加藤正展によせて
2006年 11月 25日 土曜日
昨日の中島さんの個展に続き、もう一人大学の先輩が銀座で個展をしています。加藤さんは中島さんや池田先生のような師匠としての存在ではなく、年齢も近いので、むしろ気が通じ合った先輩といったところでしょうか。自分のウィーン滞在中にやはり彼の地に住んで、工芸美大のフッター教室で学んでいました。加藤さんはエッチング技法を駆使した心象風景を得意としていて、とくに樹木の表現は秀逸しています。自分も何点か所望してコレクションに加えました。最近はますます磨きがかかり、ビュランのような緻密さが出てきました。かと思えば水流のようなカタチの定まらない表現に挑戦していて、この方向も表現を広げる有効な手段だと思います。立ち止まることのない意欲に見習うところが多い人です。
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Tags: ウィーン, カタチ, 個展, 展覧会, 芸術家
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