週末 10月を振り返って…

週末になりました。今週はウィークディの夜に工房に通っていたおかげで、彫り込み加飾が進みました。いつものように今日の作業としては土練りを行い、大きなタタラを複数枚準備しました。それらを使って明日は成形を行います。制作の後、夜になって家内と映画を観に川崎市まで出かけました。チェコ・スロヴァキア・ウクライナ合作による「異端の鳥」が新聞記事で紹介され、是非観たいと思っていたのでした。この作品は、どの映画館でも上映しているものではなく、上映館が限られていたので、川崎駅前にあるTOHOシネマズに行きました。先日観に行った「鬼滅の刃 無限列車編」とは違い、「異端の鳥」は観客も少なく、しかも一日1回の上映なので、夕食後の遅い時間帯に関わらず、車で出かけました。評価が分かれる映画という新聞記事に納得できる内容で、詳しい感想は後日に改めたいと思います。今日は10月最後の日なので、今月の創作活動の振り返りをしてみたいと思います。4回の週末を全て陶彫制作に充てていたため、現在16点の陶彫部品が立ち上がっています。そのうち大小5点の焼成が終わっています。ということで窯入れは今月から開始しました。栃木県益子から陶土が800キロ届き、陶土の補充も出来ました。陶彫制作においては順序良く進んでいて、今月は充実していたと言ってよいと思います。一日1点ずつ制作しているRECORDは、18日(日)にカメラマンが来て撮影を行いました。それに間に合わせるために下書きの山積みを解消しました。RECORDは先月あたりから夢中で制作に励んでいたので、何とか日々の流れに追いつき、通常の制作サイクルに戻しました。RECORDも充実していたと言えるでしょう。鑑賞は自分にとって身近な彫刻関係の展覧会に足を運びました。「脇谷徹ー素描ということ」展(武蔵野美術大学美術館)では刺激をもらいました。彫刻を始めた頃に記憶が戻り、彫塑に悩んでいた時代から自分はどのくらい成長があったのか、私は今も自分自身のキャリアを感じることができず、自分を戒める展覧会だったと感じました。コロナ渦の中で自粛していた映画は、今月になって久しぶりに行きました。「鬼滅の刃 無限列車編」(TOHOシネマズ鴨居)で話題沸騰中のアニメ劇場版を観てきました。今日観に行った「異端の鳥」(TOHOシネマズ川崎)は、その真逆にある映画で、一般受けはしないけれども、私のとって印象に残る映画となりました。やはり映画は面白いと再認識しました。読書は日系アメリカ人彫刻家のエッセイと論理学に関する書籍を読んでいて、来月も引き続き読んでいきます。芸術の秋はまだまだ続きます。来月は今月以上に充実させたいと願っています。

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