週末 3月最後の制作&映画鑑賞
2019年 3月 30日 土曜日
3月最後の週末になりました。今日は朝から工房に中国籍の若いアーティストがやってきました。彼女は美大で助手を勤めていますが、自分の作品を作るとなると大学や自宅ではなかなか手につかず、昔から相原工房を利用しているのです。大学は春季休業になっていますが、助手たちは残務整理や新年度準備に追われていて、学生のように休めず、多忙な毎日を過ごしているようです。近々助手たちによる展覧会があるため、彼女はそこに出品する作品を制作していました。私の職場にも中国に繋がる人がいて、工房に出入りしている彼女に会ってみたいと言っていたので、そのうち紹介することになるでしょう。同じ山東省出身なので、懐かしい思いに駆られるのではないかと思います。私は焼成に失敗してやり直しを進めている陶彫部品の2個目の作品に取り掛かっていました。結局、この件があったために小さめのテーブル彫刻を作り始めることが出来ず、また来月に持ち越しになります。2度目に作っている陶彫部品は慎重に丁寧にやっていて、漸く夕方になって成形と彫り込み加飾が出来上がりました。後はじっくり乾燥させていくだけです。明日はテーブル彫刻に設置する陶彫部品のための土練りをやっていきますが、それを成形し立ち上げるのは来月の週末になります。週末2回分ほど遅れてしまいました。遅れを取り戻すために頑張っていくしか方法がありません。夕方は常連のミニシアターに映画「エマの瞳」を観に行きました。家内は演奏活動が立て込んでいるため、私一人で出かけました。主人公は施術士をしている盲目の女性エマ。エマは障害があるにも関わらず自立した生活を送っていて、なかなか障害に向き合えない若い子の面倒をみていました。そこに女たらしの広告マンが現れて、エマと関わるうちに彼の人生観に変化が生じて、やがて大人の恋愛に発展していく物語でした。イタリア映画らしく細やかな情感に溢れていました。詳しい感想は後日改めますが、感想をNOTE(ブログ)にアップするのは来月になりそうです。