の度に、同じサイズ、同じ頁数の図録を用意しています。そのために懇意にしているカメラマンに図録用の撮影をお願いしてきたのでした。今年が15回目の個展なので、図録は15冊目になります。毎年100 […]
- 21’個展図録の色稿と案内状印刷 来月の個展に関する図録の色稿が出来上がってきました。今度の個展で16回目になりますが、図録に関しては1回目から同じ大きさ、同じ頁数で作っています。案内状(DM)は1500部印刷されて手元に届きました […]
- 新しい図録のレイアウト考案 私は個展の度に新しい図録を用意しています。図録は大きさも頁数も決めてあって、毎年内容だけを変えているのです。今年で15冊目になります。カメラマンによって撮影され、全頁カラー版にしているのは理由があり […]
- 週末 2020年図録用撮影日 毎年、この時期に個展の図録用に彫刻作品の写真撮影を行っています。数えればもう15回目になりますが、この日が新作のゴールになるため、私は朝から気持ちが休まることはありません。集合彫刻である私の作品は、 […]
Tags: 個展, 写真, 写真家, 彫刻
The entry 'シリーズ化した図録のレイアウト' was posted
on 6月 26th, 2019
and is filed under note.
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
Both comments and pings are currently closed.